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平成21年12月定例会(第4日12月10日)

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  1. 亀山市議会 2009-12-10
    平成21年12月定例会(第4日12月10日)


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    最終取得日: 2021-05-12
    平成21年12月定例会(第4日12月10日)    平成21年12月10日(木)午前10時 開議 第  1 市政に関する一般質問 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(22名)    1番  豊 田 恵 理 君     2番   福 沢 美由紀 君    3番  森   美和子 君     4番   鈴 木 達 夫 君    5番  岡 本 公 秀 君     6番   伊 藤 彦太郎 君    7番  前 田 耕 一 君     8番   中 村 嘉 孝 君    9番  宮 崎 勝 郎 君    10番   片 岡 武 男 君   11番  宮 村 和 典 君    12番   前 田   稔 君   13番  服 部 孝 規 君    14番   小 坂 直 親 君   15番  松 上   孝 君    16番   竹 井 道 男 君   17番  池 田 依 子 君    18番   大 井 捷 夫 君   19番  水 野 雪 男 君    20番   葛 西   豊 君   21番  櫻 井 清 蔵 君    22番   森   淳之祐 君 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〇欠席議員(なし) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇会議に出席した説明員職氏名  市長              櫻 井 義 之 君  副市長             小 坂 勝 宏 君  企画政策部長          古 川 鉄 也 君  企画政策部参事政策調整担当) 川 戸 正 則 君  総務財政部長          浦 野 徳 輝 君  市民部長            一 見   敏 君  保健福祉部長          広 森   繁 君  環境森林部長          国 分   純 君  産業建設部長          岡 崎 賢 一 君  産業建設部参事事業調整担当) 稲 垣 勝 也 君  上下水道部長          水 野   博 君  理事(設計審査担当)      服 部 利 周 君  参事(危機管理担当)      梅 本 公 宏 君  医療センター事務局長      伊 藤 誠 一 君  会計管理者           多 田 照 和 君  消防長             竹 内   清 君  関ロッジ支配人         本 間 一 也 君  教育委員会委員長        宮 﨑 洋 子 君  教育長             伊 東 靖 男 君  教育次長            水 野 義 弘 君  監査委員            落 合 弘 明 君  監査委員事務局長        谷 口   寛 君  選挙管理委員会事務局長     井 上 友 市 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇事務局職員  事務局長      西 川 省 三  書記  松 村   大  書記        原   千 里 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇会議の次第 (午前10時00分 開議) ○議長(水野雪男君)  おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事につきましては、お手元に配付の議事日程第4号により取り進めます。  これより日程第1、市政に関する一般質問を行います。  通告に従い、順次発言を許します。  2番 福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  おはようございます。  日本共産党議員団の福沢美由紀でございます。  早速質問に入らせていただきます。よろしくお願いします。  今回、4点質問いたします。  まず1点目、保育所事業についてお伺いします。  昨年12月議会で、男女共同参画に対する企業の意識調査より、仕事と家庭の両立支援について企業が市に求めるものの第1位は、保育の施設サービスの充実であったことを紹介し、亀山市の保育行政の充実を求め、質問しました。亀山市の状況は、特別保育と言われる保育事業の中、障害児保育については全園が行っておりますが、病児、病後児保育、休日保育は行われておらず、延長保育や一時保育については行っていても実施する園の割合が低く、全国平均も県の平均も下回っておりました。また、通常保育の枠内ですが、土曜日の終日保育も行われていませんでした。これらの充実に努めてまいりたいとのご答弁でしたが、この1年間の取り組みと進捗状況を伺いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  2番 福沢美由紀議員の質問に対する答弁を求めます。  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  おはようございます。  特別保育の状況ということでご質問をいただきましたので、ご答弁をさせていただきます。  女性の社会進出などによりまして、通常保育のほかに、全園でゼロ歳児保育や11時間保育、7時半から6時半まででございますが、行っております。また、特別保育事業といたしまして一時保育、延長保育、障害児保育を実施しているところでございます。  一時保育につきましては、私立の保育園2園で実施をいたしております。現在までに、延べ734名の方に利用をしていただいておるところでございます。また、延長保育につきましては、公立の2園、和田と関保育園でございます。私立も2園、野登ルンビニ園と亀山愛児園でございますけれども、こちらで午後7時30分まで1時間延長して実施をしておりまして、現在まで590名の方の利用がございます。障害児保育につきましては、公私立保育所の全園で受け入れ可能となっておりまして、現在9園で34名の障害児を受け入れているところでございます。また、土曜日の午後の保育につきましては、私立の保育所1園で実施をしているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  今のご答弁を聞いておりますと、昨年とあまり変わりがないように思うんですけれども、たしか昨年のご答弁の中では、21年度内にあと1園ずつ、例えば一時保育と延長保育についてもふやしていきたいというようなご答弁だったと思うんですけれども、今後広げる予定はおありでしょうか。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  特別保育の拡大につきましては、例えば一時保育では、場所の確保といったことも上げられます。延長保育につきましては、保育士の確保といった課題もございます。延長保育につきましては、通常6時半まででございますけれども、6時半できっちり終わるということではなく、仕事等でおくれるといった場合につきましては、その都度延長しておりまして、そういった運用で現在対応をしているところでございます。  今後の拡大につきましては、現在、子育ち応援プランの見直しを行っているところでもございます。その中で、新しい特定保育事業だとか、特別保育事業の目標事業量を設定いたしまして、その目標の達成に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  目標が、この21年度内にあと1園ずつということだったと思っていたんですけれども、それがちょっとおくれているという状況なわけですね。また、これからもそれだけの目標にとどまらず、ぜひとも広げていっていただきたい。また質問を後でします市外の保育園に皆さんが求めるというところも、このニーズにこたえ切れないという部分もあると思いますので、ぜひともやっていただきたいと思います。  次に、待機児童について伺いたいと思います。  待機児童の数については、きのう松上議員の質問で経年的なデータを伺ったところです。ことしの4月1日現在で31人ということでした。4月1日といいますと、長い間待機をしていた子がやっと入園したところの数で、県内のほとんどの市町は待機ゼロだったわけです。ゼロでないのは三重県内で4市町だけで、四日市と明和町が4人、亀山市と伊賀市が31人と、亀山市は突出して待機児が多いという結果だったわけです。  そこで、8ヵ月たった現在、一番最近の待機児童数をお聞きします。また、昨年待機児童について私が質問しましたことに対して、待機児童対策として8項目にわたって具体的な対策を上げられました。それに対する取り組みと進捗状況をお伺いします。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  待機児童のご質問でございますが、施設の面積だとか保育士確保のこともございまして、お待ちをいただいている方が10月1日現在で64名でございまして、内訳ですが、ゼロ歳児が23名、1歳児が17名、2歳児が24名となっているところでございます。現在、公私立保育所、また広域入所も含めまして最大限の受け入れをしておりまして、現在1,024名を受け入れているところでございます。今お待ちいただいている方につきましては、大半が申し込み期間を過ぎてからの方でございまして、あきができ次第、順次入所していただいているところでございます。  次に、待機児童解消策の検討結果はということでございますけれども、昨年12月、私どもで8項目についてご答弁を申し上げたところでございます。  まず一つ目の保育士の確保につきましては、直接雇用だとか人材派遣も含めまして、できる限りの確保をいたしているところでございます。  二つ目の施設の増築につきましては、第二愛護園で今回増築をいたしまして、定員の増加、15名を考えておりますが、これをさせていただく予定でございます。  三つ目の私立保育所での定員の増加につきましては、次年度で民間保育所の改築に伴いまして、定員の増加、20名を考えておりますが、こういったことが見込まれるところでございます。  四つ目には、就労予定者の追跡調査でございますが、実施をいたしておりますが、対象となるようなケースはございませんでした。  五つ目に、事業所内保育所でございます。こちらにつきましては、従業員の福利厚生の一つでもあり、受け入れは難しいといったことでございました。  六つ目の一時保育、ファミリーサポートセンターについては紹介をさせていただいているところでございます。  七つ目が、民間託児所の紹介につきましては、私どもシルバー人材センターの方に「ひよこ」というのがございますが、そちらの方を紹介をいたしているといったところでございます。  最後に八つ目、保育ママにつきましては、詳細がまだまだわからないことがたくさんございますので、さらにこちらについては研究をいたしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  対策を打っても追いついていかない、本当にたくさんの待機児童がいるということがよくわかりました。そして、絶対的にやっぱり保育園が足らないということがよくわかったと思います。この待機児童の対策の一環にもなると思うんですけれども、広域入所についてもお伺いします。  他市の保育所への入所の希望が見込まれる亀山市としては、需要に的確に対応できるよう、あらかじめ関係市町との連絡調整など体制整備に努めることが必要ですが、判断基準を示す内規が非常にきつい物言いで、なかなか進んでいかない。他市の保育所になかなか入れないという状況だったわけなんですけれども、これについて見直すというご答弁でした。それについてどうだったのかということと、今、経年的にも広域入所が何人ぐらいいらっしゃるのか、お伺いします。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  待機児童の解消策としての広域入所はどうかということでございますけれども、内規につきましては一部、文面での整理をいたしたところでございますが、入所先の市町の承諾を必要といたしまして、当該市町の保育が優先されますことから、一般入所のようにはできないところでございます。  現在と昨年の状況でございますが、平成20年度では44名、本年度、21年度では39名となっております。多くの方は鈴鹿市への広域入所といったところでございます。今後も関係市町と十分な連絡調整を行いまして、積極的な広域入所の体制整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  本来であれば、里帰り分娩であるとか、他市に職場があるとかのことで利用する広域入所ですけれども、亀山市が潤沢に保育園があるわけではないという事情をかんがみまして、調整を進めていただきたいと思います。  こういう状況の中、真剣に土地を探して、民間保育所をつくるということが必要になってくるんではないかと思うんですが、これについてそういう気があるのかないのか、市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)
     櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  おはようございます。  福沢議員のご質問にお答えをさせていただきます。  民間保育所等々、いろいろ待機児童対策として考えていく考えはあるかということでございます。  いずれにいたしましても、今の待機の実態というのは、今ご指摘いただいた局面でございまして、十分認識をさせていただきながら、非常にさまざまな環境の変化も起こっておりますので、今後そのご指摘も含めて、保育所のあり方検討会をしっかり立ち上げていく中で、具体的な対策を整理していくという中で結論を出していきたいと思います。ただ、大きな流れとしては、ご指摘のことも含めて、そういう環境をつくっていくということになろうかと思いますけれども、従前からご答弁をさせていただいております、22年度に保育所の基本的な方向、あり方の検討をしっかり積み上げをさせていただきたいと、現時点ではそのように考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  ぜひとも前向きに進めていただきたいと思います。  時間がありません。次の質問に移りたいと思います。  保育士の雇用状況についてお伺いしたいと思います。  これは、昨年は質問はしなかったわけですけれども、今回、保育士の雇用状況について伺います。人数ですとか、年齢や経験年数などについて、また亀山市の保育士の非正規雇用、非常勤職員の占める割合が県下でも非常に高い。第4位だということなんですね。ここ5年ほどの正規と非正規との割合とか、人数も伺いたいと思います。そして、それらの待遇についても、たくさんですが、お伺いします。  そして一つ、そもそも正規職員に対して、非常勤の保育士はどういう仕事をするのかということもあわせてお伺いをいたします。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  保育士の雇用状況でございますけれども、10月1日現在で正規職員が43名、非常勤職員につきましては4時間と8時間の者がございますが、合わせまして延べで102名でございます。また、障害児保育対応の加配保育士は、今の102名のうち26名でございます。また、非常勤職員の処遇でございますけれども、給与は保育補助員で時間1,000円からクラス担任の1,300円まで4段階となっております。有給休暇につきましては年間12日、夏季休暇は採用時期により2日から3日間、交通費もキロ数に応じて日額100円から1,300円までとなっております。また社会保険については、8時間勤務の者につきましては社会保険・雇用保険に加入しております。4時間の保育士につきましては、雇用保険に加入をしているところでございます。  次に、非常勤職員の割合でございます。各年4月1日現在でございますけれども、平成17年度が59%でございます。18年度が55.6%、19年度が55.6%、20年度が57%、21年度は保育児童数の増加によりまして、新しい採用が増加をいたしまして62.6.%となっております。また年齢別では、20代が26名、30代が22名、40代が35名、50代が16名、60代が3名でございます。次いで経験年数は、これも4月1日現在でございますが、3年未満が31名、3年から5年未満が16人、5年から10年未満が30人、10年以上が15名というふうになっております。  非常勤職員につきましては、朝の出迎えといった保育補助の業務だとか、あとは保育士本来の業務、またクラス担任といった業務に当たっていただいております。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  いいバランスの先生方だとは思います。ただ、正規と非正規のバランスは、とても非正規が多いということがよくわかりました。それで非正規の先生というのは、正規の先生に比べて、正規の先生の補助的な仕事をするという役割で多分雇われているんだと思いますね。しかし、その非常勤の保育士の先生が、非常勤の待遇のままでクラス担任を持って、正規雇用の保育士と全く同じ仕事をしているという例があります。これは各園に何人おられますか。そして、クラス担任をする保育士は、年収でいうと正規と非正規でどれぐらいの差があるのか、具体的な例を挙げてご答弁願います。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  クラス担任をしております非常勤職員の人数でございますけれども、育児休業がございますので、育児休業の代替3人を含めまして、非常勤職員の10名がクラス担任で、主にゼロ歳から2歳児を担当しているところでございます。  それと、給与のご質問でございます。まず正規職員でございますが、短大卒の初任給で見込みますと、地域手当、期末・勤勉手当、通勤費用を含めまして年間で約250万円でございます。保育士全体の平均給与を見込みますと、年間で約480万円でございます。非常勤職員のクラス担任につきましては、時間1,300円でございますので、こちらで通勤費を含めて見込みますと、年間で約240万円といった現状でございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  同じ資格を持って、同じ時間だけ同じ仕事をして、正規雇用だと480万何がし、非正規雇用だと250万円ぐらい、本当に半分なんですね。こんなに1年間で差が出てしまう。ボーナスの時期には寂しい思いをする。これはおかしいんではないでしょうか。最低、クラスの数だけでも正規で雇用するべきだと思います。  それで、細かい話ですけれども、交通費だけ見ても条件をそろえまして、それでも正規が4,100円、同じだけ日数を重ねて非正規だと3,000円、これだけの差があるんです。交通費は移動にかかる費用ですから、雇用の形態によって差が出るのはおかしいと思います。これらを是正するべきではありませんか。これらを続けていていいのでしょうか。これについては、市長のご見解を伺いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  非常勤職員のクラス担任は正規と同じ業務をしておりますが、正規職員の数をふやすことはできないのかというようなご趣旨でもあろうかと存じます。  保育所職員のみならず市職員の定数管理につきましては、平成17年に示されました国の集中改革プランに基づく亀山市の定員適正化計画によりまして、平成17年4月の職員数を基本に5%、23人の職員を削減する取り組みを、議員ご案内のように今日まで進めてまいったところでございます。本年、目標年度を迎えておりますが、この目標値はクリアをされる見込みとなっているところであります。これは、退職者の補充を一部見送ることや、組織・機構改革などを実施することにより達成できるものというふうに認識をいたしております。  この間でありますけれども、保育所、それから幼稚園の職場におきましては、退職者を完全補充いたし、今年度におきましては退職者を1名上回る補充を行い、さらには障害児保育の加配を行うなど、職員体制の充実に努めてきたところでございます。  また、先ほどもご答弁させていただきましたが、保育所のあり方検討委員会の中で、保育所の配置・運営につきまして検討いたすことと考えておりますので、その結果も十分勘案しながら、適正な人員配置に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  交通費についての答弁が漏れておりますのでもう一度お願いしたいのと、適正な人員配置というのは、私が先ほどから言っていますのは、やはりクラスが五つあったら5人は先生を確保していただく、そんな当たり前のことなんですね。それについて、しますと言っていただいたのかどうか、もう一度確認をいたしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  福沢議員に申し上げます。4回目の質問は議長の許可が要りますので、心得てください。  では、答弁を求めます。  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  通勤費の答弁でございますけれども、通勤費につきましては、人事担当部局ともこれから協議をさせていただきまして、改定に向けた検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  小坂副市長。 ○副市長(小坂勝宏君)(登壇)  ただいま市長からも、保育所を来年度見直していく、その中で大きくつかめていきたいというご答弁を申し上げました。確かに今議会におきましても、急激にこの地域の状況、特に保育を取り巻く環境が大きく変わっているということは実感をいたしており、必ずしも追いついていき切れていない部分もございますけれども、その見直しの中では、実態に即した議論をしていただいて、それを謙虚に受けとめた対策というのは当然必要になると思っており、そうした人事的な事務の進め方についてもよく見ていきたいというふうに考えております。  なお、そういうふうにいろんな障害児加配とか、今議会にも補正予算を6名分の計上をさせていただいております。さまざまな面で、できることはすぐやるつもりでやっているということも、またご理解を賜りたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  次の質問に移らせていただきます。  CEF亀山ウインドファーム計画についてお伺いします。  写真を見ていただきたいんですけれども、これは亀田町の伊藤さんが、明星ヶ岳と雨引山にこんなふうに立つのかなというシミュレーションをした写真なんですけれども、9月議会で水野議長が質問をされて、既に施設が設置されている地域などの状況も勘案しながら、研究を深め、慎重に取り扱ってまいりたいという答弁があったと思います。調査結果がどうであったのか、伺っていきたいと思います。  私は、青山高原の風車を見てまいりましたが、これもとても大きいと感じました。でも、今回予定されているものは、その3倍を超える発電力のものと聞きます。全国に風力発電の施設がどれだけあって、同規模の施設がどれだけあるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  おはようございます。  既に風力発電施設が設置されております地域への調査につきましては、私ども企画政策部の職員が調査に上がったところでございます。本年7月には、兵庫県南あわじ市の南あわじウインドファーム、及び山口県下関市の豊北ウインドファームの2ヵ所に視察を行い、各自治体職員より情報を聞き取ったところでございます。この2ヵ所につきましては、ともに亀山市内に風力発電施設の建設を計画しておりますクリーンエナジーファクトリー株式会社が設置・稼働している施設でございます。  一つ目の南あわじウインドファームにつきましては、平成17年度に計画書が提出され、地域や自治体の同意のもと事業が進められております。しかし、施設より約350メートルの距離に別荘地があるなど、工事着手及び供用開始後に、騒音や風車の日陰に関して地域住民より苦情が出されている状況にあるとのことで、市としましても騒音の独自調査の必要性を感じていると期したところでございます。  2点目の下関市の豊北ウインドファームにつきましては、旧豊北町において計画されたものでありまして、経営悪化の農場を支援する地域振興策や自治体への財政面等のメリットなど、地域全体が好意をもって受け入れているとのことであります。そのため、特に住民から苦情については出されておらず、順調に稼働しているとお聞きしております。このように、風力発電の建設につきましては、各地域の状況や特性により地域住民の受け取り方も大きく違いがあるとともに、事業者による事前の十分な地域への説明が不可欠であると感じたところでございます。  次に、全国でどの程度、風力発電が設置されているかということでございますが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の資料によりますと、建設数は約1,500基、建設箇所数は約280ヵ所というようなことでございまして、これは売電をされている事業というふうな限定でございます。なお、1ヵ所当たりの設置台数につきましては、1基から57基と、かなり幅の広いものになってございます。  それから、クリーンエナジーファクトリーによる施設導入の実績というようなことでございますが、亀山市と同規模と言われる部分につきましては、これが5万キロワット以上でございますが1ヵ所ございまして、下関市旧豊北町、これ見させていただいた部分ではございますが、白滝山ウインドファームというところでございます。あと3万キロワットが2ヵ所、これは兵庫県南あわじ市と、和歌山県の有田郡広川町の方にあるということでお聞きしております。それから1万キロワットが4ヵ所で北海道根室市、それから大分県玖珠郡、山口県下関市、静岡県東伊豆町ということでございます。これを合わせますと7ヵ所94基となりますところですが、1万キロワット未満のところもございますので、クリーンエナジーファクトリー全体では、10ヵ所100基を運営しているということで聞いておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  今お伺いした施設やら、見に行っていただいた施設、亀山市に一番近い条件というところを探して、ぜひ見ていただきたいなと思うんですね。立地条件でありますとか、ああいう山、今回出しておる山なのかとか、そこら辺も聞きたいですし、民家との距離がどうであるのか、先ほど350メートルというのもありましたけれども、あと人体への被害状況が視察していただいてどうやったのか、環境への影響について何にも言われていないのか、その辺もあわせて伺いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  先ほどご答弁させていただいた部分と少しダブりますが、まず発電設置に係る事業者によって、対応が違うというふうなことがありましたので、今回の視察については、クリーンエナジーファクトリーが導入している施設を視察させていただいたというふうなことをポイントに絞りましたので、ちょっと背景は違うということでございますが、そういった部分については、私どものガイドラインの中でも、例えば景観とかそういった部分は別で配慮いたしますので、事業者の対応について視察に行ったというふうなことでご理解をいただきたいと思います。  それで、後で申しました下関の豊北ウインドファームにつきましては、苦情もないというふうなことでございますので、自治体の職員から聞いたところでは、ないと。ただし、南あわじウインドファームにつきましては、先ほども言いました350メートルに近いということで、工事着手とかその後の供用開始後にも騒音の被害があるというようなことの苦情も当然寄せられておりますし、風車の被害というようなことも聞いております。ただ低周波音については、特にその部分についてはお聞きはしておりませんが、なかなかそういった部分については、人体への影響はまだ未知数というふうなことで、我々としてもいろんなところの方面で聞き取りをしておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  2番 福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  さらに、今後研究・調査していただきたい。同じような立地条件のものも、別の会社としても見ていただきたいと思います。  今後の市の対応について伺いたいんですけれども、この前水野議員が質問した後、業者側に新しい動きがあるのかどうか、進捗状況がどうか、今後の予定がどうなのか。それと一番地元の皆さんが心配していらっしゃるのは、地元の理解なしに進めないということは、この前言われていましたけれども、それが本当に担保されるのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  当市で建設が計画をされております風力発電施設につきましては、まだ事業の開発行為申請は現時点で提出されておりません。しかし、同計画によります環境への影響、人体への影響等々を勘案して、10月に環境保全審議会を開催いただき、専門的な見地から事業者より提出されている計画について、既に審議を行っていただいておるところでございます。  こうした中、去る11月27日には、野登、白川、関北部、坂下の4地域より、4,857名に上る建設反対の署名をご提出いただきました。亀山市といたしましては、9月議会でも水野議員のご質問にお答えをさせていただきましたが、地域の理解を得ることが最も重要なことであり、大前提であると考えておりますので、事業者に対しその旨申し伝えておるところでございます。このことから、反対署名につきましても、今議員ご指摘の今後どうするのかということにつきましても、地域住民の思いをしっかり真摯に受けとめさせていただいて、環境保全審議会のご意見とあわせて慎重に対応してまいりたいと考えております。なお、環境省の動向にも注意をいたしてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  建設に伴いまして、事業者が行う場合については、ほとんどのケースが国に対して補助金を申請するというようなことになりますが、この補助金の申請に当たっての要件でございます。地元調整要件としましては、市長の同意書の添付、それから地元住民への説明会の開催と、会議録への参加者または代表者の確認署名、さらには建設地における地権者全員の同意書を添付することが必要でございまして、基本的には地元の同意をなくして事業は着手されないというふうな考え方でおるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  わかりました。ただいま出ました環境保全審議会というものが、かなり重要な役割を持って審議していただくようなんですけれども、これについての構成メンバーや、今後の開催の予定はどうなのか。また、公開されているのかどうか、地元の住民が聞きに行けるのかどうかをお伺いしたいと思います。  それから、全国からの健康被害の指摘を受けて、環境省がことしの8月から調査に入ったということですけれども、この調査結果を待つことなく先走るようなことがないのか、そこら辺の心配、あと自社で聞き取り調査をするということも言っておられますけれども、それもきちんと待って進めていただくのか、その点についても確認をしたいと思います。
    ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  環境保全審議会のメンバーでございますが、まず識見を有する者といたしまして大学の教授など7名、それから公共的団体等の役員ということで2名、9名によりメンバー構成を行っております。しかしながら、今回の案件は風力発電という亀山市始まって以来のこと、また重要な案件ということで、特に低周波、それから地質などの関係から、専門員といたしまして、またこれも大学の教授でございますが2名加わっていただいております。  それから次回でございますが、1月の後半か2月にかけて開催を予定いたしております。それから公開・非公開につきましては、公開で行っているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  事業者の今後の対応というようなことでお聞きしたと思いますが、亀山市においては、風力発電施設等の建設に関するガイドラインをつくりまして、ガイドラインに従って事業を進めていただきたいというようなことは前提でございますが、9月議会にもご答弁申し上げておりますが、事業者に対しましては、地域全体の理解が得られなければ事業を進めることはできないというような旨を伝えておりまして、こういったことについては、事業者に再度申し伝えていきたいというように思っております。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  ありがとうございます。  市長のマニフェストを見ておりますと、「環境のカタチ」という中で、野登地区から加太地区へと連なる鈴鹿山系において、自然破壊につながる開発行為を原則認めない環境保全区を指定しますとあります。これについて、関連が今回あるのかどうかを含めて、もう一度市長の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  私のマニフェストに関連してというご質問でございます。  当然この鈴鹿山系から布引山系に連なりますこの山並みというのは、本当に亀山市民全体の大きな財産であろうというふうに思います。これを今日まで積み上げてこられた先人、あるいはここに生きる私ども、それから未来に生きる次なる世代、これはやっぱりしっかりと守り継承していくということの必要性を非常に重視いたしておるところでございます。そういう視点も含めながら、直接関連があるかどうかということではございませんけれども、今日までの民間事業者による市民の皆さんの署名等々の運動を通じながら、かつて採石、試掘権の停止等々ございますけれども、このエリアというのは、やはり今後もしっかりこの自然環境を守っていく非常に重要なエリアであるという私自身の思いは、強く持たせていただいているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  次の質問に移らせていただきたいと思います。  JR下庄駅の駅前の整備について伺います。  写真を見ていただきたいんですけれども、白い建物が駅なんですけれども、下の方に見えているのが水たまりなんですね。わかりますよね。大人が寝て入れるぐらい大きな水たまりなんですけれども、写真のとおりひどい状況で、転倒したとか、水たまりにはまったとか、靴がすぐ傷むなどの苦情は絶えません。バリアフリーにはほど遠い状況。先日も電話で、阿野田の方の方から、いつまでこのままほうっておくんやと。あんな駅がほかにあるんかというような苦情をいただいたところでございます。昨年、いろんな方のお力をかりまして、4月に直接JR東海に交渉して、バラスだけでずうっとこの大きい穴を全部埋めてもらったんです。そのときはきれいだったんですけれども、やはり1年以上たって、時がたてばこのとおりで、やはり車も通るしバスも旋回しますので、やっぱりすぐに舗装が必要なわけです。10月14日昼生地区で、きらりまちづくりトークで地元要求としても、この駅前広場の舗装を上げられています。ご答弁としては、JRの私有地であり、そういうことを拒否されておってできないという旨のことでありました。  もう一つ一緒に見ておいていただきたい。これも同じ駅なんですけれども、これは駐輪場のない駅前広場に雑多に自転車がとめられている状況で、この白い線が道との境なんですね。これ少しでも超えると道に出てしまって、自転車が車に引かれてしまうということで、1列だけじゃなくて縦横2列にとまっているということで、この横をバスが通って、向こうのでこぼこの道のところを旋回するという状況なんですね。  そこで質問したいんですけれども、まずこの下庄駅、小さな建物でしたけれども、この乗降客が何人なのかをまず確認しておきたいと思います。そしてまちづくりトーク、10月14日でしたけれども、それから2ヵ月弱たちましたけど、この間、今までの間にJR東海と交渉したのかどうか。また、今までどのような形でこの要望を伝えてきたのか。回数や相手や交渉内容などを、具体的なものがわかりましたら聞かせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  まず1点目の下庄駅の乗降客ということのご質問でございますが、三重県統計書に基づく推計値でございまして、平成19年度のものが最新の数値でございますが、乗降客638人という状況でございます。  それと、去る14日からのキラリまちづくりトークでの答弁の後のJRとの交渉はどうかということでございますが、その後のこの間での交渉はございませんが、これまでの中では、JRには舗装の要請等はしてございますが、現在のところ舗装整備には至っていないという状況でございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  切実な要求なわけですね、これ。私たち本当に地元の者にとっては、リニアの駅のことよりも本当にこういうことをきちんと、ささやかやけども切実にやっていただきたいという要求だったわけですけれども、2ヵ月あってもまだ一回も交渉していただいていないということは本当に残念です。次回、いつどのような内容で交渉される予定なのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  キラリまちづくりトークのときにもご答弁させていただきましたように、JR下庄駅の駅前広場につきましては、JR東海の敷地となっておりますことから、維持管理についても土地所有者であるJRが行うことを原則としておるところでございます。  また、地域交通活性化・再編の南部ルートバス運行の乗り入れ時に、バス事業者である三重交通が構内営業権を取得し、通行に支障を来すことがあれば、必要な維持管理はJRが行うこととしております。また、このご要望の舗装整備につきましては、今後機会があるごとに、このことについて要望してまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  通行に支障を来しているから再々要望をいたしているわけなので、どういう理由でここは、例えば亀山市がきちんと舗装するといっても断りになる理由を、具体的な交渉内容を教えていただきたいと思います。それで、今までもしていただいていたということですけれども、市外、県外の自治体が幾つかかかわっている駅前周辺整備というのがあるんだと思うんですね。JR、近鉄、いろんなところがあると思いますけれども、ぜひ1回調査をしていただきたい。また、それで今までの交渉の仕方で聞いてもらえないなら、利用者のアンケート調査をするとか、さらに切実な要求が伝わる交渉方法の工夫はできないのか。また、バスの停留所や旋回場所になっていることから、利用する地元住民のみならず、亀山市と三重交通とともに交渉できないのか。亀山市が1回舗装するだけでなくて、ずうっと後々も管理をするということが選択できないのか。それを言ってもだめなのか。相手があることではありますけれども、市としてできる限りのことを尽くしてほしいんですけれども、それに対するご答弁をお願いします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  市が舗装し、市が管理できないかということ、また、そういう要望の工夫ができないかというご質問でございます。  市が舗装し、市が管理していくことにつきましては、JRの広場全面がJRの敷地であることから、やはり原則JRの整備になろうかというふうに考えております。またJRでは、そういう面で必要性は低いと判断していると聞いていることから、より難しいというふうに考えてございます。それで三重交通ともどもは、整備については傷んできた時点で要望してまいりたいというふうに考えているところでございます。また、旋回する場所につきましては、一部JRが月決め駐車場にも利用しているところでもございますので、そこへ市が管理していくというのも、現状としては難しいものと考えているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  次の駐輪場について質問させていただきます。  交渉については、相手が同じですので割愛させていただきます。ただ、本当に要望が伝わっていないんだなという実感をいたしました。さらに工夫をしていただきたい。  1点質問したいのは、市長のマニフェストをまたこれ使わせていただきますけど、「環境のカタチ」の中で、自転車の利用促進の提唱、公共施設などにおける駐輪場の設置を拡大しますとあります。この市長の環境に対する熱い思いを相手に伝えて、車に依存することなく徒歩やJR利用を進めていくためにも、駅前整備が不可欠であるということを直接交渉してもらうわけにいかないのか、その点についてお伺いしたいと思います。ご見解をお願いします。 ○議長(水野雪男君)  答弁を求めます。  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  駐輪場の件でございますけど、先ほど相手は一緒ということでございましたが、まずは市の考えとしては、市が整備するとした場合、有償による借地であるとか、土地購入が必要となるという観点から、駐輪場整備ということにつきましても、早々に実施することが困難な状況というふうに考えてございますので、このことから、JR東海に根気よく理解を得られるように努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今の下庄駅のお話でございますが、今ご答弁申し上げましたように、JR東海さんの敷地、ここの整備を市が行うかどうかという問題であります。  これもご案内のように、やっぱり公的介入をどこまでしていくのかという議論が非常に重要であろうと考えておりますが、私どもは、今実情を改善できるようなさまざまな提案も今後させていただきたいと思っておりますけれども、しかし、交渉相手でありますJR東海さんとその協議を重ねていく中で、今日に至るさまざまな条件やいきさつがございます。そういうことも踏まえながら、その状況を改善できるような局面を、交渉の重ねる中で模索をしていくという姿勢が大事であろうと思っておりまして、その点につきましてはご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  私が申しましたのは、市長の直接の交渉ができないのか、市長がマニフェストで自転車の利用促進をすると書いていらっしゃることで、市長の環境に対する、また公共交通を使うことに対することについて必要だからと、直接JRに伝えるということはできないのかということをお伺いしました。それについてのご答弁が漏れておりますので、お願いしたいと思います。  公共としても自覚していただきたいし、JRの私有地でありますけど、だれのお客さんのためかということもぜひ伝えていただきたいし、これはけがをしてからとか、何かあってからでは遅いので、ぜひ本当に急いで前向きにやっていただきたいんです。ご答弁お願いします。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  今後、さまざまな局面があろうかと思います。下庄駅の整備に限らず、多くの課題を抱えておるJRさんとの関係の中でございます。そういうことをやっぱり一つずつ改善をしていくと、この姿勢には変わりはございません。市長みずからその交渉はいかがというご趣旨でございますが、そういうみずからの思いも含めて、今後の協議に臨んでまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  亀山駅には、JRの敷地内でもエレベーターを設置いたしますし、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  家電リサイクル製品の自治体での受け入れについてということで上げました。最近、亀山市にたくさんの冷蔵庫が不法投棄された事件がありました。一定の解決を見たとのことなので、概要をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  今回の不法投棄の発生した経緯でございますが、まず10月13日に自治会長、また市民の方々から、冷蔵庫が大量に不法投棄されているということで市の方に連絡がありました。現地に直ちに向かい、確認の上、警察に通報したと。初めこの1点だったんですが、次々に連絡が入りまして、合計8ヵ所、全部で55台の不法投棄がございました。  それから10月19日ですが、鈴鹿警察署の方で不法投棄を行った者が特定をされまして、亀山市にも1ヵ所投棄したという供述がございまして、この時点で自白をした本人が、その1ヵ所、8台でございましたが、撤去をしたと。それから、それを聞いていただいた亀山警察の方でも、その本人の取り調べを行っていただき、その本人がもう1ヵ所は捨てたというふうに自白をして、本人が撤去したと。しかしながら、残りの6ヵ所は自分が捨てたということは認めなかったという経緯がございます。いつまでもその場所にほうっておいても市民の方に迷惑がかかりますので、市としまして、11月8日と26日に残りの冷蔵庫をすべて撤去したというところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  また写真を見ていただきたいんですけれども、このような形で、これは私の家の近くの下庄の里山の私有地ですけれども、乱雑にほうってあるんですね。中のモーターみたいな、コンプレッサーみたいな部分が全部取ってあって、本当にほかす部分だけがこうやって捨てられている状況でした。今回こういう不法投棄された冷蔵庫は、一体どういうルートでこのようなことになったと想定されるのか。今回のことを受けて、地元の方からも疑念の声として、アナウンスをして家電回収をする業者があるけど、あれどうなんやとか、無料で持ってきてもろうたら引き取るというような業者もあるけど、どうなんや。引き渡したら、あの冷蔵庫はどこへ行くんやというようなことを聞かれるんです。これらが不法投棄につながるということがあるのかどうか、それらの業者に対する許認可はどこが与えているのか、わかる範囲でお答え願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  入手ルートでございますが、入手ルートについては、私どもでは確認することができませんでした。それと、どうやってまた捨てたかというところでございますが、不要となった冷蔵庫を業者が回収して、モーターなどの利用できる部分だけを取り除いて、残りの部分を本来なら産業廃棄物なりで処理すべきところを、費用のことだと思いますが、その辺を負担したくないという思いで不法投棄したというものだと思われます。  また、こういった業者がずうっと各地域を回っておりまして、無料で回収しますとかいうような形でございますが、これの中で不法投棄につながるのではないかということでございますが、回収業者が家電リサイクル品を回収した後に、修繕などを行いまして、商品として販売するといった事業も行っております。これらのことから、無料または有価で回収すれば、違法ということではございません。違法となるのは、回収業者がその家電リサイクル品を解体して、今回のように残りの部分を不法投棄するといったものが違法となるところでございます。ですから、こういった業者に無料で出すことが不法投棄につながるかどうかというような点については、今回のケースがまさに違法となる部分であったのではないかというふうに思っております。  そんな中で、こういった業者の許可権限でございますが、古物商という業であれば公安委員会の許可になりますが、果たしてこういった今回のような業者が古物商に該当するかどうかというところまでは、確認はできてございません。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  修理をして、きちんと売るなどすれば違反ではない。また、残りの冷蔵庫、このようにほかさんと、きちんと産業廃棄物として処理をすれば違反ではない、ところが、それをそうしないでほってしまったということが今回の事件につながったということのようですけれども、きのうもテレビの不法投棄のことを質問がありましたけれども、これから本当にふえてくるんじゃないかという心配もあります。近年の不法投棄の状況と、処理にかかった経費、どれぐらいになるのか。きのうテレビのことを伺いましたので、この家電リサイクルのほかの製品で伺いたいと思います。
    ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  不法投棄の状況でございますが、平成19年、20年、21年の順にご報告させていただきたいと思います。  21年度は11月末現在ということでございますが、テレビのほかはエアコンが16台、6台、5台。それから洗濯機42台、40台、24台。冷蔵庫54台、55台、80台でございます。市が負担したリサイクルの費用でございますが、81万円、77万円、77万円というところでございます。  昨日も中村議員にもご答弁申し上げましたが、テレビが増加傾向にございます。また今年度、冷蔵庫も急増しておりますが、これは先ほどご答弁申し上げました55台の不法投棄によるものだと思っております。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  次の質問ですが、どうしてこのようなことになってくるのかということなんですけれども、やはりこの家電リサイクル法に不備があるんだろうなということは、皆さんおっしゃるわけですね。この家電製品の価格に処分するための料金は上乗せするべきだし、預かり金もかけて、きちんとリサイクルに出したら預かり金が戻ってくるシステムなども考えていかないと、不法投棄はなくならないのではないかと思われます。私も廃棄物問題のNPOに入って、これらの要望活動をいろんな国会議員にもしているわけなんですけれども、やっぱり亀山市としても、この法整備を求めて国に働きかけていくという動きを強めていくべきだと思うんですけれども、それに対するご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  議員ご所見のように、この後払い制度を改め、前払い方式とか、例えばデポジット方式などの導入につきましては、市としても不法投棄の防止に有効な施策と考えているところでございます。三重県や県下の市町村、集まる機会も多数ございますので、これらと連携して国へ制度の見直しの要望をしてまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  この最近の経済情勢の中で、どうしても買いかえるんではなくて、住まいを離れなくちゃいけない、故郷に帰るですとか、仕事がなくなってという状況の中で、捨てていかなくちゃいけないという方がやっぱり多くて、実際に派遣の方とかで相談があった方も、リサイクルのお金がないという話もありました。そういうことも多分影響があるんかなとも思うんですけれども、まずはこの処分のリサイクルの方法というのがわかりにくいなということも思うわけです。買いかえじゃなくても、業者も回収してくれる電気屋さんとか、大きな家電メーカーなんかも回収してくれるということなんですけれども、そういう情報もわかりにくいし、市がそういう運搬についても、衛生会社さん4社に委託しているということなんですけれども、その情報も私も不勉強で、今回初めて知ったわけなんですけれども、なかなかちょっとわかりにくいし、この運搬料金というのが、物によっていろいろ違っていたり、とりに行ったらどんだけとか、2回やったらどんだけとか、そんなことがかかってくるということがやっぱりわかりにくいし、わからんもんに電話をかけたり調べたりということが、多くの方もたくさん見えると思うんですね。ですから、そういう意味では、もっと周知を願いたいし、市民がわかりやすいということが今の状況では大事やと思うんです。  そういう意味で、わかりやすい回収先としては、自治体がするということをやっているところがありますよね。私も調べましたら、県内に11市町が、自治体でリサイクル券を張ったものを郵便局で買っていただいて、それを張ったものを運搬料を預かって、引き取って、たまったところでそういうところへ持っていくということをやっている市町が11市町あったわけなんですけれども、亀山市はそれをする可能性とか、お考えとかいうのはないのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  家電リサイクル対象の4品目につきましては、各製造メーカーが指定引き取り場所に集められた家電製品を、定められたルートにより再資源化するという制度になっているところでございます。当初、指定引き取り場所は、製造メーカーごとにAとBの二つのグループに分けておりまして、Aグループが4ヵ所、伊賀市、伊勢市、津市、四日市市。Bグループがまたこれも4ヵ所で、伊賀市、尾鷲市、松阪市、四日市市となっていたところでございます。  これに伴いまして、平成20年度まではメーカー指定引き取り場所以外に、議員言われたように、松阪市、名張市、鳥羽市、志摩市、尾鷲市、熊野市、多気町、南伊勢町、紀北町、紀宝町、御浜町の11市町が受け入れを行っておりました。受け入れ市町が特に県南部地域に集中している理由といたしましては、指定引き取り場所までの距離や、時間的なことなどの地域的な事情を解消するために取り組まれたものと思われます。なお、平成21年の法改正によりまして、A・Bの区分けがなくなりました。ということで、県下8ヵ所の指定引き取り場所ですべての品目を取り扱うということになりましたことから、現在尾鷲市はこの受け入れを中止したというところでございます。  亀山市におきましては、家電リサイクル対象品目は受け入れをいたしておりませんが、市内の家電小売店での引き取り、それから指定引き取り場所への直接持ち込み、これはこの辺では四日市市と津市でありますが、それと一般廃棄物の収集運搬の許可業者である市内し尿処理4業者の戸別収集依頼と、この三つの方法により対応いたしております。特に、このし尿業者による引き取りは、受け入れを行っていない自治体において取り組んでいる手法でありまして、ただ捨てるだけの場合でお困りの方々は、自宅まで引き取りに来てもらえることから、高齢者、また車の運転のできない方などに非常に喜ばれているところでございます。また家電小売店におきましては、買いかえ以外の場合でも引き取りは可能でありますことから、ご相談いただければと存じます。  このように、亀山市では小売店、し尿処理業者とも連携を図って対応いたしておりますことから、現行の方法を継続してまいりたいというふうに考えているところでございます。  また、先ほど市民の方々が処分方法をまだ知らない方が見えるというご質問でございましたが、この点につきましては、現在はごみハンドブック、またごみカレンダーに掲載をしておりますが、市民の方々に十分知っていただくためにも、今後は広報、ケーブルテレビ、ホームページなども利用して、さらなるPRに努めていこうと思っております。そんな中で、地デジ放送への移行が目の前に迫っておりますが、その中で買いかえをされる方々もたくさんふえると思います。そんな中で、環境としましては、こういった「テレビのリサイクル方法について」というチラシを今現在作成しております。こういったものも準備をしているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  福沢美由紀議員。 ○2番(福沢美由紀君)(登壇)  環境センターというと、非常に皆さんも安心してわかりやすいし、いろんな情報が、今話を聞いていてもすごくわかりにくかったと思うんですね。そういう中では、本当にわかりやすいのかなと思うんですけれども、それをカバーするだけのそういう情報をきちんとわかりやすく伝えていただくということは、もしできないのであればしていただきたいし、やっぱり料金体系がわかりにくいというのは非常に使いづらいと思うんです。ですから、やっぱりそれがわかりやすい表示とか、そんなのをしていただきたいし、お引っ越しの出やすいシーズンには、きちんとより一層言っていただきたいと思います。  今回のこの事件を経て、不法投棄を許さないまちづくりということをきちんとしていかないといけないと思います。ごみ一つほられると、新たにほられる、またふえるということがよくあるんですけれども、これを機に、やっぱり許さないということを市民一人一人も自覚するべきですし、マイナスにしない手だてが必要だと思います。そのためには、市は一体、きのうも言われていましたけれども、いろんなカメラをつけるとか、もう一回、そういうためにどういうことができるのかということを言っていただきたい。  それから、自分の手を離れた家電が不法投棄につながるかどうかということも、私たちももっと考えていかなくちゃいけないなと思いますし、捨てられない工夫、私有地に捨てられていた方はロープを張るということをすることも、言っていただかないとわかりにくいので、そういう意味での啓蒙もしていただきたいなと思うんですけど、今後の取り組みについて最後にお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  昨日もご答弁申し上げました監視カメラ、その辺を中心にやっていこうと思いますが、それと同時に環境パトロールの強化、また業務提携をしております郵便局員さんからの情報提供、さらには地域の環境指導員などの方からの情報提供、これらも活用いたしまして、監視体制を強固なものにしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(水野雪男君)  2番 福沢美由紀議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩いたします。 (午前11時16分 休憩) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (午前11時26分 再開) ○議長(水野雪男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、4番 鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  新和会の鈴木でございます。  早速です。通告により質問をさせていただきます。  まず、小・中学校の空調機整備事業についてでございますが、市長のマニフェスト、教育のカタチの中で、小・中学校のサマースクール、特別支援教室への冷房設備100%完備を実現しますと。期限が3年以内と、こういう書き込みの中で6月に予算づけをし、議会もこれを認め、本年度より3年計画にてサマースクール、特別支援教室に対応する普通教室の一部に、本年は来年改修予定の4校の設計業務の委託に500万円を計上されました。  そこで、まず市長、質問をさせていただきます。  この空調機設備事業は、サマースクール、特別支援教室に限定して管理しようとするものなのか、あるいは、将来普通教室すべての冷房設備完備のためのワンステップなのか。基本的な考え方、そもそも論からお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  4番 鈴木達夫議員の質問に対する答弁を求めます。  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  鈴木議員のご質問にお答えをさせていただきます。  空調設備設置に対する基本的な考え方についてということでございますが、学校への空調機の設置につきましては、これもご案内のように、やはり日本の気候・風土とも絡みますけれども、特に高温多湿な夏季の時期におきまして、子供たちにおきましては学習に対する集中力が不足したり、あるいは児童の健康への影響も懸念をされておるという実態の中にあろうかと思います。このことから、まずは私のマニフェストでも掲げさせていただきましたが、まずは小・中学校の夏休み期間中におきます勉強会や補充学習などのサマースクールに対応した教室への整備をいたす必要があるというふうに考えておるものでございます。あわせて特別支援教室につきましても、体温調整が難しい児童の生活等々に配慮をして、空調機の設置を行うものでございます。  今後未来についてどうだということでございますが、当然、良好な教育環境を段階的に整備していくという考え方を持たせていただいておるところでございますけれども、そのための教室への展開につきましては、ご案内のような地方財政の推移、これをしっかり見きわめる必要もあろうかと思いますし、その財源、コスト、効果なども含めて、総合的な判断をさせていただきたいと考えておるところであります。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  今、市長も述べられたとおり、地球の温暖化、一部に灼熱化とまで言われる中で、後にも触れますけれども、文科省の学校環境衛生基準を上回る暑さが現状だと思います。また、アトピー性皮膚炎に代表されるアレルギー疾患等に対しても、かなり多くの生徒さんが苦しい思いをされているということも事実だと思います。それから、今、社会を見ても、会社あるいはこの市役所もそうなんですけれども、夏場に冷房のない職場はあまりないんですね。教職員の今の環境を見ますに、これは劣悪とまでは言いませんけれども、かなり悪い環境であるということでございます。今の市長の答弁を聞いていますと、私は明快にとりあえず的なのか、あるいはしっかり将来を見込んでと、非常にあいまいでしっかりとした答弁をいただかなかったなという思いもしますけれども、今からいろいろ質問をしていきますので、できるだけ将来を見込んだ形でやっていくというような方向に進んでいったらありがたいなという思いで、ちょっと細かい質問をさせていただきます。  まず、教室の温度調査を校長会にお願いをして実施されたと思います。これがどんな結果であったかをお聞きする前に、まず先ほど紹介しました文部科学省の学校環境衛生基準が、今の時点で教室の適切な温度は何度と示されているかをお聞きしたい。  2番目に、この温度調査、例えば期間をどれくらい調査したのか、平均気温が何度なのか、最高気温が何度なのかということを、調査についての実態をお聞きしたい。  3番目に、その調査を受けて、教育長のご見解をお聞きしたいんです。その調査結果を見られて、これが果たして教育の現場として適正な温度であるかということ、どんなふうに感じられたか、これをお聞きしたい。  4番目に教育委員長、この空調化整備事業、主要事業でございます。これについて何か教育委員会としてお話があったか、あるいは議論があったか。この点、四つまとめて質問をします。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  まず、学校環境衛生基準についてお答えさせていただきます。  教室の温度は学校生活の快適性に直接影響を与えるため、児童・生徒に生理的・心理的に負担をかけない学習に望ましい条件として、学校環境衛生基準で10度以上30度以下であることが望ましいとされております。  次に、学校の温度調査の結果でございますが、本年7月1日から9月30日の間におきまして、小学校11ヵ所、中学校3ヵ所、幼稚園3ヵ所の計17ヵ所の室温測定を各学校等の協力を得て実施いたしました。そのうち、夏休み期間を除いた50日間の8時から午後5時までの昼間帯での結果でございますが、箇所によってはばらつきがありますが、まず30度以上あった日は50日中、一番少ない箇所が6日、最高が36日でございます。その間の箇所ごとの平均気温は26.4度から29.7度で、全箇所の平均気温は28.3度でございました。また、最高気温は31.5度から36.5度でございました。 ○議長(水野雪男君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東靖男君)(登壇)  教室の温度調査の結果を、どのような印象を持っているかというご質問を受けました。  本年は、例年より雨が多く、暑くなかったなという思いをしておりましたが、この測定結果からは、改めて教室内の温度は相当高いように感じております。児童・生徒の学習環境、生活環境を考えますと、空調設備の整備が必要であると考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮﨑教育委員会委員長。 ○教育委員会委員長(宮﨑洋子君)(登壇)  お答えさせていただきます。  児童・生徒には、快適な学校生活を過ごさせてあげたいと常に考えております。これまでは、校舎の耐震化やさまざまな改修、トイレの整備などが進められ、学習・生活環境が大変よくなってきたことを実感しております。空調機の設置につきましては、教育懇談会などにおきましてもご要望をいただいており、関中学校、亀山中学校の改善の際には、すべての普通教室に設置するということで、教育委員会で報告を受けております。今後、他の学校、幼稚園等におきましても、この設置を拡大していただきたいと願っております。以上です。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  ありがとうございました。  まずは文科省の基準ですけれども、ことしの3月までは、夏場の学校の室温は25度から30度が好ましいという表現、ことしの4月1日から10度から30度という書き込みに変わったと。ひょっとしたら、空調化の必要性がますます増してきたかなという、そんな憶測みたいなものも感じました。  それから今の調査ですけれども、教育長、ことしは雨が多く、あまり暑くないという印象の中でも、各学校ばらつきがありますけれども、平均で28.3度、これは朝の8時から夕方の5時までですね。この平均が28.3度。ましてや6月の終わりから、あるいは9月の末の26度、27度というのは、夏の正規の30度に匹敵するような、湿気も含めて、そんな体感の温度だというように思います。  3番目の質問、それと4番目の質問、教育長、それから教育委員長、学校の現場はこういう環境の中で空調設備の完備は全室、これは大きな必要性があり、教育委員会としても強く要望するというようなご答弁だという判断を私はさせていただいたところで、次の質問に移らせていただきます。  三つ目の質問は、3ヵ年の計画でございます。  まず、特別支援教室については、何らかのハンディキャップを持たれている方に対応すべく部屋だという認識はありますけれども、このサマースクールというのが、ちょっと実態がわかりづらいんです。どんなスクールの内容で、あるいはどれくらいの日数で、対象の生徒が何人ぐらい、これも各校ばらつきがあると思いますけれども、サマースクールの今の実態について少し説明を初めにいただきたい。  それから二つ目、改築が進んでいる亀山中学校、関中学校、空調設備が今設計の中に入っていますが、改築終了後、改築がなされた部屋の空調設備・冷房設備は直ちに使用するつもりがあるのか。それとも、他の校舎の空調・冷房完備を待って利用するのか。これが2番目。  それから三つ目は、今、亀山に小学校が11校、中学校3校ございます。すべてに調査をしていただいたということは非常に私はありがたいなというふうに思いますけれども、この中にサマースクール対応の部屋と特別支援教室の対応の部屋が幾つあって、学校全体の部屋数、教室の中に何割ぐらい占めているかということをお示し願いたい。  それから、四つ目は予算の関係です。二つの中学校が今改築中ですので、中学校の部分は除きます。小学校11校で、3年間にわたってサマースクール、特別支援教室を完備して幾らかかるのか。そして、仮に全部の教室に完備した場合、どれくらいの総予算、概算で結構ですので、お示しを願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  まず、サマースクールの実態でございますが、夏休み期間を活用した勉強会、補充学習、読書指導や部活動など、学級・学年ごと、また全校で各学校さまざまな取り組みを行っております。使用する部屋につきましては、空調機のある図書室、パソコン室、会議室などを中心に、普通教室、特別教室も使用いたしております。その回数でございますが、各学校によりばらつきがございますが、おおむね10日程度でございます。  次に2点目で、亀山中学校、関中学校の校舎完成後の使用ということでございますが、これは完成した後は、そういった空調機、毎日ではございませんけれども、必要な場合に使用していきます。
     次に、事業費のご質問でございます。今回計画しております小学校の空調機の設備でございますが、特別支援教室を含めた普通教室132室のうち45室に設置する計画でございます。総事業費は、神辺小学校の特別教室分も含め約1億4,000万円を予定いたしております。また、残る87室を整備した場合の事業費でございますが、概算ですが2億4,000万円程度と考えております。  なお、整備に伴い、当然ランニングコストもかかってまいりますが、今回整備予定の小学校の空調機にかかる電気代は概算で約470万円となり、現在の電気代2,600万円と合わせますと、小学校全体の電気代が年間約3,100万円程度になろうかと想定されます。省エネルギーに対応した整備に努めるほか、また学校においてもより一層の環境配備への取り組みを働きかけております。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  今、亀山の小学校に全部で特別支援教室が16教室あると思います。それとクラス数は全部で110あると思うんですね。そのうちサマースクールに対応が21と、ちょっと僕の計算と違うんですけど、37室が冷房完備になるんじゃないですか。サマー教室と特別支援教室、今のあれですと四十何個ということですけど、これはいいです。  これは置いておいて、私が言いたいのは、例えば関小学校は今1年から6年まですべて2クラスですので、サマースクール対応教室が2部屋なんです。それから井田川小学校を見てみますと、1年から6年まですべてで20クラスがあるんですけれども、1年と2年が4クラスで多いクラスですので、四つサマー教室の対応の部屋、いわゆる冷房が完備できる。言ってみれば、関小学校の全部で12クラスある中で、サマー教室が対象のクラス、2クラスだけを冷房完備するということですね。井田川にすれば、20クラスある中で4クラスだけサマー教室の対応型、いわゆる冷房対応型の部屋になるということなんですけれども、そうなった場合、これが3年間のうちに完備した場合、関小学校12分の2の部屋で、果たして冷房を利用するんですか。例えば、1限目と2限目と3限目まで汗流しながらやって、4限目だけ冷房の部屋に入って、5限目からまた暑いとか、そういうことがシミュレーションできているんでしょうか。それをお聞きしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  サマースクール対応として、各小学校1学年分を整備する予定でございますので、夏休み以外の期間につきましても、こういった教室を有効に活用してまいりたいと考えております。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  ちょっと合点がいきません。やはり考え方としては、生徒さん、皆さんに教育の機会、条件としては一緒にさせてやるのが基本だと思うんです。それをまた後で言いますけれども、予算面について聞かせてもらいます。  例えば、3年にわたって整備をした後、また仮に今の教育長、教育委員長の言葉ですと、ぜひとも完備させてやりたいんだという思いの中で段階的に工事をやった場合、新たにまた配管のし直しとか、いわゆる自家発電設備キュービクルの設置とか、全体でも3億8,000万でできるものを今度3年間で1億4,000万使うんですよ。半分の予算で、実態的には先ほど言った12分の2、あるいは20分の4部屋しか完備できずに、しかも新たにやろうとしたら配管をし直したり、自家発電のキュービクルのキャパを大きくするとか、物すごく余分な二重投資になると思うんです。その辺の見解について、ご答弁をお願いします。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  3年後の計画の中で、また新たな費用が発生するということでございますが、キュービクル、そういった配管等につきましては、全体の中で考えていくことも必要であるかとは考えております。今の設計内容がどこまでになっておるのか、ちょっと私そこまで把握しておりませんので、それらにつきましては、再度調査して後ほどお答えさせていただきたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  県内外、なかなか小学校・中学校の中で冷房設備が完備されていない、進んでいない現状の中で、マニフェストの中でサマー教室、特別教室に限って冷房を入れるんだという突破口としては、非常に私は評価をしているんですけれども、教育の機会の均等とか、いわゆる予算の費用対効果を見れば、これはやはり大きな問題が今の計画ですとあるということだけご指摘をしたいんですけれども、ここでまとめとして、総合計画第1次実施計画のシートから質問をさせていただきます。  ちょっと読み上げます。空調整備事業(小学校)、目的、児童の健康管理を含め、学習しやすい環境の整備を図る。こういう目的の中で事業概要、市内小学校における職員数及び一部の特別教室を除き、児童が長時間利用する普通教室等に冷暖房機器の設置はなく、特に高温多湿な夏季において、今からが肝心なんです。児童の健康への影響も危惧され、学習力の低下も懸念されることから、市内全小学校の教室に、安全性が高く温度調整が可能となる空調機の整備を行うものであると。これ総合計画なんです。言ってみれば、教育委員会がこういうふうにしてくださいということを、いわゆる庁議の中できっちりと決めて、市の姿勢としてこういう形ができている。児童の健康への影響も危惧されて、学習力の低下も懸念されることから、これはやっていくんだという書き込みなんですね。  それで、今の市長のご発言ですと、一つの財政的なということなんですけれども、ここで私思うんですけれども、この事業を始める前に、そもそも論に対して、市長部局と教育委員会がきっちりお話ができているかという、そんな思いが非常に強くします。確かに今、学校冷房不要論というのは一部にあります。我慢強く、忍耐強く、昔はみんなそうだったんだ。これをこの総合計画の中では、きっちり払拭した形の中でこれができておるという判断を私はさせていただいております。以前、市長がご当選なさって3月議会に、マズローの5段階の欲求の中で市長が掲げた68の施策がちょっと高位、いわゆる自己実現とか自我の欲求を満たす。もう少し行政というのは底辺の部分、安全の欲求とか生理的欲求とか、社会的な欲求を満たすのが行政の仕事ではないかという質問をしたところ、市長はいや、そうじゃないんだと。当然、ナショナルミニマム、シビルミニマム、いわゆる行政がやらなければいけない生活の最低水準は、当然それをやることが根底にあるんだというような私は思いをしました。  もう一度確認をしたいんですけれども、教育長、こういう中で、3年の計画でとりあえず突破口を開いていただいた、櫻井市長のマニフェストで。しかし、私は財政的にも、あるいは教育機会の均等からも、これはこのスタートをする時点で、近い将来すべての教室に冷房設備が完備できる、そういう状況を、教育委員会として市長部局に対して強く要望するという、こんなご意見はございませんでしょうか。ご答弁をお願いします。 ○議長(水野雪男君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東靖男君)(登壇)  先ほども教室温度調査の結果の印象をお話しいたしましたが、地球温暖化の中、教室内の温度は年々高まっている状況でございます。ただいま3ヵ年の計画で空調設備の整備が進められておりますけれども、できるだけ早く各教室に空調設備が整備されることを願っているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  先ほどご質問いただきました3年後、新たにまた配管とか、そういった設備が要るのではないかということでございますが、今年度に、次年度工事する4校分をこれから設計していきます。そういったことも含めて、今後設計に当たってまいります。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  教育長の方からも、市長、できるだけ早い時期にこれを実施していただきたいという力強い要望があったと私は感じております。確かに多額の費用、ランニングコストもかかるでしょう。全国的に見ましても、京都市が先駆けて全小学校・中学校やっています。それからもう一つの流れとしまして、市立の高等学校が夏場の冷房施設、かなりのペースで設置をしております。一つ傾向として、この投資の仕方として、いわゆるリースにおいて、その後のメンテも含めてリースの取り入れをして、一度にかかるイニシャルコストを下げながら、標準的なお金を使っていくという方法もございます。それから、今ランニングコストの答弁もございましたけれども、電気量等の維持管理費について、一部ご父兄の負担もされていることもございます。そんなことも含めながら、ましてや文化の薫りがするまちをつくるんだという市長の標榜する亀山市像の中で、もう一度今エンジンをつけかえてこの事業をスタートする時点で、このときに改めて教育委員会あるいは父兄の方、あるいは専門家、あるいは購入の仕方を含めて議論していただきたい。エンジンをつけかえてやっていただく準備があるか。文化の薫りがする亀山市、教室の中で汗のにおいを感じていたら文化の薫りはしないと思います。ご答弁をお願いします。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ただいまのご議論も踏まえまして、そして私自身も教育、子育て、この環境を本当に段階的に整備していくと、この思いに揺らぎはございません。しかしながら一方で、これも議員ご案内のように、学校施設におきます大小さまざまな要望ということもあるわけでございます。今、ご提案いただきましたいろんな手法でありますとか、昨日は芝生化の議論の中で芝生を校庭に、10度ぐらい下がるというようなご議論もございました。いろんなことを考えながら、やはり亀山市の子供たちの教育環境をしっかり段階的につくり上げていくと。そういう意味でも、慎重かつ総合的な判断で臨んでまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  今の市長のご答弁を聞かせていただくなら、普遍的なことはわかりづらくて、まだるっこくて、もどかしいなという思いが非常にします。芝生の例えがございました。これは一つのあれですけれども、ここで持ち出すのはちょっと違う。10度というのも、私は失礼ながら10度も下がるというのはどうかなと思いますけれども、こういう例があったと思いますけれども、それから芝生に関しても校舎が芝生に面しているかどうか、そのことはさておいて、改めてこの事業についてエンジンをつけかえて議論をしていただくということを約束していただいたという確認をもちまして、この項は終わらせていただきたいと思います。  では、2番目の項に移ります。  まず、国保における保険給付費の実態と今後の予想についてということについては、議案質疑の中で福沢議員が質問をしました。昨年対比8.74%の伸びだと。非常に深刻な数字が報告されました。23年度より、また新たな負担も再考も余儀なくされると、そんな心配をしております。極めて厳しい報告と認識させていただきました。ということで、実はこの国保が伸び続ける中で、削減のことについて9月議会にも私は質問をさせていただきました。  そんな中、「広報かめやま」11月1日号の中で、こんな書き込みがございました。「ジェネリック医薬品をご存じですか」ということで、要約しますと、「ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分・効能・効果を持つ、国の許可を受けた医薬品です。窓口での自己負担額軽減や医療保険財源の適正化につながります。医療機関や薬剤師にご相談ください」という書き込みがございますけれども、ジェネリック医薬品は、同じ効能・成分を持つ、国から認可を受けたんだということなんですけれども、この文章は、市として市民の方にどんなメッセージを訴えようとしたのか、ちょっとわかりづらいんです。  平成20年度の診療報酬等の改正では、2012年までに後発医薬品数量ベース30%を目標に上げています。さらには、21年度は被保険者に対し、ジェネリック医薬品希望カード、これ原則すべての会社に配布するということになっています。また長期服用者に対しては、ジェネリックに切りかえた場合の自己負担の差額をお知らせするんだということがうたわれているわけですね。それから今、亀山市にもその差額分のシミュレーションといいますか、ソフトが現に来ているわけですね。なかなか進まない中で、あえて11月1日号で、ジェネリック医薬品をご存じですかという案内をしたことは、市としては、広報で市民の方にどんなメッセージを送りたかったのか、これを聞きたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  一見市民部長。 ○市民部長(一見 敏君)(登壇)  9月議会でもお尋ねいただいたところでございますが、国が進める差額通知、こういったものは、今しばらく時間がかかるものと判断しているところでございます。そういった中で、私ども市広報11月1日号に掲載いたしましたジェネリック医薬品に関する記事の意図といたしましては、国民健康保険の被保険者は他の健康保険の加入者の方に比べ、一般的に認知度が低いとされておりますことから、ジェネリック医薬品とはどのようなものかをまず広報でお知らせしたところでございます。今後も、先発医薬品に比べて自己負担が軽減されるメリットなどがあることから、国民健康保険加入の皆様へも直接お届けし、その周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  鈴木達夫議員。 ○4番(鈴木達夫君)(登壇)  時間がありませんので、要点だけ申し上げます。  今の答弁ですと、私は将来必ずこれは避けて通れない、このジェネリック医薬品は保険財源の適正化、あるいは削減にとって避けて通れないと、そんなメッセージを市の方から投げかけたんだという理解をしています。  一つ例を挙げます。ジェネリック医薬品を上手に利用した場合、どれだけ削減ができるかという例を挙げたいと思います。もちろん薬品名とか、メーカー、製剤会社の名前は伏せます。今、医療センターで看板である透析の部分を例にとってみます。血液を固まりにくくする注射液がございます。これは1時間に50ミリグラム、これを4時間、週に3回、これで年間52週、それで単価を掛けて、先発剤で今まで一番よく使われている、今77人の方が透析患者で、この注射液だけでも先発を使うと1億7,000万かかる。それから、後発であっても中位の価格の注射液は、同じような掛け算をしますと7,000万ぐらい。それから比較的価格的に下位であっても、県内外大きな病院が使っている、これで3,000万で済むところがあるわけです。  つまり、この一つの透析だけをとっても上位と中位で1億、そして上位から一番下位のレベルでいきますと、1億5,000万くらい差があるんですね。これはもちろん同じ成分・効用であって、使用方法も全く同じで、これは確認をとっていますけれども、つまりこれは一つの例なんです。  私は今、この保険料を保険給付費の削減に向けてということで質問させていただいております。これは市長、いろんな医療にかかわるプロジェクトチームをつくってやっていますけれども、とにかく医師会とか、いろいろな問題があるでしょう、わかります。しかし、おひざ元の医療センターだけ、今も昨年5%、これが今7.数%上がってきたことも知っています。だけども、本当のおひざ元の医療センターについても、たった一つジェネリックの話だけなんですけれども、削減に向けてもう少し市長、動いていただきたい。ちょっと動きが鈍い。この質問を9月にもしました。それから医療の改革・削減については、市長の最優先のマニフェストということですので、動きをしっかりしてくれということが一つ。  それから、最後の質問ですけれども、プロジェクトの報告、これが今議会、多分これは未履行に終わる予想が、これはもう100歩譲って、より精度の高い報告書が出てくることを期待しますけれども、時間がありませんので、さまざまなこと、要点を言いたいんですけれども、一つは医療センターの立つ立場、スタンスをきっちり、この改革プラン、再生プランがうたっているかということが一つ。  資料が出てくると思いますので、きっちり見させていただきます。そして新しい地域医療再生プロジェクトが再生に向けて、私も教育民生委員の1人として、実のある提言をさせていただくことをお約束しまして、最後少し詰まった質問になりましたが、終わらせていただきます。 ○議長(水野雪男君)  4番 鈴木達夫議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。 (午後 0時09分 休憩) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (午後 1時00分 再開) ○議長(水野雪男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番 宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  緑風公明クラブの宮崎でございます。  一般質問の機会を得ましたので、質問させていただきます。  昼からのトップバッターでございます。食後で大変だと思いますが、よろしくお願いします。  国政においては、自民党政権から民主党に政権交代がなされ、マニフェストの実現に努力されております。財源を考えますと、非常に大変だなと私は思っております。財源確保のために事業仕分けが行われ、これら事業仕分けにより地方公共団体にも影響が出てくるものと思っております。当市においても、2月に櫻井市長が就任され、マニフェストの実現に努力されておられます。市長はその変革の中、選択と集中により優先順位をつけて事業を推進していくとされております。  そこで、四つの項目についてお尋ねいたします。  まず、一つ目の項目でございますが、食育について3点お尋ねします。  1点目ですが、亀山市の食育計画を推進されていると思っております。現在の状況をお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  9番 宮崎勝郎議員の質問に対する答弁を求めます。  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  食育推進計画の策定につきましては、健康増進計画と一体的にとらえ、ことしと来年の2ヵ年をかけて食育推進・健康増進計画として策定いたすものでございます。ご承知のように、食を取り巻く環境は近年急速に変化をしており、食の外部化などによりますます多様化する一方で、食の大切さに対する意識が薄れ、健全な食生活が失われつつあります。このような食をめぐる状況は、肥満や生活習慣病の増加の一因にもなっております。また、次世代を担う子供たちの成長や豊かな人間性をはぐくむためには、食育は大変重要となっております。このような観点から、亀山市における食育のあり方について、例えば家庭における食育だとか、学校・保育所等における食育の推進、あるいは食の安全・安心の確保に関する取り組みなどについて、食育推進・健康増進計画策定委員会を中心に、関係機関との連携を図って策定をしてまいります。  去る11月9日でございますが、第1回の策定委員会を開催いたしました。委員の委嘱、各計画の目的等について説明を行ったところでもございます。今後、幹事会、部会等、順次開催をいたしまして、食と健康が一体となった実効性のある計画づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  食育についての思いを聞かせていただきました。食については、人間、生を得てから死に至るまで常に食は絡んできます。非常に人間の生活については大事だと私は思っております。それで、食を生むためには、田畑とか水、森等も守らなければならないというようにも思っておりますし、また生命をとうとび、はぐくみ、感謝の心をはぐくますということがございます。また、先ほども申されておりました安全・安心の知識を深めるためにも、これは健康長寿も実現するためと私は思っております。また、食を通じてもてなしの心をはぐくむ、また交流が深まると、そういうようなことで理念だと私は思っておりますし、先般、私この会派で福井県の小浜市を視察いたしました。そこでの食育についての非常に積極的な取り組みを紹介したいと思っております。  小浜のまちは、当然皆さんご存じのように、海あり田畑ありという地域でございまして、自然環境にも恵まれたところでございます。そこで、小浜市の食に対する思い、これは市長さんの思いからこうなったということも聞いております。その取り組みは、私も視察させていただいて感心したところでございます。例えば、市営のレストランを持っておられる。それから、食の会館を持ってみえるということで、市営のレストランについては、地産地消の材料を使って市民の方々の手料理というので出されておると。私もいただきました。海の幸もいただきました。畑の食材の料理もいただきました。そのようなことで、このまちは特に食育についてまちづくりをしたいということで、食のまちづくり条例というものを制定されております。条文を見ますと、33条にわたっての食のまちづくり条例を制定しております。また、その中で企画部に食の専門アドバイザーというのか、推進員というのを雇用して進められておる。そのようないわゆる先進のまちを見させていただきましたが、亀山市にもそのように進めていただけたらどうかなというふうに提案させていただきます。  続きまして2点目でございますが、人は生まれてから死ぬまでに、先ほども申しましたが、食は切っても切れないものでございます。食育の教育については、各家庭では日常生活の中で食事のたびにでも実行されておりますが、学校教育では、食育についてどのようになされておるのか、お尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校教育の中での食育についてでございますが、現在、市内に3名の栄養教諭を配置しており、市内の学校を三つのグループに分け、兼務している状況でございます。各学校の年間食育計画を踏まえ、栄養教諭が作成した食育計画をもとに、社会科や家庭科の授業と組み合わせたり、また総合的な学習の時間を活用したりするなどして指導しております。  例えば、地域の方々の協力を得ながら学級園で野菜を栽培したり、田で米づくりを行ったりという活動を通して、日ごろ何げなく食べている食材に関心を持たせるとともに、食物の生産にかかわる人たちに感謝する心をはぐくんでおります。また、家庭科では、献立づくりや調理学習を通して自分たちの食生活を見直し、バランスのとれた規則正しい食事を心がけるよう指導しております。また、栄養教諭の指導の利点として、6年生において家庭科の学習とかかわり、食材の学習を通して給食のメニューをつくり、その学校全員できょうのメニューの紹介をしながら食べる取り組みもしております。 ○議長(水野雪男君)
     宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  答弁の中では、十分やっておるということでございます。しかし、子供たちに食の大切さを教えるというのは非常に大事であると私は思っておりますし、当然教育委員会においても、教育計画の中でもそのように取り組んでおられると思います。今後、特に食についての安全性も含めて教育をお願いしたいなと、かように思っております。  それでは3点目でございます。  食育推進の中で、学校・保育園の給食はどのようになされているのか、お尋ねしたいと思っております。  その中での2点、お聞かせ願いたいと思いますが、まず、学校給食等での食材には地元の食材を使っているのか。それから、農業政策の中では地産地消を推進しておりますが、学校給食等で求められたら量を完全に確保できるのか、そこらをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校給食での地元食材の利用についてでございますが、11月に亀山市内でとれた米、お茶など12品目を利用した「かめやまっ子給食」を2回実施いたしました。12月にも1回の実施を予定しており、かめやまっ子給食を実施した3日間の地産地消率は平均60%でございます。今後、利用できる地元食材の一例としては、秋から冬にかけては里芋、シイタケ、白菜、ニンジン、ネギ、タマネギ、卵、豚肉、サツマイモなどが上げられ、また春から夏にかけてはトマト、ピーマン、ナス、オクラなどが上げられます。お茶、米については通年利用できる食材であり、米については、来年度より市内産の米を学校給食で利用できるよう、三重県学校給食会と話を進めているところでございます。  また、地産地消の拡大を目指したかめやまっ子給食につきましては、学校給食における地産地消の打合会にて、来年度の実施に向けて検討をしているところでございます。なお、県内産の食材利用を見ていますと、多いときは20%を超えますが、本年度10月における亀山西小学校、東小学校、井田川小学校、関給食センターの平均では12.8%でございます。なお、亀山産につきましては4.1%でございました。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  保育所では、毎日地元の業者に食材を提供いただきまして、園児たちの健やかな成長を願って、日々給食調理員が愛情を込めながら、手づくりの給食づくりに励んでおります。お尋ねの地元でとれた食材の使用につきましては、野菜など地元の生産者から直接購入しておらず、地域の商店から食材を購入いたしておりますことから、地産地消といった給食の提供には現在のところ至っておりません。しかし、試行ではございますが、私ども和田保育園では食の安心・安全を確保するため、食材の生産場所などを購入する商店に確認するといった取り組みも始めているところで、その調査結果を見てみますと、例えば野菜、果物、卵などでは亀山産が20%でございました。今後、こういったことを全園で取り組めるように、納入業者と協議してまいりたいというふうに考えております。  また、地産地消による保育所の給食は、生産者の食材供給量といった関係もございますので、今後、関係者のご意見もいただきながら、安心・安全な食材による給食の提供について検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  農業政策の観点からの量の確保というご質問でございます。  地元食材の提供についての主食でありますお米につきましては、先ほど教育次長の方からもご答弁申し上げましたように、22年度から亀山産のお米を学校給食会から年間を通して供給することとなっております。また、学校給食への野菜などの地元食材の提供につきましては、かめやまっ子給食の日として本年度から実施させていただいておるところでございますが、今回取り組んでおりますかめやまっ子給食の日につきましては、副食の野菜などについて、市内の農業生産団体である亀の市が中心となり供給をしており、亀の市の構成員が協力し合いながら、必要量の確保に取り組んでいただいておるところでございます。  なお、食材の提供に当たりましては、必要量を確保するために教育委員会が主体となって、生産団体と連携して作物の作付時期を想定し、早目の打合会議により供給の調整をいたしておるところでございます。また、学校給食への地元食材の提供につきましては、児童を含め関係者に大変好評であったとしておりますので、今後、生産農家と必要量確保に向けての検討をしてまいりたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  答弁ありがとうございました。  学校給食については、教育委員会の現況報告にもございましたように、かめやまっ子給食ということで、2日やられておったということで、そういう取り組みに敬意を表したいと思っておりますが、私がここで地元の食材をというのは、やはり生産者のルートを見ていきますと、消毒と肥料等の部分で一番よくわかる。子供の安全のために、食の安全のためにこれが一番いいんじゃないかというふうに思って質問させていただいておるわけでございます。  それから、農業政策で地産地消ということの中で、米は22年、来年度からということでございます。この辺については、私は確保できると思います。しかし、四季を通じての野菜の確保というのは非常に難しゅうございまして、今の時期は例えばキャベツなり白菜なり、そんなものは農業の方がとられておる、家庭菜園でもやられておる中で見ますと、それこそあふれるぐらいとられておる時期でございます。しかし、年間を通じますと、なかなか地元の食材が確保できんということを私は思っておりますので、先ほども亀の市さんとそういう打ち合わせをし、確保という答弁でございましたが、さらに子供たちの安全を守るためにも、農業政策の中でそういう指導は今後もしていけるのか、もう一度答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  量の確保のところでございます。  現在、先ほどもご答弁申し上げましたように、亀の市の中で取り組んでいただいておるところでございますが、現在の体制で行きますと、年間の安定した供給量ということになりますと、かなり困難というふうにお聞きしております。その辺のところにつきましては、今後生産者と必要量確保に向けて検討していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  推進についてはよくわかりました。  例えば、私が思うところによりますと、例えば生産者と1年間を通じて契約栽培にしてはどうかと。この学校については、必要量こんなぐらいの計画、生徒さんの数はつかめると思いますので、そこらの部分を契約栽培してはどうかと。そうすると、農業政策の中でも農業の安定性、収入の安定性も図れるんじゃないかと私は思っております。そのような取り組みはできないかということで、教育委員会の方にお尋ねしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校給食の食材として地産のものを使うということになりますと、先ほど言われましたように量の問題、時期の問題も出てくるかと思います。そういったことで、生産者との契約栽培というご提言もいただきましたので、そういったことも含めて今後は検討していかなければならないと考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  いろいろ今後進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、二つ目の項目でございます。  亀山の図書行政についてお尋ねしたいと思います。  市立図書館においては、来館者に多く来ていただくためにいろいろな工夫もされ、イベント等も企画されましてやられておられます。また、学校等においてもファミリー読書リレーとか、市民会議では読書感想の募集もされております。  そこで、亀山市の図書行政について4点ほどお尋ねいたします。  まず1点目でございますが、各学校の図書館の運営については、空調設備の導入、ボランティアの人による図書支援もなされております。現在の学校図書館の運営については、十分かどうかお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  平成18年度から20年度の学校図書館支援センター推進事業による成果を受け、今年度より市の単独事業として学校図書館協力員を小学校5校に継続配置しております。また、国の子ども読書のまち推進事業を受け、ファミリー読書リレーに取り組み、図書館協力員未配置小学校6校においても、限られた回数ではございますが、図書館協力員を配置することができました。その結果、子供たちが通いたくなる、人がいる温かい学校図書館になってまいりました。さらに、中学校においても、県の学校図書館環境整備モデル緊急雇用推進事業を受け、11月末より学校図書館環境整備推進員を順次配置し、図書館環境の整備の一翼を担っていただいております。これらを足がかりとし、今後さらに子供たちにとって魅力的な学校図書館の充実に向け、図書館協力員の拡大配置、さらには市立図書館の司書と各中学校との連携など検討してまいります。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  学校図書についてはかなり推進されておりますが、私も以前から学校図書についてはいろいろなご提言を申し上げております。図書管理システムの導入、さらには学校への専任司書の配置、いわゆる先生の授業等を持っておられる方の司書じゃなくして、専任司書の配置等についても提言しておったわけでございますが、昨今は学校支援の関係で、ボランティアの方々によって、そういう部分は多少なりとも埋められておると思います。しかし、専門の司書の配置は、やはり何校に1人でもいいと思いますので、そういう部分の配置は全く考えられないのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校で専任司書の配置ということでございましたが、まず今回、試行的に図書館の方で図書館司書を配置し、その司書を学校に派遣し、図書館と学校における物や情報の共有化を図る。また、本の紹介等を通じて子供たちに読書の大切さ、楽しさを感じてもらうため、試行的に市立図書館への人の配置を考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  1歩前進したなというふうに思っております。いずれにしましても、次世代を担う子供たちの読書というのは、非常に私は大事だと思います。私は本嫌いでございますが、今の子供たちにはやっぱり読ますというのは非常に大事と思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それでは、2点目でございます。  市立図書館の利用状況はどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  平成20年度の図書館の利用状況についてお答えさせていただきます。  入館者数は9万2,992人、貸出人数が4万5,705人、貸出冊数が19万5,981冊となっております。これを平成19年度と比較しますと、入館者数が1,319人の減、貸出人数は660人の増、貸出冊数は4,863冊の増となっております。この中の入館者数の減につきましては、前年度より開館日数が5日間少なかったのが主な原因と思われます。  また、催し物につきましては76回開催しまして、1,651人の参加でございました。今後も親子の触れ合いの場として開催していきたいと考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  図書館の利用については、入館者が9万2,000人、貸出等についても4万5,000人ですか。そういうような部分から見ますと、ずうっと平年並みかなと思っておりますし、いろいろな企画等、人寄せにも努力されておると思います。こういう中で、もっとふえてもいいんじゃないかなと、人口的に見ても、ふえてもいいんじゃないかというのは思うわけでございます。  そこで、4点目にちょっと飛びますが、4点目を先に質問させていただきます。  この図書館の施設についてでございますが、建築後30年ぐらい経過しております。強度、利用の利便さ、広さ、蔵書等については大丈夫なのか、お聞かせ願いたいと思いますが、先ほどの利用状況等に絡めて、先にここを質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  現在の図書館でございますが、昭和55年に建設された施設でございます。平成19年に耐震診断調査を行った結果、耐震診断指標を上回ったところでございます。施設の広さでございますが、30年前に建設された施設であり、その後、蔵書冊数も増加の一途をたどり、現在に至っております。また視聴覚、パソコンを利用できるブースも設けており、館全体では狭隘となっております。しかしながら、近隣には教育施設もあり、環境的に恵まれた位置にありますことから、工夫した上で市民サービスに努めてまいりたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  蔵書もかなり当初よりふえておると思います。しかし、先ほど昭和55年に建築したものということで、平成19年に耐震を受けられたと。それについてはクリアしておるわけでございますけれども、しかし、私はその強さも当然建築の対象には必要と思いますが、やはり時代の流れの中で、先ほどパソコン等のブースも設けてあると。しかし、私らもよそのまちなんかの図書館を見てみますと、時代の流れの中で、そういうブースが非常に多くとられておる。入館者もそういう部分から見ても多くなっております。パソコンの部分は、東町の市民協働センターにも1台あったと思いますが、子供さんがとりがちでやっておられますね。そういうのも私は見ますと、やはりそういう場所を提供してやるのも非常に大事じゃないかと。もっとこの図書館を充実した図書館にして、今後、次世代を担う子供たちの育成に私は非常に大事ではないかと。図書館の建てかえも考えていかなければならないときではないかというふうに思っております。  教育長、何かご所見があったらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東靖男君)(登壇)  図書館法によりますと、市立図書館の役割は、市民に利用していただき、教養を高めていただくとともに学校教育を援助し、さらに家庭教育の向上に資すると定めております。今のところ改築の予定は考えておりませんが、今後、財政状況が許せば、5万人都市にふさわしい市立図書館の建てかえも要望してまいりたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  教育長の所見は、財政を持ってみえる、当然教育委員会では財政がございませんので、市長の考えがありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。
    ○市長(櫻井義之君)(登壇)  宮崎議員のご質問にお答えをさせていただきます。  確かに亀山の図書館は30年を経過いたしまして、近隣といいますか、他市の最新の図書館と比べると、施設の機能という面では若干見劣りするのも事実であろうかと思います。狭隘であろうかというご指摘も、そのとおりであろうと思います。しかし、そこはこの図書館に限らず、公共施設をいかに長寿命化させていくか。修繕や適切な手を入れながら、ライフサイクルコストを考えていくという視点は非常に重要な視点であろうと思います。あわせて、今教育委員会の方も次長の方から答弁がありましたけれども、さまざまな工夫をしながら、あるいはソフト的な視点や人の視点や、ネットワークのご指摘もございましたが、そういう工夫の中で一層図書館の機能を高めていくというのが、現時点で大事な視点ではないかと考えております。将来的には、さまざまな場面があろうかと思います。しかしながら、現時点ではそういう視点で考えていく必要があるのではないかと、このように思っておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  ありがとうございました。  ちょっと3点目を飛ばしましたが、3点目には、図書館、学校図書館のネットワークということで通告をしてございます。  この部分につきましては、先ほどの1番目での学校図書館の運営の部分から、司書等の派遣によって、そういうネットワークはできておるというお答えをいただいたので、これはもう結構でございます。  次に、三つ目の項目でございます。  道路交通のネットワークについては、国の政権交代により、事業見直しの作業が進められております。コンクリートづくりから人づくりへとされております。そこで、亀山市における道路交通施策等について、2点お尋ねいたします。  まず1点目でございますが、リニア中央新幹線の整備については、先般、JR東海が2025年に東京・名古屋間を営業開始すると。さらに、名古屋・大阪間についても積極的な推進を図ろうとされております。その中で、三重県なり奈良県とも協議をされておると聞いております。そのような機運が高まってきたものと私は思っておりますが、私ども市議会と鈴鹿市議会、津市議会、伊賀市議会の4市の有志によりまして「リニアを考える会」を2年前に立ち上げ、勉強会をやっております。  そこでお尋ねいたします。今まで当市においても、リニア中央新幹線・JR複線電化推進亀山市民会議で亀山駅誘致運動がなされておりますが、今後、亀山市としてどのように考えていくのか、お尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  リニア中央新幹線計画に関する現在の動向といたしましては、議員の方から申されましたとおり、JR東海では2025年開業をめどにということでございますが、なお、今月中にJR東海から国に対して、建設費や需要予測など4項目の調査報告書が提出される状況となっております。また1歩実現に向けて前進したものと感じております。  こうした中、市といたしましては、リニア中央新幹線の亀山駅誘致に向けての取り組みとして、ご承知のとおり、停車駅を整備する資金に充てるため、目標を20億として引き続きリニア中央新幹線亀山駅整備基金への積み立てを行っておるところでございます。  また、市民団体として、議員の皆さんも会員でございますリニア中央新幹線・JR複線電化推進亀山市民会議において、関係方面に対する誘致活動を現在行っておりまして、東京・大阪間の早期開通に向け、国土交通省やJR東海の動向に注視しつつ情報収集に努めておるところでございます。今後も、この亀山市民会議を中心にしまして、誘致の機運がさらに高まるよう事業展開をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  私たちもいろんな場を通じて勉強もさせていただいて、推進に向けてのお願いもしてまいりたいと思っております。市民会議の方々だけではなく、やはり行政としてもJR東海、また国にもお願いして、名古屋・東京間はJR東海で2025年ということでございますが、その後の大阪間もさらに推進していくような運動をお願いしたいと思っております。  それでは次に、亀山市の道路計画は進んでいるのかということでお尋ねしたいと思います。  この道路整備計画については鋭意進められております。現在の整備計画を各路線ごとについてお尋ねいたします。  まず、和賀白川線については現在も進められておりますが、現在、関西線の跨線橋、鈴鹿川にかかる橋でとまっているが、今後の進捗についてはどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  和賀白川線につきましては、昨年度に河川計画の変更がありまして、それに伴い、鈴鹿川の橋梁部分の見直しを行いました。今年度は、鈴鹿川とJR関西線をまたぐ2橋の詳細設計を実施いたしますとともに、管理者である国土交通省とJR東海との協議を進めているところでございます。両者との協議の進捗状況は、予定よりも少しおくれが発生しておりますが、来年度には予定どおりに両橋の工事に着手できるよう、さらに進捗を図ってまいります。  また、JRから鈴鹿川までの区間の盛り土につきましては、国土交通省及び三重県の建設工事発生土を流用して進めておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  この進捗につきましては、状況をお聞かせ願ったわけでございますが、私ども聞いております中では、当初は22年ということも聞いておりました。22年とは来年でございます。その後、25年に変更になったと。これでまた設計がおくれたということであれば、さらにおくれるんじゃないかというふうに私はちょっと懸念しております。こういう中を見ますと、私は橋の部分でおくれるのであれば、例えば鈴鹿関線、県道144の交差点部から逆に先にそちらを先行して進めてはどうか。最後に、橋の部分でJR東海とか国土交通省とかの協議が進んでおれば、先にそちらの方から進めて、その部分を最後にやったらどうかと。そうすると、一日でも早く開通するんじゃないかなと思っております。  先般、私どもの地域に都市マスタープランの中で、それの懇談会がございました。そういう部分の中から見ても、地域住民の要望はかなりここに出ておりますね。特にこの道路につきましては、市の主要路線、いわゆる環状線という位置づけをされておると思います。この後にも鈴鹿関線とかそこらで触れていきますが、そういうような環状線がこのようにおくれておっていいのかどうか。  それから、例えば和賀白川線についても、国道1号線のバイパスの下、住山住宅の付近から上へも、まだ見通しもないような状況と私は判断しておりますが、そういう部分から見て、この環状線を行政としてはどう思っておるのか。ちょっと私は首をかしげたいと思っておりますが、そういうふうな考えをここでお示し願いたい、お聞かせ願いたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  環状線の考え方というところでございますが、現在計画しております環状線の、特に今重点を置いております和賀白川線につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたように、現在若干のおくれも出ておりますが、各関係機関と協議を進めながら鋭意進めていきたいというふうに考えております。  また、現在進めている他の環状線につきましても、国・県等の補助をちょうだいしながら、鋭意進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  答弁いただきましたが、私が提案しました例えばの話を言いましたよね。144から先にかかったらどうかという部分の答弁がなかったと思います。これ何かどこかネックになるんですか。そこらは岡崎部長については、この行政に入られてわずかだと思いますが、これは長きにわたっておる副市長に一遍尋ねたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  小坂副市長。 ○副市長(小坂勝宏君)(登壇)  私が、旧の市長の時代からも、この和賀白川線をまだ野村の地域を施行中のころから、その事業の早期進捗を願って、いろいろと議論の場に参加させていただいたことを、ただいまのご質問の中でも鮮明に思い出します。  この鈴鹿川を渡ります橋の問題につきましては、特に国の河川の管理がかなり極めて厳密かつシビアでございまして、職員もその都度一生懸命やっておりますけれども、少し時間がかかり過ぎておるなと、私自身も実は思っておるところでございます。一生懸命進めるようにということで、さまざまな国への位置づけや、あるいはさきの市長自身もいろんな機会があるごとに、国の機関にもいろいろと許認可等の進捗について、私もまた含めてお願いをしたり、働きかけをしてきたところであります。  一つの鈴鹿川の、せんだって議会にもご報告したとおり、河川の整備する幅が相当変動したりとかして、少し戸惑うところもありましたけれども、ほぼ条件が決まりまして、具体的な設計にかかっているということも報告を受けております。  なお、今お話のありました少しでも早く進めるために右岸側、いわば南側からも攻めて、この橋だけは難しいならばもう少し陸上部分だけでも進めてはどうかというお話でございました。ちょっと私はそこまで具体的に技術的な知見とか、そういうものはまだ持ち合わせておりませんけれども、このご質問をいただきましたそれを一つの大きなきっかけにしまして、また職員ともそれの方法についてよく相談をし、可能性について検討させていただきます。ちょっとここで、じゃあそうしましょうということまでは、ちょっと知見を持ち合わせておりません。お許しを賜りたいと存じます。平成25年度完成に向かって邁進をするところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  答弁いただきました。これに絡んで、例えば野村楠平尾線の整備、さらには先般もこの地域の懇談会の中では出ておったんですが、それの延長、津市、芸濃にまで至るグリーンロードの接続についての新規の計画はないか。この路線については、私の父親がもっと若いころに1度測量に手伝いに行ったことを私記憶しております。その後、何ら話が、測量だけして答えがなかったように私は記憶しておるんですが、現在の状況でいきますと、亀山白山線の交通量の緩和のためにも必要ではないかというふうに思っておりますし、野村楠平尾線についての道路の歩道もなく、あそこの上り坂・下り坂については、私が車に乗っておっても、長島温泉まで行かんでもジェットコースターに乗れたような感じを受けておる、非常に危険のある道路と私は思っております。そういう部分につきましても、今後整備計画を立てていただきたいと、かように思っております。  それじゃあ2番と3番とちょっと絡みますので、よろしくお願いしたいと思いますが、2番目に市道野村布気線、それから3番目の県道亀山関線につきましては、シャープを誘致以来、工業団地にも通ずる道路として、早期に開通の段取りで路線を設定されました。その中で、現在開通供用を待ち望んでいる方もたくさんおられます。その進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  市道野村布気線と県道亀山関線の2路線の進捗状況というご質問でございます。  市が施行する市道野村布気線、県が施行する県道亀山関線につきましては、お互いに連携を図りながら道路新設整備を進めておるところでございまして、現在は用地の買収を進めているところでございます。市が施行する野村布気線は、企業所有地に対しましては用地買収の話し合いを重ねておりますが、個々の条件が折り合わず難航しておるところですが、引き続きご理解を得られるよう努力してまいります。また個人所有地に対しましては、自治会や水利組合などに説明を行ったところ、関連する水路などのふぐあいがあり、改善が必要であることが判明いたしました。市としてのこれからの対策方針の取りまとめができましたので、近々説明会を開催し、関係者の了承を得た後、個々の用地買収の話し合いに移る予定でございます。  続きまして、県が施行する県道亀山関線につきましては、既に6割程度の用地買収が完了したと伺っております。地元自治会からも、県道白木西町線の交通量が増大しているため、通学児童を初めとする利用者の安全確保を図るために、早期に本路線の開通を望む要望もいただいております。少しでも事業進捗が図れるよう、さらに両者で努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  これにつきましても、やはり早期につくらなければ意味がないなというふうに思っております。特にシャープ等の工業団地への通勤者がかなり通られておると思います。白川地域、さらには道野地域等の中も、かなり通勤者が走られるということも聞いております。そのためにも、地域住民の安全のためにも、早く開通していただきたいなと、かように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、次に県道鈴鹿関線の交通安全施設は万全なのかということでお聞きします。  この道路については、前にもお尋ねしております。また要望もしておりますが、この道路の朝夕のラッシュ時の車の通行量は非常に多く、地域住民の通行、特に子供の安全通学のため、中村地区よりも、南小のPTA等も含めまして、信号設置の要望も出ているものと私は思っております。  また、亀山白山線との交差点の拡幅、沿線の歩道設置について、県との協議がなされておるのか。県ができなければ、亀山市で交通安全対策としてはできないかということで思っております。そういう部分もお聞かせ願いたいと思いますが、先ほども和賀白川線のことに触れたときに、これも私は環状線だというふうの位置づけだと思います。そういう部分から見まして、この道路の整備についてはどのように考えておるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  ご質問の鈴鹿関線の交通安全対策というところでございます。  信号の設置要望というところにつきましては、阿野田跨線橋の西側の交差点部分であろうかと思われますが、当該箇所における信号設置につきましては、今年度に教育委員会を通じまして亀山警察署に要望を提出しております。その際の回答といたしましては、道路管理者と現地調査を行った上で、設置ができるかどうかを検討していきたいとのことでございましたので、設置場所が早期に決定できるよう、市として働きかけてまいりたいと考えております。  また、交差点部分の改良につきましてでございますけれども、当該交差点における右折レーンの設置につきまして、三重県にその可否について確認をいたしております。県といたしましては、その必要性というものは認めておるものの、まずは長年当地域の懸案でありました県道亀山白山線の歩道整備を完成させ、その後右折レーンの検討を行っていきたいという意向でございました。市といたしましても、先ほどの幹線道路の整備という観点で管理者との協議を進めて、県は県道の方の整備を進めていただけるよう、強く要望してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  この鈴鹿関線についての部分は、白山線の歩道が整備されてからということでございました。この白山線の歩道整備については、地元自治会より請願書も出ておりまして、この議会を通じて県にも出しております。今現在、先日完成したものと私は思っております。そういう部分から見ますと、次がここでいいのかなという期待ができますので、県の方へも強い要望をお願いしたいなと、かように思っております。  いろいろこの道路につきましては、道路幅の狭隘、狭いと私は思っております。いわゆる鈴鹿の方からインターの方への、やはり産業道路とも言われておりますし、特に亀山の道路の環状線の位置づけというのは大事かと思っておりますので、そういう部分を十分考慮していただいて進めていただきたいなと、かように思っております。  次に、県道駅前高塚線の亀山高校より国道306号線までの整備計画については、以前にも私、質問しております。その後、県との協議がなされているのか、お尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  県道駅前高塚線につきましては、三重県は道路整備について、亀山市は都市計画についての役割を担いつつ、着手可能な部分の測量調査を実施することにつきまして、三重県と連携して関係者の同意を得られるよう説明に努めてまいります。  また、現状の道路で早期に改善が図られる対策については、沿線の自治会長さんのご意見もいただいた上で、鈴鹿建設部と連携を図って実施してまいりたいというふうに考えておりまして、鈴鹿建設事務所とも連絡を密に取り合って進めておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  この道路につきましては、都市計画の部分も当然ある道路でございますので、十分協議し、連携を図っていただいて、早期に整備していただきたいなと。ここも通学も絡むと思います。子供の安全のためにも早期にお願いしたいなと、かように思っております。  それでは、次に四つ目の項目でございます。  南部地域の活性化について、4点お尋ねいたします。  まず1点目でございますが、以前より総合計画に和賀山に自然の森公園構想がありました。櫻井市長が2月に就任されまして、その後、設置計画を白紙撤回されましたが、その代替事業についてどのように考えておるのか、お聞かせ願いたいと思います。  まずこういう部分から、地元南部地域についても自治会、コミュニティー等について、地域おこし等も考えておりますが、例えば紹介いたしますと、私どもの自治会が安知本獅子をつくろうじゃないかと今考えが出まして、今現在、有志によって作業を進めておりますし、宮さんにあります神楽の奉納というのがあるんですが、今まで大人ばっかりがやっておったんですが、なかなか大人の伝承ができづらくなったということで、子供に伝承していただくために、現在、子供に教えて取り組んでおります。そのような事例を紹介いたします。  いずれにしましても、市長さんのそういう政策が今後何か考えておられるのか、お尋ねしたいと思いますし、どうしてもまだまだということであれば、作業の工程の中では、例えば地域委員会なんかは我々の地域で持てと、やはり行政側の指導をしていかないと、なかなかこれは進まないものと私は思っております。まず市長さんの思いを聞かせてください。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)
     自然の森公園白紙撤回後の南部地域の市長の思いはというご質問でございます。  自然の森公園につきましては、9月議会の現況報告で、白紙に戻すとの考えを示させていただきました。その後、やはり今後の南部地域のことについては、現在、都市マスタープランの地域別構想に取りかからせていただいておるところでございます。  一昨日も南部地域へ市の方から出向かせていただきまして、ワールドカフェ方式でさまざまなご議論を地域の皆さんと闘わせていただいて、地域のあるべき姿のご議論もいただいたところであります。市といたしましても、地域の皆さんとともに、今後の南部地域はどうあるべきか、進むべき方向につきまして広くお聞きもいたし、対話を重ねてまいりたいと考えておるところであります。その中で見出していくものと、行政として進める上で、今少し例示されました、私はどの問題もしかりであろうかと思います。あわせて今度は、地域の皆さんが自主的に安知本の獅子をつくろうとか、あるいは神楽の子供への伝承保存の動きが始まっておるというお話がございましたけれども、地域で取り組んでいただくべきもの、そして行政として取り組むべきもの、これはしっかりと整理をさせていただいて、例えば道路ネットワークの構築、あるいは下水道整備が少しまだ未整備エリアがございますので、官民一体となって地域振興や生活環境の質を高めていくような取り組みを、またその構想の中で議論を重ねてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  今のところ、市長の考えは地元と相談してということで理解してよろしいですね。先ほども市長言われましたように、私も言いましたように、きのう、おととい、その懇談会がございました。その中でも、やはり住みよいところであるというのもかなりあります。また、不便なところもある。非常にいろいろよいところ、悪いところ出てきておりました。特にその悪いところの部分から見ますと、亀山白山線のあの踏み切りはいつになったらできるんやというのは、三つの班に分かれてやったんですが、どの班にも出ておりました。やはりそういう部分から、企画の方でこれをやっていただいたんですが、そういう部分も十分聞いて、今後は天神・和賀地区、それから東部のコミュニティーにも向かわれると思います。そういう部分から見て、今後十分取り組んでいただきたいなと思っております。都市計画の中から、またさらには総合計画で自然の森は位置づけておったわけでございます。やはりそういう重要な計画の中から簡単に外れるということ自体が、私はちょっと思いがありますので、その分よろしくお願い申し上げます。  次に2点目でございますが、県道亀山安濃線の鹿島小橋につきましては、大方整備されまして、道路の迂回も今取り除くという工事が進んでおります。次に鹿島橋のかけかえ計画がありましたが、どのように進んでいるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  鹿島橋のかけかえにつきましてでございますが、三重県により事業が進められており、昨年までに橋梁の詳細設計が完了いたしておりましたが、かけかえする鈴鹿川の河川計画が変更されたことに伴いまして、橋梁の設計見直しが必要となったため、現在、修正設計業務を行うとともに、三重県と河川管理者である国土交通省において、河川協議を進めていただいているところというふうな状況でございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  これは、当初から地元要望でも早くしてほしいということで、しかし国交省の関係やから、また設計変更なりもしなければならんという状況でございます。市としても、やはり早期の完成を目指して要望を強くしていただきたい。というのは、次の部分の3点目にもひっかかってきますので、よろしくお願いしたいと思います。  その3点目でございます。  菅内・阿野田・天神・和賀地区の公共下水道整備計画について、以前私が質問したときには、鹿島橋のかけかえに伴い整備するとのことでありましたが、その後、県と調整が図られ、整備計画だけでも進んでいるのか、現在の状況を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野上下水道部長。 ○上下水道部長(水野 博君)(登壇)  公共下水道事業の整備年度の見通しにつきましては、去る11月16日号の市広報特集記事で市民の方々にお知らせをしたところでございます。議員ご指摘の鈴鹿川より以南の阿野田町、天神地区などの公共下水道整備につきましては、平成26年度から平成30年度に整備を予定しているところで、現在整備を進めております県道亀山安濃線の鹿島橋に転化を前提として計画しております。鹿島橋のかけかえ予定は、県から平成28年度末をめどに整備できるよう、関係機関と協議を進めているとお聞きしておりますので、下水道整備も、橋梁の完成予定の二、三年前から重点的に整備を進めるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  これについては、やはり県の鹿島橋のかけかえが進まないと無理かと思いますけれども、やはりそこらを整備計画の推進については、県とどの時期にできるんやというふうな観測をとって、整備計画を進めていただきたい。やはり設計までいってもいいんじゃないかと私は思っております。設計にいって、県が1年おくれた、やむを得ず1年はおくれると。やはり橋がかかってから設計に入ると、そんなんでは事業というのは進みません。そんなもの地域住民のために考えるのであれば、やはりそのような同時遂行も必要だろうと私は思っております。そういう部分から考えまして、その計画をよろしくお願いしたいなと、かように思っております。  それでは、4点目でございます。  金王道の保存整備は考えているのかでございますが、南部地域の丘陵地帯を通っている金王道につきましては、昔は「鎌倉の道」とも言われております。その保存整備については、たびたび私も含め、また宮村議員等々もお尋ねしておりますが、その後昼生地区のコミュニティーを中心に、この金王道の草刈り、また調査、探索等もされておりますことについては、敬意を表したいと思います。  この金王道の整備についてどのように考えられておるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  金王道につきましては、先ほど議員もおっしゃられましたように、現在、昼生コミュニティーにおいて、まちづくり地域支援事業により熱心な活動に取り組んでいただいておるところでございます。金王道の整備という観点につきましては、市としましては歴史・文化を尊重した位置づけとして、保存に努めていくべきものであるというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  保存に重要なものという考えは持たれておりますが、それではこの整備についての計画はしておるのか。これは以前から、我々もご質問・要望させていただいておる部分でございます。どんな状況なのか、もう一度お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  金王道につきましては、まちづくり地域支援事業というところで、地元の方々の取り組みに対しての支援をさせていただいておりますけれども、整備ということで、市が何らかの手をつけて整備をするという観点で取り組んでいるものではございません。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  この保存については、現在、昼生地区の皆さん方がやっておる、まちづくり支援事業の中での草刈りをお願いしたりという部分で済んでおるのやという考えでございますか。私はこの歴史ある鎌倉の道とも言われる金王道を、やはり史跡として残していってはどうかという提案でございます。なかなかこの丘陵地帯でございます。非常に難しい部分もございます。そういう部分から見まして、私がちょっと提案させていただきます。  例えば、亀山白山線から和賀地域の南側、この金王道に沿って市道を新設していただいて、そのわきに金王道の保存、史跡を残していただくというのもどうかというふうに思っております。特に和賀地区につきましては、今の生活道路は1本こそございません。防災から見ても、いろいろな部分から見ても、狭い道路の中で生活がしにくい部分もございます。そういう部分から見ましたら、例えば南側に1本そういう道路を、金王道の整備に合わせて新設を考えられたらいかがかなというふうに私は提案いたしますが、市の思いを、急でございますので、そこらの市長なり副市長の思いがありましたら、お聞かせ願いたいなと思っております。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  ご提案の金王道に向かって、生活道路として新たな道路の構想をどうだということでございました。  これは亀山市内には、金王道を初め、土の道という非常にすばらしい、あまり手の加わっていないすばらしい道があろうかと思います。また金王道の場合は、地域の皆さんが地域資源を地域の力で草刈りをされたり、整備をされて手を加えてこられました。ただ、本当に古い自然や文化にマッチした、ある意味手つかずの状況を残していくと。保存していく、またそれを活用していくというような、土の道を残していくということが非常に重要な要素ではないかなと考えております。したがいまして、金王道に向かっていろんな生活道路を絡み合わせるというのが、果たして適切かどうかということは議論があろうかと思いますが、今後のさまざまな局面で、いろんな視点から議論させていただきたいと、このように考えておるところであります。  できますれば、金王道は従来の古い形で保存・継承していくというような取り組みが適切ではないかな、このように考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  宮崎勝郎議員。 ○9番(宮崎勝郎君)(登壇)  市長の持論を聞かせていただきました。  また戻りますが、自然の森ができた時点で、あの付近も金王道が通っております。そういうような部分で整備がされるものだと私は信じておったんですが、白紙撤回された後の金王道の整備については、十分今後計画的に何かしていただきたいなと、かように思っておりますので、私ももう時間がございませんので、要望にしてまいりたいと思います。  何しろ、南部の地域についても、そういう部分から何とか活性化に向けて、それぞれの地域の方々ともお話を聞いておりますし、取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げまして質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(水野雪男君)  9番 宮崎勝郎議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩いたします。 (午後 2時21分 休憩) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (午後 2時32分 再開) ○議長(水野雪男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、7番 前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  市民クラブの前田耕一でございます。  通告に従い、早速質問に入らせていただきます。  まず最初に、雇用の現況及び緊急雇用対策等についてお伺いいたします。  三重労働局の発表によりますと、県内の10月の有効求人倍率は0.1%前月よりも上回って0.43倍となっております。これは、3ヵ月連続の上昇とのことでもあります。しかし、数字的には上向き傾向にあるものの、依然として雇用状況には厳しいものがあり、特に製造業で低い水準が続いていると分析しているようです。また、亀山市を管轄している鈴鹿公共職業安定所の求人倍率は0.35倍と、県内の職業安定所の中でも求人倍率は低位に位置しております。これが現状でございます。恐らく、鈴鹿の職業安定所の方では、亀山市内の状況としては個々には把握されていないと思うんですけれども、この市内の状況も他地域とあまり変わらないのではないかと考えておりますが、求人や離職者、求職者の状況について把握している数字があればお示しいただきたいと思います。  1回目の質問を終わります。 ○議長(水野雪男君)  7番 前田耕一議員の質問に対する答弁を求めます。  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  雇用状況でございます。現在の亀山市においての雇用・失業状況につきましては、市内の製造業で従業員200人以上の事業所及び主な100人以上の事業所を対象として、市において任意の聞き取りを行った結果によりますと、11月末現在で本年1月から10月の間に市内で職を失われた非正規労働者の方は、累計で1,011人になり、8月末現在の995人から16人増加いたしましたが、一方で、一部回復してきた事業所におきましては、新たに6月以降90人の雇用が行われたことを把握しております。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  市内では、その数字だけを見る限り、多少上向いているのかなと思いますけれども、あくまでも非正規従業員の増加ということで、正規の従業員の増加はあまり雇用としては入ってこないですね。  そこで、確認ではないんですけれども、私ども一般的に、これは行政すべても含めてですけれども、雇用の状況を把握する場合に、求人倍率という数字を使っておりますね。この求人倍率は、今この鈴鹿管内0.35倍と、1を大幅に切っているわけでございますけれども、労働行政の中では一番理想の数字は求人倍率1.3が理想だと言われております。この1.3は具体的にどういう数字かと申しますと、仕事を探している人1人に対して求人がどのぐらいあるかと。1.3ということは、1.3人分の求人があれば、仕事を探している方が選択する余地が多少あるということで、1.3という数字が理想の数字と。これが多くなれば人手不足、少なくなれば仕事がないということになってきて、当然今0.35ですから少ないわけでございますけれども、じゃあ0.35が本当に厳しいかと申しますと、鈴鹿のハローワークの10月の状況を見ますと、例えば保安の仕事、ガードマンとか警備とかの求人倍率1.86あるんですね、今。それから、サービス関係、飲食関係も含めてですけれども、サービス関係のパートさんの場合には、求人倍率は5.50あるんですよ。ということは、相当な人手不足ということになるんですね。  ところが、事務職の場合、この仕事の場合には0.10、それから生産工程、これは一番注目されるんですけれども、不況の中でという場合はこの生産工程・製造業が参考になるんですけれども0.22ということは、0.35よりはるかに低いということで、そこで求職者の方の希望と求人者側の希望とのミスマッチが職種によって結構あると。この中でこういう結果が出ているということになるんですけれども、今、岡崎部長の方から市内の状況を報告いただきました。  そこで、私が思うには、ただ単に数字を把握するんではなくて、それによってこういう傾向があるから、こういう方法で、例えば企業に対しての求人開拓。ということは、求人をもっと出してほしいとか、こういうぐあいのこういう人がおりますという数字を職業安定所の方から把握して、その数字を持って依頼に行くとか、情報を提供して話を進めるとか、そういうことをハローワークだけじゃなしに、例えば商工会議所、製造業が求人がないわけですから、工業部会への働きかけをお願いするとか、そういう手法をとっていただきたいというのが私の思いなんですけれども、その辺の商工会議所とかハローワークとの連携を大体どのぐらいの割合で、月に1回か、あるいは三月に1回なのか、週に1回なのか、どういうような形で連携をとっているか。とっておみえになるのであれば、その数字を教えていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  ハローワークにしても、いろんな企業等も、何ヵ月に1回とか、一月に何回といった回数の目標値というものはございませんが、そういう情報を把握するために、連絡をとり合って情報交換等をやっておるところでございます。また、市が事務局になっております雇用対策協議会のメンバー等ともそういう情報の共有というのをやっておるというところでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  具体的な行動をおとりになっていないようですけれども、ぜひ機会あるごとにそういう形での企業との接触を深くして、求人情報の把握、それから求人開拓等についても、行政として直接の業務じゃないかわかりませんけれども、ぜひご努力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  二つ目の質問に入ります。  年末年始に向けての雇用関係対策についてお伺いいたします。  派遣村の開設が各地で話題になっておりました昨年末から約1年が経過しておりますが、不況の波は、先ほども申しましたように、少しは静まった感がありますが、仕事や住まいを失って、現在、一般的に失業者で住まいがないという方々にとっては、相変わらず厳しい歳末を再び迎えようとしております。ハローワーク鈴鹿へ登録の求職者数も、10月末現在で約6,200人、他地域以上の厳しさの中、亀山市としてはこの年末年始に向けて、緊急避難的なものも含めて雇用・失業などの関連対策の検討が何かなされているのか、お伺いをいたします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  去る10月23日に国において策定されました緊急雇用対策におきましては、今年の年末年始に求職中の方が安心して暮らせることを目標の一つに置かれております。
     このような中、市の年末の雇用対策でございますが、緊急雇用創出事業としまして、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用し、11月から8事業で新たに16人の雇用を確保いたしております。内訳といたしましては、市直接雇用が、外国人住民生活支援事業、これはポルトガル語の通訳でございますが、これを1人、青少年補導夜間巡回防犯パトロール事業3人、保存文書等整理事業1人、道路パトロール強化事業2人、里山公園特定外来生物除去事業2人、農業用施設ため池頭首工の調査事業2人、委託事業としまして、林道側溝清掃等事業、これが3人、観光施設等環境整備事業2人の合わせて16人でございます。さらに、12月には1事業で2人の雇用を予定しておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  今、雇用創出の部分で、トータル的には18人の雇用を考えてみえるということで、それも結果を出されるということで非常にありがたいことかと思うんですけれども、それ以外の、例えば住宅の問題とか、あるいは就職安定資金の問題とか、生活支援の問題、あるいは中小企業も含めたつなぎ融資とか、その辺のところの対策についてなされたものがあるかないか、あるいは今現在相談を受けてみえる部分があるかどうか、あるようであればその数字等もお教え願いたいと思いますので、2回目の質問でよろしくお願いします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  まだ最近出たばかりでございますけれども、住宅手当の支援であるとか、住宅入居等の資金の貸し付けでございますね。総合支援貸付金というものが国の方で創設されておりますけれども、まだこれに対する相談であるとか、活用の手続をされたという事例は、今のところ、私のところでの情報としてはございません。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  今お伺いした範囲では、そういうことで相談にご来所される方はお見えになっていないと。それには、理由の一つに、多分制度を十分把握されていない方もいるかもしれませんので、その辺の周知はきめ細かに行っていっていただきたいと、かように思います。  行政として直接考えていない施策でも、県や国の施策の中で結構身近で活用できるようなものがあるんじゃないかという感じもしておりますし、例えば12月10日に労働局が計画している求職活動支援セミナーというのがあるようなんです。私も最近知ったんですけれども、これはあなたの可能性を引き出し、再就職をバックアップしますということで、1日限りのセミナーでございますけれども、それも1時半から3時と、本当に2時間程度の短いセミナーですけれども、受講料無料で青少年研修センターで、定員が40名で計画がされております。こういうようなものなんかも、市内にお住まいの方、どの辺までご存じかなあと。行政の方で、例えばこういう情報を把握されて、ロビー掲示とか、広報等で周知するとか、そういうことも当然やっていくべきものじゃないかなと思うんです。  それから、本当に住宅手当とか、地方自治体がやるべき、あるいは総合支援資金貸し付けとか、社協の取り扱っている部分の問題とか、当然うちの行政が扱う部分もありますけど、そういう制度についても、まだまだ十分周知されていないかと思うんです。その辺のところについて、何か先ほどお伺いした範囲で、こういうことは亀山市として独自に年末年始に向けて対策を計画しているとか、周知しているというものがありましたら、お示ししていただきたいんですけれども、何かございませんでしょうか。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  議員のご質問とちょっと趣旨が違ってくるかもわかりませんが、年末年始に向けてそういう働く方々との相談のために働く人の相談窓口、これは産業建設部の産業・観光振興室の方で所管しておるものでございますが、これにつきまして、昨年度も年末にセーフティーネット資金認定業務とともに12月29日、30日の2日間、開設をいたしておりましたところ、相談件数も数件あったというところでございます。本年も、国・県、商工会議所等とも連携して、状況に応じて対応していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  3点目の質問に入らせていただきます。  去る11月30日にワンストップサービスというのが、全国17都道府県77ヵ所のハローワークで試験的に実施されております。三重県でも、四日市と鈴鹿のハローワークで職業相談や住宅の相談など、さまざまな相談が一ヵ所で受けられるワンストップサービスデーとして同日に開催されております。この催しは、ハローワークと三重県、それから三重労働局、市町、それから社会福祉協議会などが連携して、大小の今までばらばらでありました相談窓口を一本化して、相談者がたらい回しにならないように、迅速な相談を行うことを目的として行ったわけでございます。  このワンストップサービスデー、ハローワーク鈴鹿でもございましたから、当然管轄は鈴鹿市、それから亀山市になってくるんですけれども、このイベントに亀山市としてどのようにかかわってみえたのか。  それから新聞報道によりますと、鈴鹿市会場には75人の相談者が来所されたと聞いております。この中で、亀山市内の在住者、相談件数は何件ぐらいあって、どんな内容だったのか、お示しいただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  三重ワンストップサービスデーの実施に当たりましては、三重県及び三重労働局から協力依頼があったところでございますが、今回の実施に当たりましては、最終的な参加依頼までは至っていなかったことから、亀山市は参加はしておりませんが、当日の来所人数につきましては、議員ご指摘のように75人ということでございまして、うち亀山市民は7人であったと県より伺っております。ただ、ちょっと内容については報告されておりませんので、存じ上げません。  なお、今後の実施日程については、現時点で未定ということでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  亀山市は、とりあえず当日は会場へ参加されてなかったということらしいんですけれども、お聞きしましたら、鈴鹿市も参加されてないんですね。その理由は、鈴鹿市の場合、この会場が鈴鹿求職者総合支援センターと申しまして、鈴鹿市役所の道路を挟んで反対側だから、わざわざそこに行かなくても、どんな相談があってもすぐに市役所まで走ってもらったら対応できるからということで出席いただいていないということをお聞きしております。亀山市の場合、ちょっと離れていますから、当然何らかの形で私は出席していただいておったと思っておったんですけれども、出席はされていないということで、ちょっとなあという感じもしたんですけれども、相談内容を確認しましたら、鈴鹿会場75人のうち、当然のことでございますけれども、相談件数は75人でダブル相談もあったらしいんですけれども、就職が34人、それから住宅が19人、それから生活関連が16人、弁護士相談4人、社会保険関係が5人とか、そんな数字の相談があったらしいんですけれども、亀山の人数は今7人とお聞きしましたけれども、この人らがどんな内容の相談だったのかなあと。それがそこで対応できた問題だったのか、また改めて亀山の相談へお越しいただいているのかわかりませんけれども、やっぱりこういう機会があれば、ぜひ積極的に協力して参加いただきたいと非常に残念に思っております。  この相談には、亀山市としては、例えば行政、それから社協なんかも当然行って相談に応じる体制をつくってくれていると私は思っていたんですけれども、どうもその辺が十分な対応ができていなかったと、非常に残念に思っておりますけれども、ぜひよろしく、今後対応していただきたいと、かように思います。  4番目の質問に入ります。  4番目は、来年3月に高等学校を卒業する新規学校卒業者の就職状況についてでございます。  ハローワーク鈴鹿管内の新規学校卒業者の就職率も、依然として厳しい状況が続いております。10月末現在の、高校を卒業して就職希望をしている生徒のうち、就職が決まっているのは66%、33%の生徒がまだ就職が決まっていないというように聞いております。鈴鹿管内ですから、高校は白子、神戸、石薬師も含めてたくさんあるんですけれども、地元亀山の高校の状況を見てみますと、亀山高校の全日制と定時制、それから徳風学園がございますけれども、この3校というよりも、1校に昼と夜と、それから徳風と入れますと、10月末現在で22名の生徒が就職未決定と聞いております。これは亀高、徳風高校の中身ですから、それ以外に亀山市内に在住の方で市外の高校、津方面、四日市方面、上野方面も含めて行っている方もいると思うんですけれども、もっと数はふえるんじゃないかと、かように感じます。  それで、この市内在住の来年3月学校卒業予定者の就職未決定の方に対しての何らかの対策を講じられているか、あるいは講じられたことがあるかどうか、亀高との、あるいは徳風高校との連携がとられているかどうか、確認をしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  市の地元高校の就職に対する対策はということでございます。  市といたしましては、地元高校の就職について、直接的な支援はしていないところでございますが、産業・観光振興室で事務局を担当しております市内50事業所で構成いたしております亀山市雇用対策協議会では、会員事業所の採用担当者と県内高校の進路指導担当者の間で採用計画や事業所紹介、学校の紹介など、情報交換の場である求人懇談会を毎年開催しております。本年度は、7月に事業所15社及び29の高等学校が参加されました。また、10月には未内定者の就職のため、地元高校から情報提供の要請がございましたので、雇用対策協議会会員事業所に経営環境の変化による今後の採用予定がないか、照会をいたしたところでございますが、残念ながら「ある」と回答された事業所はございませんでした。  申しおくれました。亀山市内の内定者でございますけど、先ほど議員、10月末の状況でご指摘いただきましたが、亀山市内2校に聞き取りをいたしましたところ、11月末現在で公共職業安定所の紹介を通じての職業希望者約70人のうち、約80%が内定済みと伺っております。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  あと20%ぐらい、3月までありますから、できるだけ行政としてもその辺のところ、対策をしていただくようによろしくお願いします。  次、2件目の質問に入らせていただきます。  安心・安全のまちづくりについてご質問させていただきます。  まず最初に、児童・生徒の登下校時の安全確保とサポート体制の確立についてお伺いいたします。  ことしに入って、三重県内で発生した刑法犯の認知件数は、11月現在で約2万3,700件、そして平成14年の4万7,600件をピークに年々減少してきていると聞き及んでおります。  亀山警察署管内でも、11月現在426件、前年同月比で109件、20%減と大幅な減少を示しております。しかし、街頭犯罪や声かけなど直接犯罪に至らない事象も含めて、決して皆無になったわけではございません。  特に児童・生徒に対する犯罪や事件・事故は、日常的にいつどこで発生しても不思議でない状況の昨今であります。  そこで、児童・生徒の登下校時の安全確保とサポート体制について、具体的なものをお示しいただきたいと思います。  1点目を終わります。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  本年度4月より11月までの本市における不審者情報、声かけ事案は12件発生しており、児童・生徒の登下校の安全確保は教育委員会といたしましても重要な課題ととらえております。  事案の発生時には、亀山地区防犯協会によるセーフティコミュニティ・ヒューマンネットワークで、市内全小・中学校に情報提供がなされておりますし、市のかめやま・安心めーるにおいても登録者に逐次情報提供がなされております。  登下校の見守りにつきましては、本年度市内5ヵ所に防犯カメラを設置いたしましたし、青少年総合支援センターの青色回転灯車による巡回パトロールを定期的に行っております。それに加えて、本年度は市民ボランティア2地区により青色回転灯車の巡回パトロールも始めていただいたところでございます。  また、県教育委員会の委託事業による登下校安全指導員の配置、さらには各小学校区の愛の運動の皆様の献身的なご協力により、きめ細やかに進めておるところでございます。  今後も、児童・生徒の登下校時の安心・安全につきましては、関係機関と十分に連携をとりながら確保してまいります。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  亀山警察署へ確認させていただきましたら、亀山警察署が把握している声かけなどの不審者情報というのは、ことし15件と聞き及んでおります。これは、事件にはならないものですから、あくまでも情報としてお受けしているだけらしいんですけれども、それ以外の街頭犯罪と一般的に言われるものは、亀山警察署管内で昨年は261件あったそうです。ことしは214件、11月末現在で、大幅な減少を示しているというように聞き及んでおります。  この数字、亀山署は減少していますけれども、県内全体を見ますと、車上荒らし、あるいは自転車盗等が昨年と比べて450件とか、自動車部品盗を見ますと110件多いとか、そういう事犯が結構出ているらしいんですけれども、亀山の場合にはほとんど街頭犯罪被害は昨年より増加してないということをお聞きしております。  特に少ないというか、減っているのが自転車盗、自転車泥棒とか、車上荒らしなんかが昨年と比べて合わせて30件ぐらい、亀山が減少しているということをお聞きしております。その原因としては、先ほど答弁いただきました見守り隊とか、青色パト、それから地域の防犯意識等も非常に大きな影響力があると、抑止の効果として。それから、JR無人駅の防犯カメラなんかの人の目、機器の目というのが効果があるというふうにお聞きしておりますが、こんなことで亀山市は比較的安心なまちに移りつつあるのかなという感じがしております。  そこで1回目は終わりまして2回目、屋外公共施設の安全対策について確認いたします。  先ほど警察署管内の街頭犯罪件数は大幅に減っているということを申し上げました。これは当然、先ほど言いましたようないろんな地域の活動の成果と、それ以前に警察当局の努力というのは当然あるわけでございますけれども、こういうことでだんだん地域の防犯活動の充実は進められておりますけれども、問題は、市内にある七十数ヵ所の公園を初めとする多くの屋外公共施設ですね、この辺に十分目が行き届いているかなと。この問題については、私は過去にも再三質問させてもらっておりますけれども、特に亀山公園とか西野公園、あるいは東野公園、敷地面積も広いです。それから、運動施設や遊具、日本庭園、芝生など、いろいろな施設も配置されて、休日だけでなく、平日も結構来訪者は多いと思うんです。だから、池もある、それから道路から遮断された死角になるような場所もございますので、不特定多数が自由に出入りできる場所ということで、その特性を利用して犯罪に至る可能性が非常に大きい場所じゃないかと私は思っています。  そこで、これらの屋外公共施設の安全対策について、現在どのようにされているか、確認したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  屋外公共施設の中で、都市公園の安全対策についてということでお答えさせていただきます。  先ほどからもお話のありました、本年7月指定管理者であります財団法人の地域社会振興会において、地域密着型の安全な公園を目指して、ボランティア組織として公園安全見守り隊、これが117名の会員で結成されまして、市内の公園で巡回や遊具点検等に取り組んでいただいておるところでございます。この活動は、安全・安心にとどまらず管理面での改善をいただくなど、公園管理に貢献していただいているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  ボランティアの方とか、あるいは地域の方々の巡回とかということで、確かに過去と比べれば相当目が行き届いた防犯努力がなされつつあるというのは評価できると思うんですけれども、しかし、本当に広い範囲で、あるいは昼夜24時間人の出入りができる場所でございます。どんなことが起こるやもしれません。立入禁止になっていないですね、夜でも。夜になりましたら、例えばソフトとか野球とか、いろいろな試合とか練習で常に人の出入りがございます。それを全部このボランティアの方々で対応できるかといったら、どうしても限度がありますね。  私は、過去にも申し上げておりますけれども、防犯カメラの設置、これはぜひ設置すべきだと思いますので、ここで提案をさせていただきたいと思います。  この防犯カメラは、先ほどJRの4駅のことを申し上げましたけれども、非常に抑止効果は大きいと。だから、設置することによって、基本的には抑止だけじゃなしに、犯罪者を特定するためのカメラというのはあるかもわかりませんけれども、できれば公園なんかの場合には抑止効果を高めるために、ぜひ設置をしてほしいと、かように思います。  広い公園ですから、1基でいいのか、3基要るのかというのは別として、ある程度出入り口とか、あるいは駐車場なんかにつきまして設置すべきじゃないかと、かように思っております。この辺のことについて、駅は置いて、公共施設、あるいは中学校など、屋内型のところにつきましては大体設置が終わっているんじゃないかなと思いますけれども、屋外の方はどうしても手薄になっているという感が否めませんので、その辺についてのお考えがあれば、ぜひご所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  都市公園の中で、議員ご指摘のように不特定多数が利用する、特に西野公園、東野公園、亀山公園における防犯カメラの設置についてということでございますが、全国的に最近痛ましい事件も多く発生していることや、亀山市においても公園内の自動販売機が壊されるという事件が2件ございました。こういったことから、公園の目的でもあります安全・安心の確保が重要と考えておるところでございます。  このような状況から、西野公園を初め3公園は、公園も広く、すべてを網羅するカメラというのは設置が困難であるということから、公園の出入り口とか駐車場など、効果的な場所を選定するなどして、カメラや照明等の設置に向けて検討を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  前田耕一議員。 ○7番(前田耕一君)(登壇)  ありがとうございます。  いずれにしましても、事故が起こってから、問題事象が出てからこういうことは大変だったなあということでは本当に手おくれです。先手先手を打ってという意味で、ぜひ早急に大きな屋外施設につきましては防犯カメラ、あるいは監視カメラの設置をしていただいて、本当に安心して施設を利用できるような対応をお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(水野雪男君)  7番 前田耕一議員の質問は終わりました。
     質問の途中ですが、10分間休憩いたします。 (午後 3時12分 休憩) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (午後 3時23分 再開) ○議長(水野雪男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、21番 櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  それでは、一般質問をさせていただきたいと思います。  会派の皆さんのご配慮により、29分ばかりありますので、十分したいと思います。  質問に入る前に、議長さんにちょっとお願いしたいと思います。  きょう朝、このような委員会資料が私の部屋にございました。できましたら、この議会の開会の当日及び議案を各議員に配った折に、この委員会資料を各議員に配付していただくというような形のご配慮をいただけんでしょうか。内容を見せてもらうと、質疑等にもいろいろ参考資料がありますので、よろしくご配慮のほどお願いしたいと思います。  今日、我が亀山市は、平成2年ごろと思うんですけれども、企業誘致を目指してテクノヒルズ構想、県のクリスタルバレー構想によっていろいろやってきたんですけれども、幸い、平成11年から13年にかけてシャープが当亀山市に立地をされ、内陸型工業都市としての、三重県下及び全国、世界にも亀山ブランドという形で、他の自治体からうらやましがられるような不交付団体になり、そこの間、合併もありまして、5万人の都市となってきたというのは市長もご存じだと思います。  ところが、アメリカのサブプライムローンの問題に端を発して、世界経済がかなり不況に陥ったと。こういう中で、当亀山市としていかに市民の皆さんが安心して、安全で焦らず、ゆとりのある生活をしていくのに議論するのが、市長さん初め職員の皆さんとともに議会があるのだと私は思っていますので、そのことを踏まえて答弁をしていただきたいと思います。  通告の順位が多少狂いますけれども、まず1番目に、人工透析の機器の更新について等に、どのような現況であるかをお聞きしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  21番 櫻井清蔵議員の質問に対する答弁を求めます。  伊藤医療センター事務局長。 ○医療センター事務局長(伊藤誠一君)(登壇)  人工透析の機器の現況をご報告申し上げます。  現在、医療センターの人工透析監視装置は、在宅患者用を含めて24台ございます。これにより、10月末では在宅患者お2人を含めて77人に人工透析治療を行っております。監視装置、先ほど申し上げました24台の内訳といたしましては、本年5台更新しておりますが、10年経過の機器が5台ございます。これらの機器を3名の臨床工学技士を配置し、適切に整備運用しているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  今、病院の事務局長から77名の方がお見えになると。腎臓疾患の方がこの議会にも請願等が出されております。今後、市長として、この透析機器の更新、確かに古いものでは10年7ヵ月というのがあると。今後の更新の考え方をどのようにやっていくのか。透析患者の不安を取り除いていただくためには、政治的な市長の判断が必要だと思います。そのような判断をお持ちになるかどうか、今後の対応についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  櫻井議員のご質問にお答えをさせていただきます。  現在、今ご答弁させていただいたような状況で対応いたしてまいりました。今後でありますけれども、10年を経過した機器が5台ございまして、これは10年たったからかえるとかいうことではなくて、もし仮に3年で機能を果たせないという機器があれば、やっぱりかえていくべきであろうと思います。年数だけではないというふうに考えております。  そのことも含めまして、来年度以降、機器の状況を見ながら、病院院長とも相談をさせていただく中で、更新をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  聞きますと、人工透析機器は6年をめどに更新が必要というようなことですけれども、機器の内容によってそれぞれ病院と相談してもろて、何はともあれ透析をやってみえる77名の方が安心して透析を受けられるという環境をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、消防署の資機材についての現況はどのようになっているか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  消防の装備資機材等の現況でございますが、亀山消防署にははしご車1台、化学車を含む大型水槽付車両2台とポンプ車2台、関消防署に救助工作車及び水槽付車両1台とポンプ車1台を配備しております。また、この救助工作車にはクレーン、油圧給油器具、大型照明器具等を装備し、救助活動に対応しております。化学車には、危険物等災害用の消火薬剤を1,200リットル積載しているほか、亀山・関消防署に合計約1,000リットルの同消火薬剤を備蓄しているところでございます。さらに、両消防署には他の消火薬剤や救助資機材も配備し、緊急時に備えているのが現状でございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  今、消防長から報告があった中で、特に救助用車両及び化学消防車両の件についてお伺いしたいと思います。  備蓄品があるということですけれども、各車両に積載してある装備の予備はあるんでしょうか。ない場合に、災害が起こった場合には、その単一自治体で3日間は災害体制で対応せねばならんと。3日後にはいろんな各地からの救援隊が来るという形で対応できるんですけれども、3日間はやはり当地の消防署内でのいろんな形でせんならんと。そうすると、資機材の不足によって市民の救助がおくれるということが懸念されるわけですけれども、それに対する備蓄品の充実、予備資材の備蓄、そういうのがあるのかないのか、どこら辺まであるのか。また、ない場合はどういうような予算措置をしていくのか。一遍消防長及び市長の考え方を聞きたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  現状でございますが、事案の発生状況等に応じた必要な装備資機材の充実に努めておるところでございます。しかし、今議員おっしゃられましたように、大規模な災害が起こった場合、このような場合ということを想定して、すべての資機材を充実しておくことは困難だと思います。現状は、私どもにつきましては装備資機材につきまして、総務省消防庁が示します消防力の基準における消防力の整備指針の基準を満たしておるところでございます。  なお、事案の内容については、当市の消防本部の資機材で対応できない場合は、県内の消防本部間で消防相互応援協定を締結し、対応することになっておりますし、また大規模な災害が起こりましたら、緊急消防援助隊が各県から駆けつけることになっておりますので、それで対応したいと思います。  なお、時間的には近県等からの場合、あるいは遠い距離の場合がありますが、愛知県であれば、交通の状況にもよりますが、おおむね時間的に早いのではないかと思います。以上です。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  今、消防長から消防力資機材の整備規定というような形で一つの指針があると。やっぱりどうしても必要な資機材だけは予備備品が要るというのは、現場から当然声があると思うんですけれども、それには予算が伴うと。かなり外国製品等々もありますので、購入資金もかなりの額だと思うんですけれども、それに対して、市長としてそういうような現場職員から聞き取りをやって、今後どういうようなことを選別するかというお気持ちはあるのかないのか。お気持ちがあれば、大体どこら辺をめどに、そういうような整備計画を立てられるのか、一遍お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  その資機材の充実に向けて、整備方針等をどの時期にということのご質問でございましたが、そしてその前提で、やっぱり現状で、実態の現場で、今の資機材の状況をしっかり把握させていただいた上で、それを整理して、その整備方針に加えていくと。それにはやっぱり亀山市としては、その方針に基づいて、段階的に展開をしていくという考え方でございます。  その整備方針をいつまでにつくるのかということでございますが、消防長の方から答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  今後の対応といたしましては、事案の対応と発生状況等も見まして、また他の消防本部等の様子も見まして、適切に対応していきたいと考えております。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  とりあえず早いところ、そういうようなところの整備をやっていただきたい。また、報告もしていただきたいと思いますので、報告を待っていきたいと思います。  次に上げましたAEDの今後について、設置の状況は現在どのようになっておるか。公共施設及び市民が集積する、例えばエコー等の商店というか、また企業ですね。企業内にはどのぐらいの数が設置されているか、その報告を願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  市内の公共施設や一般事業所等の自動体外式除細動器、いわゆるAEDの設置状況でございますが、公共施設への設置は72施設に73台設置しております。公共施設以外の一般事業所へは、消防が実施しております救急講習会などで把握している数は39事業所に87台設置されております。内訳として、製造業では17事業所で65台、サービス業や宿泊業は11事業所で11台、その他の事業所で11ヵ所11台となっております。  また、今後の民間施設等での設置事業についてでございますが、AEDは市民の集まる場所へ設置するのが望ましいと考えております。しかし、公共施設以外の民間施設、あるいは企業内等の設置については、施設の管理者等により設置していただきたいと思っております。以上です。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  今、消防長からAEDの設置状況が、公共施設72ヵ所73台、それから民間施設87台で39ヵ所あると。いろいろ考えますと、確かにコミュニティセンターとか図書館、各学校等々にはそういうのは1ヵ所1台でいいんではないかと思いますけれども、ちなみに総合福祉センター、市役所、亀山文化会館、関ロッジ等々の施設においては、やはり階層等もあります。1階、2階、3階とね。各階に設置する必要があると思います。どこでAEDが必要な状況が起こるかわかりません。そういうようなことは、市長としてお考えはないのか。やっぱり設置していくべきだと私は思うんですけれども、今、五つばかり上げましたけれども、そういうようなところに数をふやすということは必要だと思うんです。そういうようなお考えはないか。  また、そしてここで取り上げさせてもろたのは、各事業所、多いところでは28ヵ所設置されておると。ちなみに12ヵ所22台設置されておる企業もあると。だけど、他の企業については、各企業で1台ずつというのが主なところです。その中で、市内で実施している企業の中でも、AEDの設置が工場の何ヵ所かに設置せんならんという中で、一つ私の提言なんですけれども、設置に際して、市の単独の補助制度というのをつくって、例えば床面積どんだけについて何個というような形の補助基準というのを設けて、例えば3分の1を補助しますよと。30万ぐらいの品物だと思うんですけれども、10万円補助するから設置してくださいという促進を促すような制度を創設されるようなお考えを持っていただきたいと思うんですけれども、市長のお考えを聞きたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  公共施設へのAEDのさらなる設置はどう考えるかということでございました。フロア、フロアにというご指摘もございましたが、状況に応じて考えていく必要があるんだろうと思っております。しかし、その設置場所については、いろんなものを勘案した上で設置をいたしております。今後、いろんな状況の中で考える必要はあるんだろうというふうに、現時点で考えておるところでございます。  それから、民間事業所につきまして、AED設置の補助の創設の考えはあるのかということでございますけれども、AEDはご案内のように市民が集まる場所へ設置するのが望ましいと考えております。しかし、公共施設以外の民間施設、企業内等の設置につきましては、それぞれの施設の管理者、あるいは事業者等により設置いただきたいと考えておるものでございます。これに対しまして、行政としては現在のところ独自の補助制度を創設するという考えはございません。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  はっきり物を言ってもろたのでいいんですけれども、できたら、例えば火災報知機の設置補助金ですね。これは65歳以上でしたか、ひとり暮らしの。それは市費で設置を行いました。これはなぜかというと、ひとり暮らしの方が煙に巻かれて亡くなられるというのを防止するために設置したわけです。  例えば、文化会館に例えましょう。文化会館のところに設置したのは玄関だと思いますけれども、文化会館でしたら玄関のところ、そうした大ホールの舞台のところ、中央コミュニティセンターのところへ1個、それから事務所のあるところ、会議室のところに1個と、こういうような4ヵ所必要だと私は思います。そういうふうに、各ポイント、ポイントには設置していくのが、市民の皆さんがお集まりのところで、公共がそういうふうにやっておると。そうすると、事業所でも同じです。例えばエコーを取り上げたら、エコーの入り口にあったら2階に1個と、また3階のところにも設置すると。フロアも、西から東、広いですから、西側に設けるか、東側に設けるか、真ん中に設けるかというようなことをやっぱりやっていかなんと思うんです。それを、市が指導してやっていかないかんのです。補助制度は設立する考えはないというんですけれども、それをきちっと頭に入れて、一つの提案ですから、まず市内の公共施設には1個ではだめだと。必要なところには2個、3個つけて、市民の緊急時のときの対応を図っていただきたいと。それが市政の市長としての判断だと思うんです。市長の命令でそれはすべきだと私は思います。ぜひとも、それはしていただきたいと思います。  たくさん項目を上げましたので、次に移りたいと思うんですけれども、今回の定例会の現況報告の中に、狭隘道路について述べてみえます。  10月1日から建築基準法に定められた道路幅員を確保するための新たな制度の運用を開始し、現時点で4件ほどの相談に応じていますと。この新たな制度の運用というものの内容をどういうふうに思ってみえるのか、どういうような内容でしょうか。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  狭隘道路の制度につきましては、新たに建築をされる方が建築基準法によってセンターからセットバックされますが、その部分を市の方に寄附いただくか、ないしは道路として提供いただく。寄附をいただく場合は、その手続等について補助をさせていただくというような内容でございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  何も変わってないですやんか、全然そんなことは。全然変わってないですよ。新しい制度の運用を開始しということは、これは建築基準法でセンターから2メートルセットバックする、4メーター幅員にすると。都市計画法によって、3メーター引いて6メーターの道路幅員を確保するというのがセットバックですよ。新たな制度というのは、今岡崎君が言うたことは、前から言うたことを言われただけですやろ。全然違うんですやん。もっときちっと、こんなことを市長報告で書くんだったら、もっときちっと勉強して、これほんまに新たな制度の運用とは一体何ですかな。もう一遍同じことを言うのかな。 ○議長(水野雪男君)
     櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  さきの9月の定例議会で、多分常任委員会等々でご説明をさせていただいたと思います。資料の提供もさせていただいたと思いますけれども、いわゆる市道4メートルに、こういう狭隘道路を解消していくために、積極的にその解消に向けて、地権者の皆さんのご努力をサポートしていこう、あるいは誘導していこうという制度をこの秋から運用させていただいておるということでございます。詳細につきまして、担当部からご説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  狭隘道路の新しい制度でございますけれども、先ほども申し上げましたように、セットバックをして道路をあけていただくと。それに対して、分筆部分の手続的なことを補助するとともに、その部分につきまして市の方で道路として整備をしていくというような制度でございます。 (発言する者あり) ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  その新たな制度に対して運用を、今4件そういう提案というか、提出物が出てきているという状況でございます。 (発言する者あり) ○議長(水野雪男君)  新たなという意味をご説明いただきたいと思います。  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  先ほども申し上げました。分筆に対して補助をするということ、それとあけていただいた用地を道路として市の方で整備をしていくということが新しい運用ということで、10月1日から運用を開始しております。4件については、そういうことに対して相談を受けているという状況でございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  それなら市長に聞きたい。ここに三寺、北山、中庄、両尾町の原尾等々の名前も上げたんです。市内に狭隘道路として認識しているところ、下庄もようけありますよ。そういうような認識はどこまで、市長として認識されているのか。今、岡崎君が言うた、新たな制度というものの内容がわからん。前から分筆、用地を提供してもろたらそれを道路にすると。私は、3メーター99のときはどうするんだとか、そういうような話もしました。一遍それなら市長として、狭隘道路の解消をしていくということはマニフェストに載っておるんですよ。そんなんだったら、一遍亀山市内、大体どこら辺がどうなっておるかという認識はよく持ってござる。その認識を一遍聞かせてください。どういうふうに整備するのか。基本的に、この狭隘道路に値するところは、地域の生活道路なんです。私は常に申し上げているんですけれども、救急車両、消防車両がスムーズにその必要とする地域に入っていけるような道路整備をするのが、狭隘道路の整備なんですよ。違いますか、そうでしょう。そのような認識を市長としてどう持ってみえるのか、一遍お聞かせ願いたい。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  狭隘道路に対しての市長の認識はどうだということでございます。  今もご指摘をいただいたように、やっぱり亀山市内200平方キロ、その中で市道が総延長約550キロございます。また、住宅密集地等々、集落内の狭隘道路についても速やかな改善が望まれる箇所というのは何ヵ所かあろうかと、このように感じておるところであります。さらには、その解消に今日までも努力をいたしてまいっておるところでございますが、要望箇所に対する地域の皆さん、あるいは地権者の皆さん、周辺の皆さんとの意見の相違ですとか、温度差ですとか、なかなか用地協力、あるいは家屋等の取り壊しが必要となるような事態が望めないケースがございまして、ご案内のように、その進捗が著しくないという状況にございます。  こういう状況をやっぱり解消していくために、これは9月の議会でお示しをさせていただいたと思いますが、その市道4メートルとして、これをきっちり整備していくためには、地権者の皆様方が寄附をいただいたりする手続に係る費用を補助していこうと、こういうことも初めて取り組ませていただくということで、4メートルを確保して、またそれを市が道路整備に生かしていくと、こういう制度をこの秋から運用させていただいておるところでございます。  こういうことを進めながら、今後の狭隘道路の解消に全力で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  なお、新たな狭あい道路後退用地整備事業につきましては、平成21年9月1日公示、平成21年10月1日施行ということでございます。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  制度の内容でございますが、まず拡幅の助成金制度ということで、測量、分筆登記の経費の一部について補助するというのが1点でございます。それと、後退用地を寄附していただいた場合で、敷地が2方向に、この事業の対象となる道路に設置していれば、報償金を交付するという制度があります。  後退用地の取り扱いにつきましては、寄附もしくは無償承諾が得られた場合に道路の舗装整備をして、市の方で管理をしていくという内容になってございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほどの答弁で間違いがございましたので、訂正をさせていただきたいと思いますが、さきの9月定例議会ではございませんでして、6月の定例議会で議会の方にお示しを……。  これまたもう一つ訂正をさせていただきます。9月の定例議会でご提示をさせていただいた制度でございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  要するに、今岡崎君から報告があったんですけれども、要は旧来の道路行政についての考え方を捨てないかんのです。捨てた中で、あくまでも市民の緊急時の生活道路の確保というのを前提にしたら、寄附行為とか、そういうようなことなしにすべて買い上げると、後退していただいた部分は。それが三、四メーター未満の土地でも、協力してくれた土地はそこまで買うという制度をつくっていかないかんです。旧来の考え方は捨てないかんのです。ただし、セットバックということだけは了解してもらわないかん。次に建てるときには、その建築基準法によるセットバックというのは、3メーター99でも、寄附行為でなく買い取って道路整備をやって、生活道路の確保を各地域でやるというような形に市の道路行政を持っていかなあかんと、私は思っています。  一遍、ほかの機会にまたやりますが、そのことを十分踏まえて、もう一遍市長として練り直していただきたいと思います。  次に、北東分署について、市長はマニフェストにいろいろ述べています。支所機能を兼ねた北東分署の創設を言われています。今も、その考えは変わってみえませんかな。一遍その件について、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  市北東部への支所機能をあわせた分署の配置整備につきましては、総合計画の前期基本計画に位置づけておりますが、ご指摘のように私も市民サービス及び災害対応等から見て、その検討が必要であると考えておりまして、マニフェストの中に3年以内に検討すると、このように掲げさせていただいておるところであります。以前にもお示しをさせていただいたと思いますけれども、平成20年3月に三重県において作成された三重県消防広域化推進計画に基づく消防の広域化との整合性や、都市計画上の視点等も加えて、今後3年をめどに検討して判断をいたしてまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  3年以内に検討して、3年以内につくらんということですな。それでようわかりましたけれども、ということは、先ほども休憩のときに森 淳之祐議員と話しておったんですけれども、亀山消防署を建設する折に、建設場所が今建っておるところでは地域全体を網羅せんのではないかと。もう少し東側に持っていったらどうやというようなことも発言された。以前に、合併後に、私もやらせてもらいました。関消防と亀山消防署があんまりひっついておると。やはり306沿いに消防署を設けるべきじゃないかと。市民の安心・安全のまちづくりのニーズをどうしたらと前市長にも言いました。そのときにも、前議員の中川賢一さんも、あの地域には1万5,000人以上の市民がお住みになっていると。今の消防署から救急車が出た場合に、15分以上かかるじゃないかという形で、いろいろ議会として、議員として、それぞれの立場からいろいろ言われてきました。  市長選挙の折に、北東分署を設けた支所機能を構えるというようなマニフェストに信頼して、櫻井義之候補に投票した市民の方もたくさんお見えだと思う。この3年以内という、これが検討になったと。3年検討して、もし検討した結果、やっぱり金が要るでやめたというようなことにもなりかねやんというふうに思ってよろしいかな。  私は以前にこういうようなことを言いました。私は、3年以内に物は建てると、分署機能をつくるというふうに私はするべきだと。建物は単年度でできるけれども、消防職員の育成には3年で、最低でも5人ずつ採用していっても15名は要ると。分署機能を兼ねたものは、大体15名から17名が要ります。そして、消防車を設置し、救急車を1台設置して、そして地域の救急業務、また火災業務に携わってもらう、速やかに対応できるような消防・救急体制を組むべきではないかと。そのためには、人の確保をせにゃあかんと。  そこで、当然消防職員の定数条例もいろていかんならんです。今、消防署を初め73名、消防職員がお見えになります。過去の採用人事を見ますと、21年には1人、それから20年には消防職員はゼロです。19年には2人、これは退職者が5人おりましたから。それで18年には退職者が3人で、採用が6人という形で、75人の幅も出てきたのであります。だから、そういうようなことをやられると思っておったんですけれども、今の答弁を聞かせてもらうと、北東分署は3年間検討して、検討結果、広域消防とかいろんなことを考えて、置かないという結論もあるんですか、ないんですか。それか、必ず3年以内に結論を出して、消防の職員定数条例も改正し、そして職員を確保し、施設を建てるという方向を目指されるのか。これもやるかやらんのか、ここで一遍はっきり市長の考え方を、3年間検討したと。検討した結果、やっぱり必要ないと。というのは、広域消防行政圏の絡みで必要ないと考えたから、やらないという結果もあるんか。それとも、3年間十分検討して、どういうような施設にしたらいいか、どういうような体制にしたらいいかということを考えた後に建てるのか、一遍ここではっきり聞かせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  先ほどもご答弁をさせていただきましたように、市北東部、この地域の大きな変化、あるいは支所機能もあわせた分署の配置、整備、この必要性をしっかり認識をさせていただいた上で、マニフェストに明示をさせていただいたと、このように考えております。マニフェスト自体は、言いっ放し、やりっ放しの願望を述べたものではございませんでして、4年後、その結果をチェックいただけるよう、具体的な政策、財源、期限を明記した市民の皆さんとの約束であろうというふうに認識いたしております。  したがいまして、その実現に向けては、今後3年間の中で、さまざまな要素の変化があろうかと思います。しかし、一つ一つ精査をさせていただいて、第2次実施計画や新たな計画に位置づける、そういう視点から検討を加えていきたいという趣旨でございますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  これは私、声高に言うておりますけれども、このことは平成17年1月11日に亀山と関が合併しました。旧亀山市の議会でも、たびたび議論されておるんです。それで、消防職員の現場、今議員さんをやってみえますけれども、宮崎さんも聞きました。一時、総合計画にあったけれども、また戻したんやぞという話も聞きました。だから、今この北東部の市民の皆さんは、あそこに救急車、消防車、どうしても必要なんです。あなたそういう認識がないということですか、それなら。検討、検討って、検討は私はせんことだと思っていますので。そうすると私どもの見解から聞かせてもらうと、あなたは検討したけれども、それはしないというように私は判断してよろしいかな。検討するんだったら、検討結果の報告はどういうような手順で、どういうような方向で、あの地域の市民の皆さん方の安心・安全、救急・消防体制を確立されるか。で、その検討結果を報告されるのか。年に1回か2回か、その報告の方法を一遍教えていただきたいと思います。そうせんことには、やはり公約というのは大事なことだと思っています。だから、公約を実行することによって、市民の人が市政を信頼するんです。公約が実行されやんだら、市民の人は市政を信頼しません。そういうような中で、やっぱり市長が公約に上げたことを実行すること、また目に見えて市民の皆さんに提示することが市長の責務だと私は思います。それを補助するのが、そこに見える市職員の方やと思いますけれども。  私はもう一つ上げますけれども、消防職員の確保をするんだったら、もし退職が60歳ですけれども、総務、予防、通信、そういう方に消防職員のベテランの方を65歳まで雇用して、その中から各3名ずつ雇用していったら、9名の非常勤職員を採用できるんです。9名がいたら、現場に9名が出ていくと。あと7名確保したら、十分北東分署は建設可能だし、そこに配置できる職員は設置できるんですけれども、一つの提案ですけれども、報告、そのことについて一遍聞かせていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  検討の過程で、さまざまな場面があるんだろうと思います。これは、このオープンの開かれた議会の議論もそうであろうかと思います。それぞれの節目節目で、議会並びに市民の皆様にさまざまな報告と言っていいのか、考え方やいろんなご議論をいただきたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  さっぱり答弁はわからん、何を聞いても。まだ、これはまた追います。あと3回ばかり、ここへ出させてもらう機会があろうかと思いますので、これをずうっと追っていきたいと思いますので、その都度、またご答弁いただきたいと思います。  最後に、下水道料金についてお伺いしたいと思います。  まず市長にお尋ねしたい。公共下水道事業とは何ぞや、市長の認識をお聞かせ願いたい。公共下水道事業の意義について、市長の認識をお知らせ願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  公共下水道の意義は何かということでございますが、公共下水道は雨水の排除、あるいは汚水の処理等によります浸水の防止、そして生活環境の改善及び公共用水域の水質保全という機能を果たすことによって、公共の福祉、そして市民の暮らしの質を高める、そのための事業でございます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  雨水は公共下水道関係ありませんよ。要するに、公共下水道の意義は、昔、何千年も前から、川と海とをきれいにしましょうということですよ。浄化槽から流れてくるものを直接川へ、今の化学製品、化学洗剤とか、そういうものが川へ流れて川が汚れる。その流れた水が海へ行く。海が汚れる。それを公共下水道事業をやって、川と海をきれいにしていきましょうと。そして、川の微生物、海のいろんな生物、地球を守りましょうというのが、これはいにしえの昔から、それがローマ帝国でも公共下水をやったんですよ。水道もやりましたよ。それが川と海をきれいにして、自分らの生活をようしようということです。  あまりしゃべっておってもあきませんので、次に行きたいと思います。  ここにボードを用意しました。北勢処理区と南部処理区の各市の水道と下水道料金の表です。いなべ、桑名、四日市、鈴鹿、亀山。四日市、鈴鹿、亀山は南部処理区に位置します。確かにこれからすると、双方比較しますと、確かに亀山市は6,830円で安いです。ところが、いなべ、四日市については5,466円です、トータルでですに。そういうような中で、いなべ市、上水道が3,360円、これは1ヵ月30トン使用したときで普通家庭、4人家庭の料金です。下水道が2,620円、トータル5,980円。桑名市が水道料金が2,310円で、下水道が3,150円、5,460円。四日市、鈴鹿はこの表の料金で、亀山市は水道料金2,910円、下水道料金3,920円、合計6,830円となっております。  こういう中で、できたら、この亀山市で、先ほども供用開始区域というのが広報で出されましたわね。この中で、この間もちょっと市民の人に聞かせてもろたんですけれども、どうも下水道料金が高いと、何とかならんかという話。この表からいくと、水道料金は安いと。だけど、下水道料金は1.3倍なんです、水道料金の。どうも、本市の水道料金の加算率、例えば基本料金は1,050円、10立米から20立米が141円、20立米から30立米が157円、30立米から50立米が178円、50立米から100立米が204円、100立米から500立米が236円、500立米から1,000立米が267円となっております。いろいろあるんですけど、四日市の例をとりますと、5立米から30立米が136円50銭、30立米から100立米が220円50銭、100立米から500立米までが315円。それから桑名市の場合は、20立米から40立米が120円、40立米から80立米が140円、81立米から200立米が160円。こういうような刻みが鈴鹿市は30円から40円です、各科目。桑名市も、各科目で大体20円です。いなべはちょっと言いませんでしたが、いなべ市は各水道のメーターによって15円75銭、こういうような形。亀山市は、それぞれ16円、21円、26円、32円、35円とばらばらなんです。  こういう中で、私が言いたいのは、上水道と下水道と同一料金表にして、上水が3,000円だったら下水も3,000円と、料金を統一するようなお考えはないか。それによって、いろいろ市民の人が上水が3,000円だったら下水も3,000円だよという形で、やっぱり統一していただくことによって6,830円が5,400円にするか、そういうような形で持っていけんか。いかがですかな、市長、お答え願いたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  上下水道の水道料金に統一するようなことはいかがかというような趣旨であろうかと思います。議員も本当にご承知のとおりでありますけれども、上水道事業と下水道事業は、それぞれ独立した会計で運営をしておりますことから、上下水道の料金統一は大変厳しいところであろうかというふうに考えておるところであります。  それぞれの会計の経営の状況や財政的な見地から、料金の見直しの検討は必要であろうと、このように考えておりますが、そもそも長い年月をかけてインフラ整備をいたしてまいりますので、将来の全体を見渡して、見通して料金設定やコストとのバランスを考慮して設定していくと。そして、その収支を健全な状態で運営していくということが原点になくてはならないというふうに考えておるところでございます。  近い将来、今の下水道事業等々も公営企業会計を導入していきたいというふうに亀山市は考えておりますが、さまざまな取り組みの中で、料金の見直し等はその時期を検討してまいりたいというふうに思っておりますが、上水道と下水道のそれぞれ独立した会計であるということについては、ぜひご理解を賜りたいというふうに存じます。 ○議長(水野雪男君)  櫻井議員に申し上げます。  制限時間が近づいておりますので、簡潔にお願いいたします。  櫻井清蔵議員。 ○21番(櫻井清蔵君)(登壇)  要は、私が言いたいのは、供用開始区域で接続した、えらいことになったと、ようけ払わんならんというような話が市内に蔓延しています。つないだら、今の浄化槽の金以上にかかると、毎月の金が。だから、つなぐのをためらっておる供用開始区域の市民の皆さんがお見えになるんです。私もそのうちかわかりませんな。そういうような形をするなら、せっかく巨大な投資をして南部処理区を建設した。その公共下水の川と海をきれいにするという理念のためには、やっぱりそういうような形の施策も必要だと思いますけれども、私はそこら辺を考えていきたいと思いますけれども、どういうお考えかな、無理かな。 ○議長(水野雪男君)
     櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  公共下水道のエリア、それから農業集落排水事業のエリア、ここも料金にばらつきがございます。多分そういうご趣旨だろうと思いますので、そういうものはやっぱり会計の経営、財政的な見地も考慮しながら、料金の見直し等々の検討は必要であるというふうに、その件につきましては考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  21番 櫻井清蔵議員の質問は終わりました。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。  次に、5番 岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  それでは、通告の順番に従って質問を行います。  まず、本年6月23日に起きました中学生の鈴鹿川堰堤における水死事故に関して、私もその現場にいて捜索に加わった一員として、これを、もう半年たちました。総括する意味で質問をしたいと思います。  まず第1に、消防本部に一報が入ってからの経過を、時間を追ってご説明をしていただきたい。 ○議長(水野雪男君)  5番 岡本公秀議員の質問に対する答弁を求めます。  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  本年6月23日に、野村町の鈴鹿川堰堤で発生いたしました水難事故についてご説明いたします。  17時47分、119番通報で水難事故を覚知し、直ちに亀山消防署と関消防署から車両3台11名で出動いたしました。現場到着後、直ちに捜索を開始するとともに、関係者から事情聴取を行いました。すぐに発見できなかったことから、職員の招集と消防団の出動要請を行い、職員49名、団員46名、合計95名が、また亀山警察も出動し、合同で捜索いたしました。  当時は、数日前の降雨で水量も多く、川底まで深いところで約3.8メートルありました。このため、消防団の協力を得て検索棒2本を急遽つくって、ゴムボート上から捜索したのを初め、元消防団幹部の紹介によりまして、ダイバー2人の応援を受け、潜水しての捜索も試みましたが、水深も深く、また水流等も強く、発見には至りませんでした。このため、消防団員に水防訓練で使用いたしました土のうを急遽搬送していただき、堰堤上に土のうを積み上げ、水流を遮断した後、捜索を行いました。その結果、日が変わりました24日午前1時20分ごろ、捜索隊員が水中から検索棒で要救助者を引き上げました。救急車で医療センターへその後収容したのであります。以上です。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  中学生の放課後の行動を把握することは、これは学校にとってもなかなか難しいことであり、また今回の事故当日も、正確な事態の把握に手間取っていたように私らは思っておるんですけれども、学校にとって大切なことは、その事故が起きた後の生徒たち、当然何人かいたわけですが、生徒たちの心のケアであり、そういった教育的な方面でのその後の学校での対応についてお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校での事故後の対応といたしましては、その場に居合わせた子供たちの精神的な痛手、保護者の痛恨の思い、さらには亀山中学校の校長を初めとする教師の無念さ、精神的な打撃にかんがみ、スクールカウンセラーの特別派遣等を県教育委員会に依頼し、精神面のケアに努めたところでございます。  また、亀山中学校においては、翌日の1限目に全校集会を開き、事故の報告とルールを守ることがお互いの命を守ることにつながることなど、校長を中心として全校生徒に訴えました。さらに、6月27日には全校保護者会を開催し、全校集会の報告とともに、臨床心理士による精神的なケアのあり方についてお話をしていただきました。  その中で、今回のことは掘り下げてしまわないようにすることが大切。2次災害につながるというお話がございました。また、保護者会の中では、保護者から事故のせんさくより今後のことについて考えていきたい、亀山の子は私たちの子というつもりで見ていきたいなどの意見が出されました。これら一連の対応で、学校長として注意を払ったのは、生徒や教員の動揺が見てとれたこともあり、教師によって言うことが変わらないように、学校長を窓口として、共通理解を図りながら、同じ対応ができるように心がけたということでございます。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  学校での対応は、やはりそういった心のケアに重点を置いてやっていただく。恐らく一つのトラウマとなるでしょうが、長い時間で解決していくものだと思いますが、私も当日、捜索に行っていた者の一人としてずっとおったわけですが、当日の状況を先ほど消防長は消防長でおっしゃったけれども、私は私でざっと述べますと、当日は消防団員はかなり下流の方から上流に向かって、川の中をずうっと歩かせて、下流に流されていないか、まずそれの確認を行ったわけですね。それを確認してから、捜索場所というものを数十メーターの堰堤の南半分の深いところに絞り込んだ。そして、そこにまず最初に消防本部のボートを浮かべて、それで捜索をしておったのですけれども、なかなか見つからなかった。それで、だんだん暗くなってきますね。先ほど消防長のおっしゃったように、上からかなりの水が落ちてくるから、なかなか探すことができない、水深も深い。そういうわけですので、真夜中、12時過ぎてからでしたかね、トラックに1杯、土のうを持ってこいという命令がおりまして、土のうを取ってきて、土のうをずうっと並べたんですよね、堰堤の上に。並べるといっても、上の道から堰堤までは10メーターぐらい、もっと高低差があるから、そこへ消防団員を並べて、手渡しで土のうを渡した。そのとき、私も実のことを言うて、内心、消防団員が転落して、水死体がもう一つふえるようなことになったらえらいことだと思いながらやっておったわけでございますが、夜中の1時ごろになると雨も降ってくるし、なかなか見つからないと。  そういう状況で、もう1時を回っておるし、消防団員もいつまでも引っ張っておくわけにいかんし、あしたの仕事もあるし、どうしよう、あしたにしようかという話もあったんですよ。だけど、消防長及び消防団長が、いや、家族の方も心配しておられるし、何としてもきょうじゅうに探してという話で、ずっと捜索を継続して、おかげさんで発見できて、ご家族にご遺体を渡した。そういうふうな状況が、当日の我々出た者からもそういうふうにやっておったわけですが、その結果、その場にかなり多数の人がおられまして、もちろん消防団員、消防職員、警察、学校の先生方、教育委員会の方、皆ほっとしたんですね。  そこら辺のずうっとそういった状況で、私が今思うのは、意外と時間がかかって皆さんに迷惑をかけたわけでございますが、先ほど消防長のおっしゃったように、最初の一報が入ったのが5時47分という時間で、6月のことですから、そこそこ明るいんですよね。それで、亀山市は確かに酸素ボンベを背負って水の中へ潜る人はおられないというのは事実ですけれども、そういった人の応援をもっと早い時期に求めることができなかったというのも、私もちょっと残念なことですけれども、なぜもっと早くそういった応援の方を要請しなかったか。それに関して一言お伺いしたい。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  議員ご質問の、もっと早くアクアラング隊、水難救助隊の要請をしなかったのかということでございますが、もう既に私が行った時点では要請しておりましたが、そういう結果が出ておりました。すなわち、日没のため、救助隊の出動は不可能ということでございました。  確かに、すぐにという状況は、すぐに発見できるという判断はあったかと思いますけれども、時間的にはそう遅いことはなかったと考えております。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  自分とこが自前でアクアラングのメンバーを擁しておったら、もっと融通はきいたかもしれませんが、やはりよその組織へ応援を要請するとなってくると、向こうの都合も入ってくるし、なかなか迅速性に欠けるということは確かと思いますけれども、亀山消防でそういったアクアラングをつけて水に潜れる人を、少数でもいいから要請しようという気に関しては、心づもりか何かございますか。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  現在のところございません。理由につきましては、やはりアクアラング隊が潜るとなる必要な場所が亀山にはちょっとないんではないかと、このように考えております。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  今回の事故を教訓として、消防本部もいろいろと考えていただいたと思っています。  アクアラング隊に関しては、先ほどのご返事と思いますが、例えば装備なんかですね。今まで装備していなかったものを新たに、これは必要性を認めて装備するとか、捜索方法に関してももっと気のきいた道具を購入するとか、応援の依頼のタイミングとか、そういう今後に向けての対策というものをお聞きしたいと思います。  また、同時に亀山市の学校の方の対策ですね。そういった対策もお聞きしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  竹内消防長。 ○消防長(竹内 清君)(登壇)  今後の対策でございますが、今回の事故を教訓といたしまして、水難救助活動に伴う資機材の見直しを図り、9月補正予算で救命ボート、簡易画像探索機、水中検索棒等、そして議員もおっしゃられておりましたように、今回の水難事故では救助隊員数に対応する救命胴衣が不足していたことから、救命胴衣80着を導入しております。  また、あわせて市内の河川の危険箇所の把握等に努めているところでございます。以上です。 ○議長(水野雪男君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東靖男君)(登壇)  教育委員会といたしまして、事故後の対策についてお答えいたします。  一つは、教職員はもとより、保護者や地域の方々の危機管理意識の向上に努めること、二つ目が、関係機関との連携を深め、平素から事故に対する取り組みの訓練や体制づくりに努めることが必要であると思っております。特に危険箇所の確認と、その場所を各学校の全職員が認知することに取り組むことで、今後、二度とこのような事故を起こさないという強い意志を持って対応いたしたいと存じます。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  もともと亀山市は山が多くて、山の中で行方不明になったという事件は、私も何回か捜索に出ておりますが、水の中は私も今回が初めてですね。そういうことですから、何せもともと海がないところですから、どうしても水の中の捜索というのは経験もないし、装備も劣る、これは仕方がないかもしれませんが、今後は、何も海がなかっても、川もあるし、池もあるし、そういうことも十分考えられますから、水の事故への対応というのも、やはり手抜かりのないようにこれから対応していただくことを要望して、この質問を終わります。  続きまして二つ目の質問、友好都市提携について質問を行いたいと思います。  明治維新の以前には、日本じゅうには1万石以上の大名と言われる家が250家あったわけですね。当亀山藩にも、当然お殿様がおられたわけですが、記録を見ると、いろいろ移り変わりがありますが、一番新しいところでは1744年に、当時の亀山のお殿様の板倉周防守勝澄公が亀山から出て、岡山の備中松山藩へ動かれ、その入れかわりに備中松山藩のお殿様の石川主殿頭総慶公が亀山へ来られた。それからずうっと石川さんが亀山のお殿様で、明治維新までおられた、そういうわけでございます。  その縁もあって、平成6年には藩主交代250周年記念として、岡山県の備中松山藩というと今の高梁市の文化遺産の特別展示会が亀山歴史博物館において開催されました。その後、平成16年には藩主の入れかわり行列というのが、多くの市民の協力のもとに盛大に行われた。腰元に扮装したり、お殿様とかお姫様とか侍に扮装したりして、かなり結構派手におもしろくやられたわけでございます。これは記憶に新しいところですが、そこで伺いますけれども、現在、亀山市と岡山県の高梁市との交流の状況はどのようなものであるか、この辺のことをお伺いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  現在の高梁市と亀山市の交流状況でございますが、高梁市につきましては、議員も申されました旧亀山市の市制50周年記念イベントとして実施いたしました、国がえをテーマにいたしました時代行列の際に、昭和55年から姉妹クラブを締結していただいておりますライオンズクラブにご協力をいただき、高梁市民の方にご参加をいただいたところでございます。  また、亀山中学校は平成元年から高梁市の高梁中学と姉妹校縁組をしており、それぞれの学校を訪問するなどして交流を行っていると聞いておりまして、市同士の単位での交流は今のところは行っております。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  市長は、マニフェストにおいて国内外の都市との友好提携をうたっておられます。亀山市は、現在のところ、正式な友好都市というか、姉妹提携都市というのはないわけでございますけれども、こういう正式な友好都市とか姉妹提携都市をこれから将来、別に相手がどこであれ、それを行うとすれば、まず原則としてどういうふうな考えがあるか、どういった原則的な考えでそういう友好提携を結ぼうとしておられるのか、まずそれを教えていただきたい。  しかしながら、そういうことをやると、やはりそれに伴っていろんなことが発生するわけであって、費用がかかるとか手間もかかるとか、また将来の問題点とか、そういうふうな、ええことばっかじゃないですからね。友好都市を提携するに当たっての原則と、それを行ったときのいろんな予測できるような問題点、そういうことに関して予測できる範囲で述べていただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  まず友好都市提携の現状といいますか、現在のところ、友好都市提携はしておりませんが、都市間交流はしております。ご承知のとおり、亀山市では日本武尊・白鳥伝説ゆかりの地、御陵のあるまちという縁をもとに、平成10年度から奈良県御所市と大阪府羽曳野市と3市で交流し、市民主体の友好交流を図り、まちの活性化に努めておるところでございます。  また、広域的な文化と観光の振興、相互の情報交換を目的とし、伊賀市、甲賀市及び亀山美術館でカシオペアの会を平成7年から設置しております。さらに、昨年度は日本における探偵推理小説の礎を築いた江戸川乱歩を通し、三重県内において関連のある市が連携して、地域の情報発信に取り組むため、津市、鳥羽市、名張市と乱歩都市交流会議を設立いたしております。  これまで、亀山市が交流してきた都市につきましては、先ほど申しましたとおり、文化や歴史において共通点があるところや関係が深いところであります。今後も、こういった視点から始まったこれまでの交流は深めてまいりたいというふうに考えております。  一方、市長のマニフェストに掲げております友好都市の考え方につきましては、主に環境や文化に視点を置き、国内にとどまらず、国外も視野に入れて、先進都市との交流を進めたいというふうなことでございますが、今後の部分につきましては、かなり時間もかかると思いますし、広い範囲の中で、広い視野に立って検討してまいらなければならないと、当然財政面のことも含めてあろうかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  岡本公秀議員。 ○5番(岡本公秀君)(登壇)  現在の亀山市の交流というものは、特定のテーマで共通した項目のある相手と交流しておるということですね。正式な友好都市といいますと、確かにおっしゃるように縁組のようなものですからね。そう軽々しくもできやんし、一たん友好都市を結んで、あとそれを破棄するというようなことがあるんかないんか知りませんけれども、そういうふうなことになってもつまらんというのは確かにあるわけですよ。  私も、個人的には、やはり友好都市を持つということはええと思いますよ。それで、将来的にいろんなことを考えて、いきなり思いつきでやるんじゃなくて、例えば北緯何度が一緒だからやるとか、そういうふうなものじゃなくて、やはり長期的な視点に立って、友好都市提携を結んでいただいて、そことただ単に年に一遍行ったり来たり、市長同士が行ったり来たりするんじゃなくて、市民が交流し、職員も交流し、議会も交流する。そういうことになってほしいなあと、私は考えておるわけです。  だけど、相手の選定というのは非常に難しいし、相手のあることですから、なかなかこちらの一方的なプロポーズだけでもいかへん、これは事実ですので、このことはまたいずれ伺うこともあると思いますが、市当局も長期的な視点に立って、友好都市というものを現実的に考えてやっていただくと、亀山市にとって得るところが多いと、私はそう思います。  これをもちまして、私の質問は以上でございます。 ○議長(水野雪男君)  5番 岡本公秀議員の質問は終わりました。  質問の途中ですが、10分間休憩いたします。 (午後 4時47分 休憩) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (午後 4時57分 再開)
    ○議長(水野雪男君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、18番 大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  お疲れのところでございます。いましばらく、またおつき合いのほどをお願いしたいと思います。  私は、今回、2点につきましてご質問をさせていただきます。  議案質疑に続いて一般質問の機会を与えていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。  一つは、これはいみじくもきょう宮崎議員の方から、食育推進についてというテーマでやられました。私も、この問題、ちょっと私見を入れた、角度を変えた、重複を避けた質問とさせていただきたいと。もう一つは、地球温暖化という、これは地球規模のCOP15が今開催をされております。こういう長期のスパンの問題でありますけれども、問題点の共通の問題としてこれから取り組むということで質問させていただきたいというふうに思っております。  まず1点目でございます。食育推進計画の策定の必要性、重要性についての考え、また食育の現状と課題について、既に亀山市としても取り組んでいただいているということであります。亀山市全体の課題としてとらえて、保健福祉部が窓口となって、全庁内で推進をお願いしたいという視点で、今回取り上げさせていただきました。  今、国では平成17年の7月に食育基本法を施行されて、平成18年3月に食育推進基本計画を策定し、国民運動として推進しようとしている。これらを受けて、県内では四日市、伊勢、先般津市も津市の議員の方から私とこもつくったということで持ってきてもらいましたけれども、既に食育推進計画が策定されたと聞いております。  ところで、食には生きるためのエネルギーを、栄養素を補給することに加えて、家族と食卓を囲むことによってコミュニケーションの場の形成、自然の恵みや食にかかわる人々のさまざまな活動への感謝の気持ち、地域文化の継承など多くの機能があると思います。食は、楽しみや喜びの源であり、子供たちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくためには、何よりも重要と言えると思います。  しかし、食をめぐる現状を見ますと、さまざまな問題、課題も存在をしています。例えば、一つとして、食を大切にする心の欠如、二つ目として、栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加、三つ目として、肥満や生活習慣病の増加、四つ目として、過度の痩身志向、やせたいという思いだとか、五つ目として、食の安全上の問題、六つ目として、食の海外への依存、七つ目、最後ですけれども、伝統ある食文化の喪失などがあります。  食育とは、生きる上での基本であって、知育・徳育及び体育の基礎となるべきものであると思います。また、食育とは、さまざまな経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得して、健全な食生活を実践することができる人間を育てることにあると認識しているところでございます。  そこで、まず1点目でございます。本市において、食育推進計画の策定について、その概要をお尋ねいたします。ご答弁のほどをお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  18番 大井捷夫議員の質問に対する答弁を求めます。  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  先ほども宮崎議員にお答えを申し上げましたが、食を取り巻く環境は、近年の急速な社会経済情勢の変化に伴い、食の外部化、簡便化などにより、多様化する一方で、相次ぐ食品の偽装表示等で食の安全性が問われ、食生活で悩みや不安を持つ人が増加しております。  こうした中で、食の大切さをいま一度見直すとともに、食の知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人づくりを目的に、各関係者の共通認識のもとに、食育推進計画を策定するもので、現在、策定委員会において、その策定を進めているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  先月の11月22日に、当市の自治会連合会主催による「食の祭典」というのが開催されました。これは、地球に密着した食に関するブースの出展によって、地産地消の意識の向上、地域の活性化に役立てるというテーマで開催され、4,000名近い方の参加を得たということでございます。どうか、来年、22年度完成を目指して取り組んでいただきたいというふうに思います。  二つ目の質問にさせていただきます。  冒頭にも申し上げましたが、食育の大切さというのは、健康維持・増進するための最も基本でございます。今回、食育推進計画を作成するに当たりまして、食というものに対する専門的な知識をお持ちの方や、あるいは食にかかわる仕事をされている方などの幅広い方からのご意見、市民の声といったものが反映されなければならないと考えますが、その点、どのように取り組まれたのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  食育推進・健康増進計画策定に当たりましては、学識経験者を初め医師会、歯科医師会、老人クラブ、婦人会、食の生産者、流通者、販売者、保育所、幼稚園、学校、教育関係者などさまざまな分野の方による亀山市食育推進・健康増進計画策定委員会にてご議論いただきまして、特に亀山らしさが創出できるような施策を、市民、行政、企業等が役割分担をしながら実践ができるような計画づくりを考えております。  現在、第1回の委員会を終えまして、今後、食育部会と健康増進部会とに分かれて、現在、各部局において実施をしておりますさまざまな施策を中心に、それぞれの課題の抽出など、さまざまな視点からご意見をいただくこととなっております。  また、市民や小・中学生の保護者合わせて2,000名のアンケート調査も行いまして、幅広い声を反映してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。どうか幅広い声を反映して、作成にご努力を願いたいと思います。  次に、3点目に行きます。これは4点目も共通という点で一緒に質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  学校給食における食育の現状についてと、それから学校給食における地産地消の取り組みと給食メニューや、その啓発についての現状について、あわせてお尋ねいたします。よろしくご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  まず学校給食における食育の現状について、お答えさせていただきます。  平成17年7月に施行された食育基本法において、食育とは生きる上で基本であって、知育・徳育及び体育の基礎となるべきものであり、さまざまな体験を通じて食に関する知識と、食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育成することとされております。  また、国は平成17年4月より栄養教諭制度が施行されており、小学校には栄養教諭を置くことができることになりました。そのことで、食に関する指導と学校給食管理を一体的に行うことになりました。  三重県では、平成18年4月からこの制度が施行され、順次、従来の管理栄養士から栄養教諭への配置がえがなされてきました。本市においても、栄養教諭の配置が進み、現在、小学校3校に栄養教諭を配置いたしております。この栄養教諭は、学校給食管理に加え、食育にかかわる授業及び児童・生徒への個別指導などを行っております。栄養教諭にとっては負担増となりましたが、市内の小・中学校の中で三つのグループをつくり、それぞれの学校に赴き、各学校の担任教諭と協力しながら、食育にかかわる事業を計画的に行っているところでございます。  次に、学校給食における地産地消の取り組みと給食メニューやその啓発についての現状について、お答えさせていただきます。  本年度、3回程度、「かめやまっ子給食」の名称で学校給食を試行的に実施しております。地元生産者の協力で野菜や卵、シイタケ、お茶、豚肉などを給食の食材として取り入れた給食を実施することができ、これにより亀山産の地産地消率が平均で60%となっております。  1回目、1月13日には亀山西小学校と神辺小学校の2校ではありましたが、ランチルームにおいて生産者の方々から直接お話を聞いたりしながら、一緒に給食を食べました。子供たちにとっては、米や野菜の生産活動など、日ごろの学習とつなげながら、熱心に話を聞いたり、談笑しながらのいっときでございました。生産者の方への感謝の気持ちをあらわすよい機会になりました。他の学校においても、このような機会をつくれるように取り組んでまいりたいと考えております。  次に、学校給食のメニューについては、栄養教諭と管理栄養士が協力して作成しております。栄養バランスについては、言うまでもなく、子供たちに提供したいメニューを意図的に組んでいるところでございます。また、その啓発については、月ごとのメニュー表を事前に配付しております。この中で、今月のメニューの特徴や栄養素にかかわる食材の紹介などを行っております。  また、中部中学校で実施しているデリバリー給食については、学校教育室の管理栄養士がメニューの作成に当たっております。選択制のメニュー、AとBの作成に当たり、肉料理と魚料理を異なる日に設定するなど、メインメニューの工夫をしております。また、写真入りのメニューの配付を進めているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  新たに栄養教諭ということで、指導もできる教諭ということで配置をされました。三つのグループに分かれて、関中学校は従来の3名ということでございます。  ここで1点確認をさせてください。  学校栄養士の配置基準というものがあるのか、あれば、今それに基づいた配置だということだと思いますけれども、基準についてお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  学校栄養士の配置基準についてでございますが、現在、児童数550名以上を目安に、1人の栄養教諭、または管理栄養士が県から配置されております。それにより、亀山市では井田川小学校、亀山西小学校、亀山東小学校に合わせて3名の栄養教諭を配置し、他の学校も含めた学校給食管理を行っております。また、関給食センターには1名の管理栄養士が配置されております。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  最後に5点目として、この食育問題、全庁内での取り組みで非常に効果が出、成果が上がるものと考えます。今後、教育委員会、それから産業建設部、市民部、特に今、さきの宮崎議員からも話がございました産業建設部の農業政策の一環として、生産者との契約をして地産地消のを有効に給食に使ったらどうだという提案もございました。これは、学校給食として教育次長の方から検討していくというふうにご返事をいただきましたけれども、こういう連携・協働で進めてほしいと思います。ご所見をお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  食に関しましては、ご所見のように、園・学校における給食の充実や、家庭における子供たちの食のあり方など、教育委員会との連携はもちろんのこと、地産地消や亀山の特産物といった観点から、産業建設部との連携をいたしております。加えて、郷土料理の継承や食に関する市民活動、あるいは特定健康診査における栄養指導といった観点からは、市民部との連携もいたし、全庁的に情報の共有を図り、実効性のある計画づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。来年完成を目指して、どうか全庁内で実効性のあるものをつくり上げて、市民の方と協働で食に対して一緒に考えていこうという働きかけをしていただきたいというふうに思います。  続きまして、大きく2点目でございます。  この地球温暖化問題についてでございます。これは、昨年の12月定例会で我が会派の水野議員、現議長が、それから私、ことしの6月定例会でも取り上げさせていただきました。  現在、世界の共通認識として、2050年に温室効果ガスの排出量を現在に比べ半減以上にしないと、地球の平均温度が2度C以上上昇し、温暖化による海面上昇、かんばつ、生態系・食料生産への影響、マラリアやデング熱などの熱帯性の感染症が流行するなどと言われております。  この長期目標に対して、京都議定書の第1約束期間が終了いたします2013年以降、2020年までの中期目標が現在何かと話題になっております。  旧政権、自民党の政権下では、ことしの6月には当時の麻生総理が、2020年におけるCO2の削減目標を、2005年比で15%減、1990年比で8%減とする旨を発表したのは記憶に新しいところでございます。この目標について、産業界はもとより、家庭等の民生面でも、ぎりぎり実現可能なものとして設定したとの説明がありました。  一方、新政権、鳩山総理の方での2020年までに1990年比で25%削減するというものでございます。これは、アメリカ、中国、インド等のすべての主要国の参加という条件が付されております。冒頭にも申し上げました12月7日にデンマークのコペンハーゲンで、18日まで国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)が開催され、京都議定書以降における中期目標の国際的合意を図るものと伺っておりますが、先進国と発展途上国との対立から、合意に至らないのではないかとも言われております。このCOP15も、最終日には主要各国のアメリカの大統領を初め、日本からも鳩山総理も参加するというふうに聞いております。  このような状況の中で、市長はマニフェストにおいて脱地球温暖化への亀山モデルの構築として、CO225%削減(2030年、1990年比)という挑戦的な目標を組み込んだ「グリーンプラン・2030」を策定されております。  そこで、まずお尋ねをいたします。現在の亀山市の地球温暖化に関する取り組みは、どのようになっているかをお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  本市の地球温暖化防止対策の取り組みでございますが、昨年12月に策定いたしました亀山市地球温暖化防止対策地域推進計画に基づいて行っているところでございます。この計画は、京都議定書の第1約束期間に合わせて、平成16年度(2004年度)を基準年度として、平成24年度(2012年度)までの市民・事業者・行政3者の市内におけるCO2の削減を目指すものでございます。  取り組みの内容といたしましては、四つの柱を軸に施策を展開し、市内のCO2を削減していくものでございます。  第1に、市民・事業者の省エネ・省資源活動の実施率のアップ、第2に、新エネルギーの導入、第3は、吸収源対策としての森林緑化の推進、第4としまして、以上の三つの柱を進めるための亀山の未来につなぐ環境教育の推進でございます。以上の四つの柱で、全庁的に42の重点実施項目を取り組んでいるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  京都議定書の2012年度までの計画として、亀山市地球温暖化防止対策地域推進計画がございます。これは、今も言われましたように平成24年までの第1約束期間ということでございます。この計画と、市長マニフェストの「グリーンプラン・2030」との関係はどうなるのか。また、先ほど申し上げました国内的及び国際的な中期目標とマニフェストの関係はどうなるのかをお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  地域推進計画につきましては、先ほど申し上げましたように、京都議定書の第1約束期間に対応するものでございまして、平成24年度にCO2削減量の検証を行う必要がございます。また、同時に議員おっしゃられたCOP15で取り決められようとしております京都議定書以降の中期目標に対応する新しい計画づくりも行う必要がございます。  市長のマニフェストの「グリーンプラン・2030」につきましては、この新しい計画として位置づけをしておりまして、今後の国内的、国際的動向も踏まえた上で、平成24年度に作成をいたすところでございます。 ○議長(水野雪男君)
     大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  二つ目として、市長のマニフェストは実現可能であるかという点でございます。京都議定書以降の中期目標につきましては、先ほど申し上げました自民党の2005年比で15%、1990年比で8%ですから、当時の麻生総理の説明では1世帯当たり月6,000円、年間7万2,000円の負担が必要であります。また、産業界の反発も大きかったようでございます。さらに、達成するためには、新車の2台に1台はハイブリッド車などのエコカーにする必要がある。そのための買いかえに25万円という補助が出されておるなどでございます。  したがって、この新政権、民主党の2020年までに1990年比で25%削減するというものは、削減率にして旧政権、自民党の3倍以上のものであります。その実現性には大きな疑問を生ずるものではないでしょうか。同じ意味で、市長マニフェストも、目標年次こそ違いますが、2030年、1990年比で25%削減ということでございますけれども、果たして実現可能かどうかという点で、ご所見をお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  本市の地球温暖化防止対策は、まずは平成24年度までの推進計画に基づく施策を実施して、その数値目標をまず達成するということでございます。その上で、平成24年度に計画の検証をすると同時に、市長のマニフェスト、「グリーンプラン・2030」の策定をいたすところでございます。  お尋ねの1990年比、2030年25%削減は可能かというところでございますが、現在の地域推進計画の数値目標を最低限の目標として、上積みの施策も含め、さらなる排出抑制に、次の計画につなげていくというところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  ただいまの答弁は、平成24年度までの現計画による達成数値を少しでも上積みをしたい。25年度以降の新計画、すなわち「グリーンプラン・2030」につなげていくということでございますけれども、この現計画での上積みというのはどういうものなのか、お聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  国分環境森林部長。 ○環境森林部長(国分 純君)(登壇)  上積みの主な取り組みとして、まず新エネルギーの関係では、現在、家庭において太陽光発電の設置に対し、平成18年度から市単独で補助を行っておりますが、来年度以降、さらにその充実を検討いたしておるところでございます。  次に、吸収源対策としての森林緑化の推進につきましては、特に森林整備に重点を置きまして、本年度間伐特別措置法に基づく促進計画を策定いたしまして、目標値以上の整備を進めているところでございます。  また、亀山市の未来につなぐ環境教育の推進につきましては、マニフェストにもありますように、現在の環境市民大学を進化させまして、市民の皆さん方の生涯学習の拠点として、環境、文化、健康に関する3学科を備える亀山市民大学「キラリ」の開講を構想しているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  今の柱の施策として、新エネルギーのお話がございました。特に太陽光発電、その中でも非常に有効な手段だと私は思います。マニフェストにも住宅用太陽光発電の設置促進のため、独自の支援制度、年間100基を創設しますと、櫻井市長も明言をされております。現在の取り組み状況と、今後の予定についてお尋ねをいたします。  また、現在、きょうも福沢議員の方から鈴鹿山脈への風力ですね。これは9月の議会でも水野議長の方からも質問がありまして、風力発電施設についてはCO2削減に大きな効果が期待をされますが、この一方、地域住民からの建設反対の要望書が出されて、市としても慎重に対応していきたいというご返事がございましたけれども、こういう太陽光、風力、それからバイオマスですね。こういう自然エネルギーへの取り組みについて、これからどのように取り組んでいかれるのか、今後の予定について聞かせてください。 ○議長(水野雪男君)  古川企画政策部長企画政策部長(古川鉄也君)(登壇)  住宅用の太陽光発電に対する普及支援事業といたしまして、地球温暖化防止を図るために、平成18年度から1件6万円の補助金を交付し、進めてまいりました。これまでの実績といたしまして、毎年25基程度の導入が図られ、80キロワットから90キロワットの発電出力を有しておるところでございます。また、本年は国において住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金として、1キロワット当たり7万円の補助金が交付されたこともありまして、例年の約1.5倍程度の申請が予想され、今議会に補正予算を上程させていただいておるところでございます。  今後の取り組みといたしましては、国分部長からも申しておりますが、地球温暖化防止対策推進計画による太陽光発電導入に伴う一層のCO2削減に努めてまいりたいと思っております。  先ほど申しました国の補助金については、非常に不透明な状況になっておりますが、市の制度につきましては、対象範囲や補助金額の見直しも含め、現在検討を進めておるところでございます。  続きまして、風力発電施設につきましては、化石燃料にかわる新たなエネルギーとして世界的にも注目されるとともに、普及が進んでいるものであり、CO2削減に寄与するものであると考えております。この風力発電につきましては、先ほど福沢議員にもご答弁させていただきましたが、この建設計画について、地域の意向や専門的な見地からの意見、さらには国の動向を勘案し、慎重に対応してまいりたいというふうにご答弁させていただいておるところでございます。  なお、亀山市役所地球温暖化防止対策実行計画の中で、公共施設の建設・改修に当たりましては、太陽光発電など省エネ設備の導入についても検討していくというようなこととしておりまして、こういった部分も含めて、今後検討してまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  最後に、今後、市長のマニフェストの実現に向けて、本市はどのような取り組み、施策を講じていくのかという点でございます。先ほど申し上げましたように、マニフェストの25%削減という目標は、非常に厳しいものというふうに思います。答弁にありましたように、現計画を上積みして推進し、新計画ではさらに多くの新たな施策に取り組んでいかないと実現は難しいと。  そこで、新しい施策としてどのようなものをお考えか、最後に市長の答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  大井議員のご質問にお答えをさせていただきます。  議員ご指摘のように、25%削減というのは、国の目標年次から10年おくれとはいえ、大変厳しい高いハードルであろうというふうに認識をいたしておるところでございます。  しかし、先ほど環境森林部長からも答弁をさせていただきましたが、今日、市独自の地域推進計画を具体的に積み上げていく、またそれを基本に、従来の四つの柱、それから42の重点実施項目、この中身をもう一回検証していく。さらには、新しい事業ということでございますけれども、今ご指摘の太陽光ですとか、あるいは新たにバイオマス等々の活用等々も重要であろうというふうに思っておるところであります。あわせて、そのカーボンオフセットというCO2の排出量取引等々の活用も含めた、そういう検討の中で森林整備や吸収源対策を行っていくということも大事であろうと思います。  いずれにいたしましても、かつて20年以上前でございましたか、亀山市はフロンガスの回収を三重県で一番最初に手がけたまちであったというふうに、私、記憶をいたしております。高い挑戦目標を行政、あるいは市民の皆さん、事業所が共有をしながら積み上げていくというようなものとして、今後の計画の策定、その検討の過程でしっかりもんでまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(水野雪男君)  大井捷夫議員。 ○18番(大井捷夫君)(登壇)  ありがとうございました。  このマニフェストの実行ということは、櫻井清蔵議員の方からもいろいろな各視点で話がございますけれども、これは約束でございます。とはいえ、この25%を目指して努力はしてもらいたいんです。状況に応じては、やはり弾力性を持った対応ということも時には必要ではないのかなというふうに思っております。どうか、昨日もこの12月1日に県会に傍聴に行きまして、この温暖化対策について質問がありまして、県は県で地球温暖化防止計画ができておりますけれども、これは絵にかいたもちではないのかという議員の方からも野呂知事の方へ指摘をされております。国も、今COP15でどういう結論になるか知りませんけれども、やはり昨日も葛西議員が言われた県・国との太いパイプを形成して、やはり亀山らしい対策の実現に向けて努力をしていただきたいというふうに思います。  これは、市への一つ要望としておきます。どうか誠意ある対応をお願いして、私の今議会の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(水野雪男君)  18番 大井捷夫議員の質問は終わりました。  次に、1番 豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  1番 豊田です。  では、大きく3点、質問させていただきます。  まず1番に、危機管理について質問いたします。  先日、地域集会で市民の方から質問を受けた中の多くに、災害時の危機管理についてご質問やご要望をたくさんいただきました。自分の地域の公民館が古くて、見る限りとても地震に耐えられそうにない。また、一時避難所の公民館へ行くまでの道が危険である、避難所まで遠過ぎてとても歩けない、地域に住む人々全員を把握できていないなどの声がありました。  亀山市の危機管理については、さまざまな手順や準備がなされていると思いますが、市民の立場から質問させていただきます。  まず災害が起きたときの連絡手段について、もしも大地震が起きて、建物の倒壊、停電などが起こり、まずだれもが行う行動としては、身の安全を確保できる場所に移動することです。そして、その後にできる限り現状把握をするために情報収集をすることに努めます。そこで、もしも停電などで電話やテレビが使えず、携帯も混線状態で使えず、道路らも遮断されている場合、つまり情報を得る手段が全くない場合に、市民はどうしたらいいのか。災害時だけでなく、2次災害の危険性が指摘されています。多くの場合、災害時以上に災害後の行動によって事故に巻き込まれるなどの被害が多いと聞きます。しかしながら、情報がなければ、どう行動してよいかはわかりません。情報を得るために、市民がほかにどういう手段をとることが有効なのか、お尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  1番 豊田恵理議員の質問に対する答弁を求めます。  梅本危機管理担当参事。 ○参事(危機管理担当)(梅本公宏君)(登壇)  近年、発生が危惧されております東海・東南海地震などの大規模な災害では、電気や電話などが使えなくなることも考えられます。市民の方々へは、そういった状況に備えていただくため、自治会、自主防災組織が行っていただいている訓練や、職員が地域に出向いての防災出前講座などで、電話がつながりにくい状態になった場合に備え、家庭などで安否確認が録音・再生できる災害時伝言ダイヤル171の利用方法や、家族間での連絡方法などについて話し合い、日ごろから新聞・テレビ・ラジオ・インターネットなどによる防災情報に注意をしていただくようお願いしているところでございます。  市民の皆様から市への連絡方法といたしましては、代表避難所となる小・中学校やコミュニティセンターなどに衛星携帯電話を災害等の連絡方法として整備いたしております。この衛星携帯電話は、日常使用している自宅の固定電話や無線通信を使用した携帯電話と違い、停電時や使用の規制が行われたときにも、衛星を経由して通信を行うため、通話が可能となるものでございます。  また、災害時において、市民の方々への情報やお知らせ等については、防災行政無線や安心めーる、広報車など、あらゆる方法・手段を用いて、正確な情報を迅速にお知らせし、不安を最小限にとどめるよう努めてまいります。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  次に、災害時のマニュアルについてお尋ねいたします。  身の安全が確保できる場所に避難した場合、その後に市民はどうすればよいのか。これは、市が決めることではなく、恐らく各地域に存在している自主防災組織による各地域ごとの行動をとることになると思いますが、現在の自主防災組織の状況、現在組織のない地区はどうするのか。また、自主防災組織を市はどのように支援していくのか、お答えください。 ○議長(水野雪男君)  梅本危機管理担当参事。 ○参事(危機管理担当)(梅本公宏君)(登壇)  現在、自主防災組織の状況につきましては、市内に145の組織を結成いただいております。自治会組織率といたしましては、84.4%となっております。  次に、組織が結成されていない地区についてはどうかとのお尋ねでございます。  未結成地区への働きかけにつきましては、地域に出向きまして、現在、活動していただいております自主防災組織の活動紹介や、ほか自分たちのまちは自分たちで守るという思いのもと、地域力を高めていただくため、自主防災組織の結成に向け、機会あるたびに働きかけておるところでございます。  次に、自主防災組織の活動支援につきましては、訓練や出前講座などに積極的に参加し、市民の方々がお知りになりたい情報や、先進地の紹介などをお話しするとともに、訓練では資機材の使用方法や訓練メニューなどについてご支援いたしております。また、防災資機材の充実に向けた補助制度の活用など、あわせて支援をいたしております。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  それ以前に、実際に災害が起こったときの市民のとるべき行動というものが、きちんと学習されているか、つまり災害時に市民がどう行動すべきか、災害が起こって、瞬時にだれもが頭にそのマニュアルが浮かぶように周知できているのかということになりますが、災害時には一人一人の災害意識や自主防災組織だけでなく、市としてもきちんと対応していかなければならないと思います。そこで、亀山市が行っている市民に対する危機管理知識の提供をする取り組みというものはどういったものがありますか、具体的にお答えください。 ○議長(水野雪男君)  梅本危機管理担当参事。 ○参事(危機管理担当)(梅本公宏君)(登壇)  災害に備えた市民の取り組み、マニュアルというご質問でございます。  災害による被害を最小限にするためには、市民一人一人が意識を持ち、家庭で、地域で防災に取り組んでいただき、先ほども申したように、私たちのまちは私たちで守るという基本のもと、日ごろから防災に備えていただくことが重要であると考えております。  市では、木造住宅の補強や家具の転倒防止に関する制度を充実させるとともに、市民向けのマニュアルとして、平成20年4月に避難所や災害に備えた非常持ち出し品の準備や行動について記載した防災マップを各戸へ配布させていただいております。さらに、防災に関する新情報など、市ホームページに掲載をいたしているところでございます。  また、自治会及び自主防災組織において、それぞれの地域に応じた訓練などを定期的に実施いただいております中、地域に出向いての講話などで、例えば地震に対する行動について、地震が発生したなら、地震直後の3秒、揺れがおさまるまでの3分、みんな無事に確認の3時間、無理はしないの3日間を基本に、地震から身を守るための方法などをお話ししているところでございます。また、過去の災害の映像や写真を用い、自然災害の恐ろしさを再認識していていただくなど、さらなる防災意識の向上に努めているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  親切なご答弁、ありがとうございます。  次に、天神マンボについてお聞きいたします。  長年にわたって多くの方々がかかわり、ようやく補修実現に至った天神マンボの件ですが、6月議会でパネルで表示させていただきましたとおり、天神マンボはV型に入り組み、広い範囲で住宅の下を通っています。時間の経過とともに浸食・崩壊が進み、もし大地震が起これば地域住民への被害も懸念されます。そこで、現在の進行状況と今後の予定をお伺いいたします。
    ○議長(水野雪男君)  水野上下水道部長。 ○上下水道部長(水野 博君)(登壇)  天神水路マンボ整備につきましては、去る9月末に詳細設計を発注し、その中で、家屋の安全性が確保できるような施工方法の検討を進めており、また現地は公道に接しておらないことから、工事用道路や資材置き場等の確保について、現在検討を進めているところでございます。  整備においては、工事用道路の確保が重要であることから、詳細設計において複数のルート案を具体的に検討している最中でございますので、案がまとまり次第、地域の方々や関係者に説明会を行い、ご理解を得たいと考えており、この12月末に完済すべく、関係自治会の会長、役員さんと日時調整中でございます。  また、水路のルートについて、個人用地のどの部分を通過しているかを地権者の方々にお示しするため、用地測量も実施する予定でございます。  このような用地等の要件については、ぜひ地域の皆さんのご協力を得ながら、来年1月にはまとめたいと考えております。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  地域に住む人々と話し合いをしながら進めていただきたいと思います。  それでは、次に移りたいと思います。  次に、経済危機対策についてお尋ねいたします。  まず、亀山市の財政の現在の状況と今後の見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  浦野総務財政部長。 ○総務財政部長(浦野徳輝君)(登壇)  現在の財政状況と今後の見通しについてでございますが、現在の財政状況といたしましては、企業誘致効果などからピークとなる平成20年度の好調な市税収入も、昨年来の経済不況によりまして下降線となり、大きな変化の時期となってきております。今後は、その傾向が一層増すこととなり、少なくとも市税収入の落ち込み分の財源不足が見込まれますことから、厳しい財政運営が迫られることとなるものと考えております。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  次に、現在の亀山市の雇用状況についてお尋ねいたします。  雇用状況につきましては、先ほど前田議員のときにご答弁いただきましたので、亀山市の2階の働く人の窓口状況について、また訪問者数、相談内容はどういったものかを教えてください。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  産業・観光振興室に設置します働く人のための相談窓口に訪れる方でございますが、本年1月には29件、2月27件、これをピークとして、その後、減少しておりまして、直近では9月4件、10月3件、11月2件となっております。これらの相談者には、引き続き国や県の支援制度や相談窓口の紹介であるとか、ハローワーク求人情報の提供、住宅や生活に関する相談などを行っておるという状況でございます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  現在、亀山市が行っている支援はどのようなものがありますか。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  市としましては、国・県と連携しながら、雇用、生活を守るための市として実施すべき対策というところで、緊急雇用創出事業として11月末までに延べ34人、ふるさと雇用再生特別基金事業で3人の雇用を確保しておりますが、引き続き新年度からの新たな雇用の拡大に向け、準備を進めております。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  先ほど前田議員の質問のときに、高校生の新規学卒者の就職内定状況及び内定者のための対策というのがあったんですけれども、高校生の進学状況に変化があった記事がありましたので、ちょっと読みます。  高校教師らでつくる日本高等学校教職員組合が28道府県の403校を対象にアンケートを実施したところ、不況による就職難で、就職をあきらめて進学希望に変えた生徒がいると回答した高校が半数以上の219校を占めたことがわかった。これ何がおかしいか、皆さんわかりますか。今までは、進学をあきらめて就職するという方が多かったんですけれども、ことし、就職をあきらめて進学するという方がすごく多かったけれども、それでも403校中の219校、人数にしますと843人なんですけれども、現場の先生がおっしゃるには、現場の教師の声としては、経済的理由で就職希望だったが、求人がなかったために、学費を必死に工面して専門学校に希望を切りかえた。ことしは、就職活動が見通しが全く立たないため、来年以降の就職活動を目指し、専門学校などへの進学を考えているのではないかという声が多かったそうです。そういうふうな状況ですので、亀山市としても支援の方をお願いしたいと思います。  次に、生活保護についてご質問させていただきます。  今回、生活保護費のうち扶助費が1,550万円の補正が出ていました。これはどういう理由からでしょうか。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  生活保護費の増額補正の理由でございますが、当初、昨年度の決算見込みをもとに予算を計上しておりましたが、失業者の増加などにより、保護を受けられる方がふえたことによるものでございます。内訳につきましては、現在までの実績によりまして、医療扶助費については病気等により受診する方の減少が見込まれることから減額をいたしておりまして、一方で保護を受けられる方の増加により、生活扶助費や住宅費が不足することが見込まれますことから、今回1,550万円の増額補正予算を計上させていただいたところでございます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  続いて、生活保護相談窓口の状況をお尋ねいたします。  雇用状況は、4月を境に少しずつ新規求職申し込み件数の数が減り、有効求人倍率も最悪であった5月の0.2倍以降徐々に回復し、ことし10月には0.35倍まで回復しております。そのような状況の中で、生活保護相談窓口においてはどのような状況になっているでしょうか。申請者の数、また相談内容、傾向はどういったものか、年代はどのくらいの方が多いか。現在、亀山市における生活保護受給者の世帯数、費用についてもお尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  4月からこの11月までの生活保護の申請数は26件でございました。平成20年度は、年間で39件でございましたので、年間にするとほぼ同じ件数となっております。  相談者については、解雇に伴う方が48名、高齢者の方が13名、障害、傷病の方で24名、母子5名、その他13名の合計103名でございました。  相談者の年代別では、60歳代の高齢者が39名ということで多いですが、30代、40代の働き盛りが40名、また3名とは少ないんですけれども、20代の方の相談者もございました。  相談内容では、多くの方は病気や高齢、解雇によりまして、将来の生活に不安を覚えて相談や生活保護制度について知りたいということで見えております。  また、本年11月末の生活保護の状況でございます。129世帯154名でございまして、昨年度末、3月末でございますけど、116世帯139名でしたので、若干ですが13世帯15名増加をいたしております。  なお、11月分の扶助費、1ヵ月分の扶助費でございますけれども、約2,400万円でございました。こういった要因は、依然として雇用情勢が回復していないことによるものと思われます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  そのような傾向を踏まえ、今後の見通しと取り組みについてお尋ねいたします。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  今後の見通しと取り組みでございます。雇用情勢が回復するまで、しばらくは相談の増加傾向というのは続くものというふうに考えております。相談に来られた方には、生活保護制度をわかりよく説明させていただくとともに、住宅手当事業だとか、ハローワークを窓口とした就職安定資金融資制度や、県の生活福祉資金等を紹介いたしておりまして、これらの施策が利用できない方については保護の申請を行っていただいております。今後とも、産業建設部と情報交換、連携を図りながら、現在の情勢を踏まえて、従来にも増して十分な保護制度の運用に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  次に、高齢者、障害者の交通手段についてお尋ねいたします。  現在、高齢者、障害者の方々を支援する移動手段として、タクシー助成制度、あいあいへの無料送迎サービス、花しょうぶ号、そして高齢者、障害者だけでなくすべての人に利用できる自主運行バスがあります。それぞれ長所・短所があるものの、それぞれをうまく活用しながら移動してもらえるよう、無理なく一層の拡充と工夫をしていただきたいと思います。  さて、先日、議案質疑でタクシー助成について答弁をいただきましたので、そのほかの交通手段についてお尋ねいたします。  無料送迎サービス、花しょうぶ号、さわやか号を含む自主運行バスについて、簡単にご説明をお願いいたします。また、それぞれの利用率とコストはどのぐらいでしょうか。 ○議長(水野雪男君)  岡崎産業建設部長。 ○産業建設部長(岡崎賢一君)(登壇)  産業建設部の方から、自主運行バスと施設送迎バスと、それの利用状況、コストという点につきましてご答弁申し上げます。  市内の自主運行バスにつきましては、道路運行法の規定に基づき設置した亀山市地域公共交通会議で、平成19年5月に合意された地域生活交通の再編方針に基づき、利用実績や地域の実情を踏まえながら、効率的、効果的に移動困難者の日常生活における最低限の移動性を維持確保することを目的として運行しており、現在、市ではさわやか号などのコミュニティ系の路線6路線、それと廃止代替バス2路線の、計8路線の乗り合いバスを運行しております。  利用状況につきましては、主に高齢者を中心とした買い物や通院などでの利用や、高校生などの通学での利用が見られ、路線や時間帯によっては大変多くの方にご利用いただき、路線によっては1便当たり平均10人程度ご利用いただいております。時間帯によっては、座席に座り切れず、立ち乗りも見られるほどご好評をいただいております。しかし、一方では1便当たりの利用が平均3人程度の路線や、利用が極めて低調なバス停や便もございます。  また、事前予約制の施設送迎サービスにつきましては、野登・白川地区の自主運行バスの白川ルートで運行するジャンボタクシーの昼間帯の空き時間を活用し、さわやか号運行区域を除く市内全域を対象として、高齢者及び障害のある方を対象に3人以上のお仲間で、事前にご予約いただき、お近くの乗降場所から総合保健福祉センターまでの無料送迎を行うサービスでございます。現在、1日の運行回数が平均約1.6回と、1日に1往復あるかないかといった程度の利用となっており、利用のある地域には偏りがあり、主に特定の地区からの固定利用が利用の中心となっております。  また、市内運行自主バスと事前予約制施設送迎サービスの運行に係る費用につきましては、運行費用から料金収入及び県補助金を差し引いた市の負担額は、平成21年度実績で年間およそ8,000万円となっており、そのうち事前予約制施設送迎サービスの運行に係る費用は、年間およそ360万円となっております。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  花しょうぶ号、福祉移送サービス事業の概要でございますが、社会福祉協議会の方へ委託をして実施をいたしておりまして、在宅で寝たきりだとか、障害をお持ちのために公共交通機関が利用できない方が通院等に利用していただきます。利用いただきますのには、登録をいただいています。登録料が年間1,000円でございます。運行に際しましては、1回片道でございますが200円で、5キロを超えるごとに200円加算で利用をしていただいております。  現在、車両は3台ございまして、事前予約をいただきまして運行をしているところでございます。現在、登録者は99名でございまして、本年4月から9月、上半期の実績でございますけれども、延べで735件でございます。なお、社会福祉協議会への委託料につきましては、年間525万円でございます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)  医療の高度化により平均寿命が延び、世情の変化やさまざまな要因から少子化が進む中で、日本はかつてない高齢化を経験しております。総人口が減少する中で高齢化が進み、2055年には男性の平均寿命が83.67歳、女性は90を超え90.34歳となり、4人に1人が75歳以上になると予想されております。平均寿命が延びたからといって、体は年齢とともに衰えますから、今後一層病院や買い物に行くなどの移動手段のない高齢者、障害者の方、移動手段が必要となってくるでしょう。  そこで、亀山市としまして、今後の高齢者、障害者の方に対する交通手段のあり方についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(水野雪男君)  広森保健福祉部長。 ○保健福祉部長(広森 繁君)(登壇)  高齢社会におきます高齢者の交通手段につきましては、先ほども申し上げましたが、私どもはタクシー料金の助成事業というのもございますし、先ほどの花しょうぶ号、またバスによります地域生活交通といったものもございますので、これらをうまく使い分けをし、利用いただきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(水野雪男君)  豊田恵理議員。 ○1番(豊田恵理君)(登壇)
     確かに、最初にも申し上げましたように、四つの手段が今ございますけれども、一長一短ございます。先日教えてもらった情報の中で、東大オンデマンドバスというのがありまして、ちょっとお話をさせていただくんですけれども、まずデマンドバスというのは、会員登録をした利用者が事前に乗降地や時間を電話で予約すると、バスが希望の場所に希望の時間どおりに迎えに来てくれて、乗り合わせて目的地に運んでくれるというシステムです。亀山市では、あいあいへの無料送迎サービスを行うワゴンが、同じような例だと思います。しかしながら、この無料送迎サービスは3人以上集まってからでなければ使用ができないというデメリットがあります。  このデマンドバスは、数年前から実用化はされておりますが、予約を受け付けるオペレーターが必要なことや、相乗りによる寄り道などで到着時間がおくれるのではないかなどの不安要素があって、実際は特定の地域で行われているにすぎず、広がりを見せませんでした。しかし、東京大学大学院の新領域創生科学研究所が開発した東大オンデマンドバスは、車両はGPSの車載器を搭載しております。このバスは、オペレーター不要のシステム、到着時間を保障するスケジュール作成手法を開発いたしました。そのため、自動で予約を聞き取り、運行計画を自動計算して到着時間をうまく保障できるようにし、バスの位置を把握して、予約状況に合わせて効率のよいルートを運転手に自動的に指示することによって希望の時間どおりに目的地に着くことを可能にしました。  東大オンデマンドバスを利用するお客さんのメリットは、予約をすれば好きな時間を指定でき、希望の場所から好きなところに行けるというタクシー感覚で利用できることです。そして、運営する側のメリットは、利用者のいる地点を最短経路で結ぶため、バスを空のまま走らせる不経済をなくせること、どこで乗降してもよいことから、地域的な不公平がなくなることです。  一番課題となるコストの面につきましても、サーバー共有形式を採用しておりますので、システム導入費用やシステム更新費用、サーバーメンテナンス費用が必要ないため、このシステムを導入するのに実際かかる費用は二つありまして、ホームページによりますと、月々のサーバー運営費が大体6から7万円、車載器、場所を指すGPSでしょうか、そのレンタル料が大体1万から2万円だけ。もちろんバスの運行経費はかかりますが、オンデマンドですから、必要最小限の運行になり、大幅な経費削減になるのではないかと思いますし、同時に無駄な運行を省くため、CO2の削減にもなります。  まだこれはホームページで見ただけですので、実際にはどうかというとちょっとわかりにくいところもあるんですが、実は最近、新聞の方でも掲載されておりました。実際、先月から度会郡玉城町で町が運営する定期定路線の福祉バスでは行き届かない地域をカバーするため、元気バスという名称で、この東大オンデマンドバスを無料でコミュニティバスと並行して、試験導入が行われております。町民の65歳以上、または障害を持つ方が対象で、車両は公用車である8人乗りのワゴンが1台、また緊急雇用創出事業として、運転手及び予約オペレーターを各1名ずつ雇用しております。開発した東京大学大学院の教授は、人口の増加を見込め、比較的規模の小さなまちほど成功する可能性が高いとコメントしております。亀山市も、今後必ず迎える高齢化社会に向けて検討されてはどうかと思います。私も、高齢者、障害者の方の移動手段として、多くの亀山市民の方に便利な移動手段となるよう、今後調査をしていきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(水野雪男君)  1番 豊田恵理議員の質問は終わりました。  以上で、予定しておりました議員の質問は終了いたしました。  これより、一般質問に対する関連質問に入ります。  通告に従い、発言を許します。  22番 森 淳之祐議員。 ○22番(森 淳之祐君)(登壇)  大変お疲れでございますが、四、五分時間をいただきまして、関連質問をお願いしたいと思います。  昨日、当会派の前田議員から、校庭の芝生化について質問がございました。この事業効果につきましては、十分に前田議員が皆さんにお訴えをいたしましたので、十分理解をいただいたものと思っております。  そこで、水野次長のご答弁の中で、東幼稚園の改築後に芝生化をするということでございました。まだまだ2年先であるということであります。その一方、小学校からも1校手を挙げられているということもお聞きしたわけでありますが、教育委員会として、この1校に対して、新年度に向けて予算要求をする用意があるのか、予算要求をするのかどうか、ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  22番 森 淳之祐議員の質問に対する答弁を求めます。  水野教育次長。 ○教育次長(水野義弘君)(登壇)  昨日の前田議員のご質問にもご答弁させていただきましたが、小学校1校から校庭の芝生化の要望をいただいておりますので、主要事業として検討中でございます。 ○議長(水野雪男君)  森 淳之祐議員。 ○22番(森 淳之祐君)(登壇)  検討というのは、櫻井清蔵議員の質問にもありましたけれども、検討というのはするのかせんのか、イエスかノーかということなんです。いや、する用意がありません、それともする用意があります、この二つの一つ答えてもらわんと、検討するというと、もうあと質問がないわけです。再度お願いします。 ○議長(水野雪男君)  伊東教育長。 ○教育長(伊東靖男君)(登壇)  小学校の校庭の芝生化の件でございますが、主要事業で認められたら予算要求をさせていただきます。 ○議長(水野雪男君)  森 淳之祐議員。 ○22番(森 淳之祐君)(登壇)  というご答弁でございますが、行政側として、この新年度内に芝生化すべく予算要求が教育委員会からなされた場合に、これを予算化する用意があるのか、市長または財政当局にお尋ねをしたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  櫻井市長。 ○市長(櫻井義之君)(登壇)  森議員のご質問にお答えいたします。  きのうも議員にお答えさせていただきました、この芝生化につきましては、亀山市で本当は三重県の真っ先に先頭を切りたいという思いでマニフェストに書き込ませていただきました。桑名市が先行いたしておりますけれども、現在、庁内でさまざまな議論を重ねております。これは、第1次実施計画の見直しやスクラップも視野に入れて、施策一つ一つを今新年度の予算編成や第2次実施計画に落とし込むと。マニフェストはやっぱり第2次実施計画に落とし込むという意味で、今教育委員会と市長部局とさまざまな議論をいたしておるところでございまして、ただ現時点では具体的にこれをお示しできる状況にはございませんので、ご了承を賜りたいと存じます。しかし、芝生化の推進につきましては、昨日ご答弁をさせていただいた、基本的な姿勢で臨んでまいりたいと思います。 ○議長(水野雪男君)  森 淳之祐議員。 ○22番(森 淳之祐君)(登壇)  関連質問は3回しか許されておりませんので、あとは委員会にお任せをしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(水野雪男君)  22番 森 淳之祐議員の質問は終わりました。  以上で、関連質問を終わります。  以上で、日程第1に掲げた市政に関する一般質問を終結いたします。  次にお諮りいたします。  明11日から16日までの6日間は、各常任委員会における付託議案の審査のため休会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(水野雪男君)  ご異議なしと認めます。  したがって、明11日から16日までの6日間は休会することに決しました。  続いてお諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめたいと思います。  これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(水野雪男君)  ご異議なしと認めます。  休会明けの17日は午後2時から会議を開き、付託議案の審議を行います。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。 (午後 6時23分 散会)...